『HSPに向いているお仕事』で仕事を選ぶのは危険
こんにちは、砂月めぐるです。
今回は、HSPのお仕事や働き方ついて、私なりの考えをお話しようと思います。
というのも、よくテレビやYouTubeなどで「HSPの人は感覚が鋭く繊細なので、芸術に関連したお仕事が向いています」と言われています。
でも、実際に小説家としてデビューして失敗した身としては、こんなこと言ってる人ははっきり言って悪魔だなと思っています。
「どういうことか気になる」
「今まさに仕事を探している」
という方は、ぜひ最後までご覧ください。
HSPの特性とは
まず、HSPは感性が豊かで、周りの人をよく見て先回りができます。
だからHSPは豊かな感性を活かせる職業、芸術家やデザイナー、クリエーターで活躍できるとよく言われています。
しかし、それは罠です。
小説家時代の地獄
前提として、芸術家やデザイナーになれる人はごく僅かです。
私は以前、商業小説家としてデビューした経験があります。
実際に本屋さんの棚に自分の本が並んでいたのを見た時、すごくうれしかったのを今でも覚えています。
しかし、小説はまったく売れず。
本屋さんから撤去され、私の本は山ほど出版社に返されてしまいました。
言うまでもなく、続編の話は白紙。
担当編集は逃げ、出版社からは見放され、私の商業小説家としての生命は絶たれました。
感性を活かせる仕事というものは、それだけでは食べていけない世界なのです。
HSPじゃない人の方がはるかに活躍できる
今の時代、感性を前面に出した芸術はよほどの天才でなければ売れません。
なんなら、流行や売れ筋を研究し、キャラクターやストーリーを計算して作り出す人の作品の方が話題になったりアニメ化したりしていることの方が多かったりします。
最近流行りのスパイファミリーという作品は、まさに作者の人が物凄くニーズを研究して生み出されたものらしく、作者自身はまったく愛着がないと言って炎上したりしたこともあります。
芸術やエンタメというのは、そういう世界なのです。
HSPはこの地獄に耐えられるのか
HSPは繊細な人です。
担当さんに「この作品はつまらない」とダメ出しされる度にショックを受けて、精神的にどんどんすり減っていきます。
がんばって作った作品が、周りから興味を持ってもらえず、後から出てきた作品が褒めちぎられる。
想像するだけでキツいですよね。
実際にキツかったです。
noteを毎日更新している今の方が、はるかに楽しいです。
本当にやりたいことならまだしも、そうでないのなら死にたくなるほどしんどいです。
だから私は、感性を活かせるからという理由だけで仕事を選ぶのはオススメしません。
今回のまとめ
HSPだからと言って、芸術的な分野などで必ず活躍できるわけではない
HSPの適性で仕事を選ぶのは失敗する可能性大
厳しい現実はHSPに大ダメージを与える
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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