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我闘雲舞のプロレス


女子プロレスに出会った高校生めいは、母を泣かせながらも上京してプロレスラーへの道を選びました。
2018年 我闘雲舞に入団

「私が我闘雲舞にいる意味」
先日、その証明のような試合を得たので、
ここにnoteしたいと思います。


サムネイルにある画像が今回の試合
ベストブローズとCDK
4人のお話はデビューして2年が経った頃まで遡ります。

2020年は世界中がパンデミック。我闘雲舞はチョコレートプロレスを旗揚げしました。チョコプロを(願わくば)永続的に動かし続ける事が可能なのは、事務所から徒歩圏内に住む3人しか居なかった。ので、必然的にインドから来たプロレスラー アッキと仲良くなって、ボスであるさくらさんと沢山話すようになった。

この頃イギリス出身のレスラー、クリスとは仲が悪かった。”犬猿の仲” 試合は勿論、控え室でも言い合いが絶えなかった。周りの選手はまたやってるよ。と笑っていたが、関係ない。21歳のメイは視野が狭く馬鹿であったけども、ど正論揚げ足を取ってくるクリスに本当ムカついていた。
その頃高梨さんは膝の怪我で欠場期間だった。
高梨将弘
私にとって憧れの存在
といっても、”〜のようになりたい”では無く、木の幹みたくずっしり。日を重ねるにつれてどんどん心に刺さるような人。


闇雲に進みながらも充実したプロレスを続ける中、何かがずっと足りなかった。お客さんと会えない世界やお金でもない(チョコプロは世界に広がったからそこは強味ですらある)。
アッキと一致した答えは 高梨さんが居ないから寂しい だ。

チョコプロへは実況カメラをしに来て下さってた事もあり、実質寂しくはないのだけど、試合で会いたい。高梨さんから自分達のプロレスについて語る事が減ったのも、寂しかった。
手応えの有無関係なく、試合後はアドバイスやフィードバックを仰ぎたくなるもの。勿論反省点が多い事は承知だから緊張はするのだけど…。

高梨さんが復帰するまでの時期、聞いた言葉第一位は
「今日も流石だね、何も言うことないよ」

自分だけじゃなくてアッキにも
そしてベストブローズに対してもだった
この言葉を受けたら、試合に対して向き合わざるを得ない。チョコプロが旗揚げされてから半年後「高梨さんにアドバイスを貰えなくなったら私達は終わりだ」がベストブローズの口癖になった。

そうこうしているうちに、ベストブローズはアジアドリームタッグ王者になった。我闘雲舞オリジナル リセット(さくらえみ、米山香織)からベルトを奪ったのです。
この試合も実況は高梨さんでしたね。


7ヶ月後 2021年7月13日
高梨さんが復帰されました

おかえりなさいの嬉しさ
独特の緊張感に背筋を正す日常が戻ってきました
この日を境にプロレスで見えるモノの明度が上がった気がします。
この頃クリスとは相変わらずのあいいれなさ。
そして大きな変化、CDKがチョコプロに参戦し始めます。ずっと一緒にいたけどようやく。

さくらさんが海外へ拠点を移した事で変わった事もあります。我闘雲舞での役割も大きくなってきた私は、(語弊が生まれることは避けられないのですが) 高梨さんと沢山話すようになりました。尊敬しているからこそ?怖さがあったのですが、遂に姪っ子さんの話までするようになりました。高梨さんの笑顔を見ることが増え、同時にクリスとも会話が増え。考え方を尊敬するようになりました(ちょびっと)。これもとても大きな変化です。

2021年12月31日 アジアドリームタッグ選手権試合
ベストブローズvsCDK
結果はドロー ベルトは王者私達の元へ


その2ヶ月後
アジアドリームタッグのベルトを1年以上保持していたベストブローズはCDKにベルトを奪取されました。


これは2022年までのお話
#BestBrosvsCDK


第10代アジアドリームタッグ 
CDK 王座返上
第11代アジアドリームタッグ
シン・ドラゴン 王座返上
第12代アジアドリームタッグ王座決定戦
ベストブローズvsよねやまどか

第12代アジアドリームタッグ
ベストブローズ

アジアドリームのベルトだけについて書き留めたくなるけども、余りにも沢山の選手の想いが巡ってるから、またの機械に。


“RIVALS” ライバルズと名が打たれた興行
2023年11月20日
ベストブローズvsCDK 3度目の戦いです


今回の戦いもベストブローズからCDKを指名した。ベルトを返上して負けてない王者への指名。ライバルと総決算するつもりだ!
アッキも同じ気持ちだったはず

ベストブローズについては特に触れず書き留めていたけども、そもそもなんでアッキとベストブローズなのか。
納得する理由は多過ぎてわからない。ベストブローズの名前も、チョコプロのファン、チョコミント達が呼び始めて自然と刷り込まれていたもの。

悔しくて考え込む試合をした時、アッキは良かったけど、自分がダメだったと反省してたら、「そんなこと言わないでよ。シングルだったら自分自身メイが悪いけど、今日はタッグでしょ。それは2人、Bestbrosの問題だよ」と言ってくれ、雪の日は一緒に雪だるまを作ってくれてる、そんなタッグパートナー。
ベストなブロー 最高なダチ、兄妹 
これが全てを表しているから気に入ってる。

クリスはずっと喧嘩をしながらも、尊敬している。クリエイティブで面倒見もよくて。たまに面倒くさいけども人柄もよくって。なんでクリスのこと嫌いだけど好きと感じるのか謎だった。けど、アッキの言葉が正にその通りでした。



3度目であり、同じ4人が集まったこの試合

なのに、特別に高梨さんを意識していた。
憧れの存在で、プロレスの幹。
それは私の6年のキャリア上変化のない事。
我闘雲舞のリングで戦う事が初めてだから、特別だと感じたのかも知れない。
勝手ながら“師”と仰ぐ高梨さんと、戦える事が単純に嬉しかったんだと思う。高梨さんがワクワクしてるのも感じて、更にテンションが上がってた。そして、この数年で成長した姿を見て欲しかったんだと思う。もう背伸びして戦ってたメイとは違うから。


こんな気持ちを抱えていた試合。
実際の内容は見て欲しいなあと思います。
終わった今だからこそ、我闘雲舞の最高傑作と評価されて照れる余裕があります。


一生続くんじゃないのかとさえ思った試合は
勝ちました。

ただ、勝っても何もわからなくて
バックステージへ続く東側の扉を開けたCDKと目が合わせくた時にようやく、総決算なんて言葉は間違ってたと思った。こんなしんどいのに、また戦えればなと思う。ライバルとしてまた始まっちゃった気がした。どうしてもこの4人が好きなんだなぁ。

高梨さんの上で3カウントを聞いた時も、とにかく身体中が辛くて脱力して何もわからなかったけど。あれは高梨vsメイが始まるきっかけであると、私は思っています。

憎しみ合いも嫌悪も戦いの武器になるけども、好きだからこそ戦えるプロレスは、豊かだと思う。尊敬してる選手、好きな選手、これから好きになる選手。嫌いでも良いところはある選手。なんか良い選手。好きを何倍にも大きくした武器を持って戦いたいなと改めて思いました。この試合のお陰です。


いつかアッキの故郷、クリスの故郷でも。
RIVALS  やれたらいいな

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