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イスラエルとハマスの戦争について

こんばんは、アロンです。
皆さんご存知の通り、ウクライナ戦争に続きイスラエルでもハマスの攻撃をきっかけに戦争が始まってしまいました。
これはウクライナ戦争についての記事にも書いた通り、どちらかが悪いという単純な話ではありません。

確かに最初に手を出したハマスの行っていることはとても許し難いことです。しかし、そもそもハマスがイスラエルのネタニヤフ政権によってあそこまで追い詰められなかったらこんなことにはならなかったでしょう。
なんだか某人気漫画のような話ですが…。
歴史に"if"はありませんが、戦争が起きた歴史的経緯を知ることはとても重要なことだと思います。

現在のパレスチナとは、ガザ地区とヨルダン川西岸地区という二つの小さな自治区のことを指しています。しかし、昔はもっと広かったのです。
そこに無理矢理入植してきたのがユダヤ人、特にその中でも「シオニスト」と呼ばれる人たちでした。

彼らの言い分では、カナンの地(現パレスチナ)はユダヤ人の祖であるアブラハムが神様から与えられた土地であるため、ユダヤ人にはカナンの地に自分たちの国を作る権利があると主張しています。

歴史上、ヨーロッパ人などから迫害を受けてきてユダヤ人は、必死で生きる術を模索し、知恵と富を蓄えてきました。
彼らはかつてローマ帝国に滅ぼされたユダヤの国を再び"約束の地"カナンに建てることで、かつての平穏を取り戻そうと考えていました。
神から選ばれたという彼らの選民思想と歴史を通して味わってきた恐怖と苦痛が、彼らをここまで連れてきたのです。

1948年にユダヤ人はイスラエルを建国しましたが、その地にはすでにパレスチナ人たちが暮らしていました。

というよりも、かつてユダヤ人が古代イスラエル王国を建国する以前から、パレスチナ人の祖先であるカナン人たちはそこで暮らしていました。ユダヤ人を率いていたヨシュアは、カナン人たちを虐殺し、そこに無理矢理自分たちの国を建てたのです。
全ては、アブラハムの時代に神から与えられた地を自分たちが手にするためです。

宗教は時に人々を狂気に駆り立てます。自分たちの信仰を守るため、異教を信じる人々を敵と見なして殺す。そしてそれは神から与えられた使命だと豪語する。

私からしてみれば、キリスト教やユダヤ教といった一神教は、元々古代の人々が崇拝していた自然信仰を潰してその上に無理矢理築き上げた、権力者が人々を支配するためのツールでしかないと考えています。

この世界には確かに神様がいると思いますが、神様は人間に異教徒を殺すように命じないし、ましてや死んだ人間の魂を天国行きか地獄行きか裁く存在でもないと思います。

神とはこの宇宙の法則そのもの、肉体を持たない高次の存在であり、私たち人間の想像を遥かに超えたこの宇宙の創造主だと私は考えています。
過去の神話が語るゼウスやポセイドン、オーディン、イザナギ、イザナミといった存在は、あくまで人間が考えた想像の産物であり、真の意味での神ではない。

話を戦争に戻しますが、今回のイスラエルでの戦争は、決してユダヤ人やパレスチナ人が悪いわけではなく、ネタニヤフ政権内の一部のシオニスト、そしてパレスチナ自治区内のテロ組織ハマスによる争いが原因です。

前述したように、どちらかが悪いという議論をしていては戦争の本質は掴めません。
宗教や神話を強く信じる信仰心が、今回の争いを招いたと言えます。

イスラエルのネタニヤフ政権の真の目的は、パレスチナを完全に消滅させて、イスラエルの領土をかつての古代イスラエルがあった範囲まで再び広げることです。

神を信じる信仰心が争いを招き、宗教に疎い日本が平和な社会を保っているとは、皮肉としか言いようがないですね。

ですが、私たち人間が元々持っていた信仰とは、日本の神道のような自然信仰だったと私は思います。地球(ガイア)を愛し、地母神を信仰することで自然の恵みに感謝する。
地母神とは一神教のような最高神ではなく、自然界の至る所にいたあらゆる神の一部でしかないのです。

今の世界には、あまりにも一神教が蔓延り過ぎていて、本来の信仰が失われつつあります。
それが争いにつながっているという…。

私たちは自然の一部であり、同じ地球人であるということを思い出すことができれば、きっと世界から争いは無くなります。

しかしそう簡単にはいかないですよね。イスラエルのバックにはアメリカ、もっと言えば"影の政府"が存在します。
「戦争屋」である彼らを潰さない限り、世界に平和は訪れません。

もっとも、今ロシアはウクライナのことで手一杯。アメリカももはや自ら戦場で血を流す気は全くなく、戦地に武器を送ることで戦争を長引かせることしか考えていないため、今回の戦争がこれ以上周辺国に飛び火しない限り、第三次世界大戦というような事態にはならないと思いますが…。

アメリカや彼らに従う日本、そしてイギリスなどの西側勢力は、戦争の長期化によって世界に混乱をもたらすことしか考えていませんが、ロシアや中国、イラン、トルコなどの東側勢力は、話し合いによって平和的に戦争を終わらせる方法を模索しています。
私たちは普段、西側陣営の流すメディアの報道しか目にしないためそのことに気づいていませんが、本当に世界に戦争をもたらしているのは、ウクライナに攻め込んだロシアではなく、アメリカの影の政府を中核とする西側諸国であることにいい加減気づかなければいけません。

アメリカが今までに世界にもたらしたのは民主主義や世界平和ではなく、戦争と武器と説教のみです。
最近ではそのことに気づき始め、アメリカ陣営を離れてロシア側につく国が増えています。アメリカの同盟国サウジアラビアもそのうちの一つです。

では日本はどちら側につくか?
日本は9割の石油を中東から仕入れています。中東で戦争が起き、ホルムズ海峡が封鎖されれば日本は石油を輸入できなくなります。
そんな日本がアメリカに固執し、中東を敵に回すことがどれだけ愚かなことか皆さんにも分かるはずです。

中東には親日国がたくさんあります。アラブ人やイスラム教と聞くと怖いイメージを抱く人もいると思いますが、かつてアメリカに敗北し、アメリカによる支配を経験した日本に対し、共感を抱く国が中東にはたくさんあります。彼らは発展した文化を持ち、宗教に対して寛容な国である日本に憧れさえ抱いているんです。

現在の岸田政権は、そんな中東の国々を敵に回し、アメリカにべったりな政策ばかり行なっています。

このまま戦争屋の言うことに従い続けるか、それともロシアや中東の国々と手を取り合い、平和な世界を目指すか。

今の時代を作れるのは今を生きている人間だけです。今を生きる私たちの選択が、この先の未来を決めるのです。

ここまで読んでいただきありがとうございました。皆んなで一緒に明るい未来を作っていきましょう!

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