めぐる、

◆(株)あわわ 発行『素顔のとくしま、紡ぐ物語 めぐる、』 徳島の普遍的価値を見直し、…

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◆(株)あわわ 発行『素顔のとくしま、紡ぐ物語 めぐる、』 徳島の普遍的価値を見直し、磨き上げていく事業です。徳島でめぐりめぐって受け継がれてきたモノ・コト、その背景にいる人々の物語をつづります。 本の購入はこちら▼▽ https://meguru2020.thebase.in/

マガジン

  • めぐる、3号/「紙で伝える」からのこぼれ話

    何かを表現したり伝える手段はたくさんある。メールやSNS、映像や音声でも伝えられる便利な世の中だ。けれども、あえて紙で伝えることにこだわる人々がいる。彼らが「紙」を選ぶ理由は、何だろう。

  • めぐる、2号/「旅を感じる時間」からのこぼれ話

    本誌では伝えきれなかったこぼれ話をまとめています。 きっかけは人に聞いた旅話や外国の音楽だったり。 見慣れた景色にもいつもと違う表情をみつけて胸が高鳴ったり。 心が解放される旅への誘いは日常の中にもみつけられるはず。

  • めぐる、5号/「商いは飽きない」からのこぼれ話

    いい店は長く続いている。移り変わる時代の波にのまれず、しなやかに乗り越えてきた。その歴史は、ずっとお客さんに求められてきたという証でもある。色褪せない商品の魅力と進化するサービスが共存する店には心から商いを楽しむ商人たちの姿があった。

  • めぐる、4号/「おもてなしの舞台裏」からのこぼれ話

    出かけた先で心を尽くしたサービスや細やかな気配りに出会うと感心させられることがある。また、行き届いた手入れがされていたり温かな交流がある“場”そのものに「おもてなしの心」を感じることも。そこには、もてなしてくれる”誰か”の存在が必ずある。幸せな気分を運んできてくれる「おもてなし」の舞台裏をのぞいてみよう。

  • めぐる、創刊号/「喫茶店は好きですか?」からのこぼれ話

    徳島にはいい喫茶店がいくつもある。街の中でひっそりと佇む店のドアを開け、一歩踏み入れた先には外とは違う時間が流れている。いつものお気に入りの店に通いつめる人、友人とおしゃべりしたくて来た人、一人で本を読んだり仕事をするために訪れる人など、喫茶店に足を運ぶ理由はさまざま。あなたは、喫茶店が好きですか?

最近の記事

めぐる、2023年夏号/『アワシャンティ』のこぼれ話

めぐる、17号「食」に生きて 『アワシャンティ』。 土成町でインドカレーの店を営むシェフの有吉さん。 店舗をオープンされたのは2020年4月ですが、ずっと前から食関連のイベントでカレーを販売する姿を時々お見かけしていました。 そのころから変わらないのは、何度も食べたくなるカレーのおいしさ。 有吉さんはインド料理研究家に学び、埼玉県でインドカレー店をオープン。 店は大変にぎわい、従業員も増えたそう。シェフというより経営者という立場で店に立っていたといいます。 その後、東日

    • めぐる、2023年夏号ができました!

      徳島の素顔を紡ぐものがたり、「めぐる、」。 めぐる、17号の特集 「食」に生きて は、料理人に焦点を当てました。 価格高騰や気候変動など、「食」をまつわる環境は目まぐるしく変化する今。 料理人だからこそ語れることがあるのではないか、と考えて企画しました。 「料理人」は食材と人との橋渡し役も担っていると思います。 彼らの作るものにはそれぞれの哲学を感じます。 食材選びのこと、この土地で表現するということ、そして未来のこと。 「おいしさ」に込めた料理人の想いをお聞きしました

      • めぐる、16号のこぼれ話と新刊のお知らせ

        めぐる、16号「食卓を支えるもの」こぼれ話幻の果実・ゆこう果汁『阪東食品』 上勝町で多く栽培されている「ゆこう」はご存じですか? ゆずとだいだいが自然勾配した果実で、まろやかな酸味とほんのりした甘味で知られています。 徳島といえばすだちが有名ですが、上勝町では多くの家々でゆこうが栽培されていて、秋になると収穫して果汁を搾取します。 果汁はかきまぜ(ちらし寿司)や酢の物、ぽん酢などに重宝されています。 株式会社阪東食品ではすだち、ゆずに加えてゆこうの果汁も販売。約6

        • めぐる、16号/食卓を支えるもの「オサメソース」のこぼれ話

          オサメソースは、 徳島のお好み焼きの味も支えていた! かつて徳島市城南町で作られていた『ヒトミソース』をご存知ですか? 徳島県内の多くのお好み焼き店が『ヒトミソース』を利用していました。 けれども生産者が高齢となり、後継者がいなくて廃業することとなってしまいました。 そして、多くのお好み焼き店が「ソースが変わると味が変わってしまう」という大きな問題に直面。 たくさんの店主から相談を受けた問屋から「この味を受け継いでくれないか」と、オサメソースの吉崎社長に相談がありま

