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蕎麦茶寮 nanakusa

草津への道中で見つけたお蕎麦屋さんがとても素敵だったので備忘録を記す。

入口の透明なドアから見える内装があまりにも洗練されており、入るのを一瞬ためらったくらいだ。
ちょっと我々には敷居が高いのではと思ってしまった。

直前にメニューをチェックし、いざ入店。

ぐんまの田舎町とは思えないほど都会的な空間が広がっており、昔ながらの蕎麦屋の雰囲気とは一線を画す。

通されたのはカウンター
これがまた素敵な席だった。

4席ほどのカウンターの向かいは小ぶりなキッチンと面していて、ちょうどキャベツの千切り中の感じの良いスタッフに迎えられた。

キッチンの背後にはグラスがところ狭しと並んでおり、お酒とお蕎麦を嗜むのに絶好の空間だ。

お蕎麦以外に注文可能なおすすめ地物料理が記された「巻物」が渡され、何ともお洒落である。

熊の手、十万円也。

どれもこだわりの逸品のよう

わたしが注文したのは地粉十割蕎麦の天せいろう。

と、その前にサービスの三種盛りと生わさびが運ばれてきた。

これがサービスなんて嬉しい盛り合わせ

全て素材が生かされた味付けで、本当に美味しかった。

極めつけはこの生わさびである。

春らしい桜の小皿にのるのはお砂糖で、
わさびをちょこっと付けて擦ると辛味が増すらしい。

なんて贅沢な提供方法なのだろう
調べたところ何と地元産のようで定休日に採りに行くのだそう。

そして、本命のお蕎麦と天ぷらがこちら

主役も脇役も絶品だが
なんといってもこの蕎麦つゆが完璧だった

蕎麦本来の爽やかな香りと、歯切れの良い食感を堪能した。

美しい天ぷら盛り合わせ

天ぷらの衣の付き具合が程よくて、カラッと揚がっており食べやすかった。

メニューを睨み、さいごの〆に注文したわさびご飯がこちら

付け合わせのぬか漬けも一級品

これがわさびの底力を思い知る一品で、お蕎麦と共にするよりも本来のわさびの旨味を存分に堪能できた。おかわりが欲しくなるほどに絶品ご飯だった。

満たされた。






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