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教育は変えていける 〜学校視察から考える〜

こんにちは、めぐみです。
先日、富山県初のオルタナティブスクール「自由学舎EUREKA(エウレカ)」に視察に行かせていただきました。

民家を学校として使用。看板が可愛い

とても学びの多い視察だったので、私が考えたことや感じたことを中心に、皆さんに共有させていただきたいと思います。

子供主体の教育を!

自由学舎EUREKA(エウレカ)は、2023年4月に開校したばかりの新しいオルタナティブスクールです。
スクールを立ち上げた発起人である代表の永谷真弓さんにお話をお伺いしました!

永谷さんは、両親共に教育関係者の家庭に生まれ、小さい頃から教育に問題意識を感じて育ちました。
その後は教育とは関係ない仕事をしていましたが、お子さんが生まれたことをきっかけに「学校をつくりたい!」という思いが溢れてきました。

そして時間をかけて子供主体の学校づくりの準備を進め、思い立ってから約2年で学校設立まで果たしました。

学校の裏には広い畑がある

しかし、学校設立までの道のりは決して平坦ではなかったそうです。
もともと富山県にはオルタナティブスクールは一つもなく、初めは周囲の理解を得るのも大変だったそうです。

それ以外にも、スクールの校舎をどこにするかや、働いてくれるスタッフの確保など、数々のハプニングがありながらも、一つ一つ乗り越えていったそうです。

そして今では、10数名の子供たちが通う学校となりました。
今は民間の学校として活動していますが、今後は学校法人化を見据えて、着々と計画を進めているそうです。

ものづくりができる広い部屋も

EUREKAの特徴

自由学舎EUREKA(エウレカ)は、方針や学習内容も公立小のそれとは大きく異なっています。

特徴①先生ではなくガイド・パートナー

教師は、何かを教え導く存在、答えを知っている指導者ではなく、子供たちの目線に寄り添い、子供達の力を最大が発揮できるよう手助けをする立場、とされています。
主役はあくまでと子供であるという考え方をしています。

特徴②数値評価がない

テストや宿題はありません。
大人が一方的にやらせる学習はしない、という方針だからです。
通知表に似たものはありますが、評価というよりは、子供が頑張ったこと、できるようになったことを記述するレターのような形をとっています。

特徴③対話を大切に

毎朝、毎夕にダイアログ(対話)の時間を取っています。
自分のことを話したり、みんなの話を聞いたりして、お互いに理解を深め合う時間。

また、毎週EUREKA会議というものがあり、みんなでルールなどを話し合って決めます。
意見が対立することもありますが、みんなが納得できる解決策になるよう、子供主体で話し合うそうです。

ほかにもまだまだたくさんの特徴がありますが、私が印象に残った3点を挙げました。

特に、公立小の教員だった私としては、教師が指導者ではなくパートナーという立場で、子供たちが物事を決めていく主体であるという考え方は、とても素敵だと思いました。

給食は無農薬・有機野菜

教育は変えていける

永谷さんのお話を伺う中で、随所に教育に対する熱い思いと困難に負けないエネルギーを感じました。

近年の日本の教育は、暗いニュースが多くあります。
でも永谷さんは、そんな中でも自分の思いを行動に変えて、困難があっても一つ一つ乗り越えて、着実に一歩ずつ進んでいらっしゃいました。

そんなお姿がとても素敵でした。
今後も、EUREKAがさらにパワーアップしていくのを見守っていきたいと思います。

視察させていただき、本当にありがとうございました!

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