        めぐる、2023年夏号/『アワシャンティ』のこぼれ話

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        • めぐる、3号/「紙で伝える」からのこぼれ話
          15本
        • めぐる、2号/「旅を感じる時間」からのこぼれ話
          5本
        • めぐる、5号/「商いは飽きない」からのこぼれ話
          2本
        • めぐる、4号/「おもてなしの舞台裏」からのこぼれ話
          6本
        • めぐる、創刊号/「喫茶店は好きですか?」からのこぼれ話
          5本

        記事

          めぐる、15号/徳島に住む理由「阿南きらめき商店街」のこぼれ話

          「住む街が好きな理由を知りたい、伝えたい」 阿南きらめき商店街 @anan_kirameki 片山美幸さん 「阿南きらめき商店街」は実在する商店街ではありません。 阿南市富岡町生まれの富岡町育ちで、“マダムミー”の愛称で親しまれる片山美幸さんは、昨秋、地元の魅力を伝えるインスタグラムを開設しました。 そして、投稿するための取材を通して街の人たちとの交流を深めながら、町の情報を発信しています。 いわばその小さなプロジェクト名が「阿南きらめき商店街」。 印象的だったのは、

          めぐる、15号/徳島に住む理由「阿南きらめき商店街」のこぼれ話

          めぐる、15号/徳島に住む理由「神山まるごと高専」のこぼれ話

          「ひとがひとを呼ぶ 好循環が続く町」 神山町 4月には神山まるごと高専が開校。 全国からさまざまな人が移り住み、魅力的な会社や店が増えるなど、話題に事欠かない神山町。 過疎化しつつあった里山が今日に至るまで、その変遷を辿ってみることに。 まず創生戦略「まちを将来世代につなぐプロジェクト」を策定・実行する『神山つなぐ公社』を訪ねてみました。 そこから数珠繋ぎでたくさんの方に出会い、神山町で長く”ひとがひとを呼ぶ好循環”が続く理由を、ほんの少し垣間見ることができたように思

          めぐる、15号/徳島に住む理由「神山まるごと高専」のこぼれ話

          めぐる、16号/食卓を支えるもの「真鍋本家」のこぼれ話

          めぐる、16号「食卓を支えるもの」 醤(ひしお)とは、しょうゆを搾った後の大豆のこと。 徳島県西部では”しょいのみ”と呼ばれ、昔から食卓には欠かせない食品だそうです。 もともとは食糧難の時代に食べ始めたそうで、池田町にある『真鍋本家』で販売する[もろみの素]を使うと、家庭でも簡単に醤を作ることができます。 塩水とみりんを混ぜた液にもろみの素を浸して、1日1回かき混ぜる。夏季は1週間、冬季は2週間で食べられるそうです。 卵かけご飯に加えると至福のおいしさ…! 『真鍋

          めぐる、16号/食卓を支えるもの「真鍋本家」のこぼれ話

          めぐる、16号/食卓を支えるもの「株式会社貴彩」のこぼれ話

          県外から来た人に「徳島で刺身に添えられている若布を食べて、そのおいしさに驚いた」と言われたことがあります。しかも複数人から。 塩蔵わかめ・干わかめは徳島が誇る加工食品。 代表的な生産地は鳴門です。 特に吉野川河口の里浦地区は豊かな栄養塩に恵まれ、最上級の味を誇るわかめを育ててきました。 里浦わかめを生産する『株式会社貴彩』では、2月末から4月にかけて収穫する。 「僕はこの味が当たり前で育ったので、里浦のわかめの価値が分からなかったんです」と話すのは、常務の福山さん。 昔

          めぐる、16号/食卓を支えるもの「株式会社貴彩」のこぼれ話

          めぐる、16号/食卓を支えるもの「大野海苔」のこぼれ話

          徳島の人に「いつも食卓にあったものといえば?」と聞くと一番に名前が挙がりそうなのが大野海苔。 パリッとした食感とやわらかな口どけは唯一無二。 ご飯が進むピリッとしたお味も魅力です。 徳島土産として、県外の人にも喜ばれる品です。 マル一大野海苔株式会社が設立したのは1970年。 その歴史はさらに古く、海苔の養殖から始まっています。 味付のりをつくるために、調味液を工夫したりと何度も改良を重ねた末に、有明海付近でとれる海苔が理想とする食感に近いことを発見したといいます。 今

          めぐる、16号/食卓を支えるもの「大野海苔」のこぼれ話

          めぐる、16号の特集は「食卓を支えるもの」です。

          しょうゆやソースなどの調味料、おかずみそや漬物などの加工食品など、キッチンのどこかに必ずある食卓を支える名脇役たち。 何気なく、毎日のように口にするそれらの食品は、どのようにつくられているのだろう? 製造現場に伺い、昭和から令和に至る食生活の変化を経て、変わったこと・変わらないことなどをお尋ねしました。 そこには、食に向き合い努力を続ける作り手の姿がありました。 徳島の食卓を思い浮かべながらご覧ください。 県内書店・コンビニ、一部ショップで好評発売中です。 めぐる

