目黒区 データ活用チームの武山です。
コロナ禍以降のテレワーク全盛時代において、欠かすことができないのがチャットツール。目黒区でも職員間のチャットツールを活用しています。
ただ、文章のみのコミュニケーションとなるため、発信者が意図しない受け取られ方をするといった状況が発生しがちなのも事実です。特に上司や部下、先輩と後輩といった関係性であればなおさらです。
そういった中、世の中では「マルハラ」なんて言葉も飛び出してきました。
「ハラスメント」という非常に強い言葉が使われてしまっていますが、「。」を使うこと自体が問題ではなく、ふだんプライベートで行っているメッセージのやりとりと、職場での業務上のチャットでの文章にギャップがあるのではと個人的には考えます。
さて、この「マルハラ」、いったいどれだけの方が感じているのでしょうか。感じているとすれば、年代によるボーダーはあるのでしょうか?
目黒区が職員対象に実施した、チャットに関する意識調査アンケートをもとに分析していきましょう。
集計は、BIツールである「Tableau」を活用しています。
1.アンケート結果分析
「(上司、先輩に対して)チャットから受ける印象として、文末が「。」で終わっていると、怒っているのかなと思いますか?」に対する全体の回答結果はこちら。
『思わない』(「あまり思わない」+「思わない」)が9割超ですね。
それでは、回答いただいた職員の年代別に集計してみましょう。
24歳以下では、約2割が『思う』(「そう思う」+「ややそう思う」)という結果に。少数派ではありますが、けして極小の割合というわけではありませんでした。
一方で、年代が上がるごとに徐々に減っていき、40代以上では数%まで減ります。
ちなみに、「今の職場の経験年数」でもほぼ同様の傾向が見られました。
2.AIに分析してもらおう
AIにもアンケート結果を分析してもらいました。
(目黒区では生成AIにデータファイルをアップロードすることがNGなため、プロンプトにはクロス集計結果をベタ打ちしたデータを使っています)
プロンプトはこちら。
生成AIからの回答はこちら。
とのことです。
3.AIに対応を深堀してもらおう
コミュニケーションのヒントについても、AIに聞いてみましょう。
回答はこちら。
最後の一文がとても大事ですね。
4.余談
ちなみに、このアンケート結果を職員報で共有したところ、文末にやたら「!」をつける上司が増えたとか、増えていないとか・・・。
このチャットに関する意識調査アンケート、ほかの設問でもなかなか面白い結果が出ていますので、引き続きnoteでも共有していく予定です!!!!(なお、たくさんマークをつければいいと言うわけではありません!!!)
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