          めぐる、16号の特集は「食卓を支えるもの」です。

          めぐる、15号/徳島に住む理由「ほたる村CAMP FIELD」のこぼれ話

          「日和佐で実現した キャンプ場経営の夢」 ほたる村CAMP FIELD @hotarumura_campfield なんにもないけど、なんでもある。 自然豊かな日和佐の山間部にオープンした「ほたる村CAMP FIELD」は、不思議な縁によって東京から移住してきた清水伸彦さん・由梨さん夫妻が受け継いだキャンプ場です。 「僕たちは移住というより、引越しという感覚が強い」という清水さんご夫妻。 どのような縁があって、日和佐でキャンプ場を営むようになったのでしょう。 詳しくは、

          めぐる、15号/徳島に住む理由「ほたる村CAMP FIELD」のこぼれ話

          【めぐる、な出会い 数珠繋ぎ】めぐる、5号/商いは、飽きない「肉の北海」さん

          15号「徳島に住む理由」で、徳島から北海道に移住した人々の話をご紹介しました。 5号「商いは、飽きない」で紹介した石井町の精肉店『肉の北海』さんの店名も、実は北海道の移住に少し関係しているんです。 北海さんの創業者は、一度北海道に移住をしていました。 けれども北の大地の厳しい寒さが合わず、徳島に戻ってこられたのだそう。 それがきっかけで親戚の人々から「北海さん」と呼ばれるようになり、それが店名となったのだとか。 足繁く牧場に足を運び、確かな目利きで良質な肉を仕入れ販売して

          【めぐる、な出会い 数珠繋ぎ】めぐる、5号/商いは、飽きない「肉の北海」さん

          めぐる、15号/徳島に住む理由「阿波國と呼ばれた北海道の地」のこぼれ話

          「阿波國」と呼ばれた北海道の地 徳島から遠く離れた北海道に、かつて「阿波國」と呼ばれた地名があったのはご存じですか? 「阿波國」に暮らしていたのは、明治時代に徳島から移住した人々。 その移民者の多くは、藍作が盛んだった吉野川流域出身だったといいます。 明治25年の新聞には、当時の知事が掲げた「徳島県民20万人を移住させる計画案」が掲載されていました。 当時の徳島県の人口が約70万人、その1/3に近い膨大な人数を移住させようとした背景には、基幹産業であった藍業の衰退による徳

          めぐる、15号/徳島に住む理由「阿波國と呼ばれた北海道の地」のこぼれ話

          めぐる、15号/徳島に住む理由「CAP’TAIN」のこぼれ話

          ー徳島で店を営む理由ー 合気柔術で徳島に住んで15年 「もう住んでしまえ」って。 CAP’TAIN / ゴーラン・オリビエ・ポールさん 美馬市脇町にあるそば粉ガレット専門店『CAP’TAIN 』。 フランス・ブルターニュ地方の郷土料理であるそば粉のガレットをメインに、地産地消にこだわった多彩な料理を提供しています。 このお店を営むオリビエさんはフランス人。 幼いころから武道に興味があり、料理人として東京で腕を磨く傍ら、合気道に励んでいました。 脇町に来たきっかけも、学び

          めぐる、15号/徳島に住む理由「CAP’TAIN」のこぼれ話

          めぐる、15号/徳島に住む理由「moku moku note bakery & cafe」のこぼれ話

          ー徳島で店を営む理由ー 県外のみならず海外から移り住み、徳島で個性豊かな店を営む人々。 この場所で商いを始めた理由を聞いてみました。 -・-・- 自然に囲まれてパン屋さんをすることが 長年の夢だったんです 美馬市美郷の急峻な山肌にある薪窯パン工房兼カフェ『moku moku note bakery & cafe』。 吉野秀さん・真理子さん @mokumokunote この店を営む吉野さんご夫婦は、それぞれ愛知県と京都府出身。 若いころは詩人を目指していたという

          めぐる、15号/徳島に住む理由「moku moku note bakery & cafe」のこぼれ話

          めぐる、15号/徳島に住む理由「漁師町・美波町伊座利」のこぼれ話

          「漁師になると決めたから」 三方を山で囲まれ、人口が100人に満たない小さな漁師町・美波町伊座利。 2006年に伊座利に転居した佐藤俊伸さんは、大阪での会社勤めを辞めてこの地で漁師となりました。 大阪での忙しい会社員生活に疑問を抱いていた俊伸さんは、奥さんの香織さんを連れて初めて伊座利を訪れます。 「ドライブしてバーベキューをしよう」と誘われた香織さんを待ち受けていたのは…? 幾多の苦労を経て、漁師として生計を立てる佐藤さんご夫婦。 朗らかな笑顔で網の手入れをして

          めぐる、15号/徳島に住む理由「漁師町・美波町伊座利」のこぼれ話