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海外添乗員をやっていた頃の話

「海外添乗員をやっていた」って言うと、
まずは「いいなぁ~たくさん海外行けて」と言われます。
私も確かに最初は旅が好きで、いろんなところに行けるし~という思いがもちろんありました。

辞めるまでの約20年間で行った国は90か国近く、添乗日数は3000日超
たくさんの国に友達が出来て、たくさんの言葉を覚えて、たくさんの景色を楽しみました。

「どこが良い?」とよく聞かれますが、何が好きかで変わってきます。
自然が好き、ショッピングが好き、遺跡が好き・・・等々。
私はラテン系の国が性格的に合うので、イタリアやスペインは大好きでした。また相当回数行ったので、アフリカも帰ってきた~って思う場所。英語を勉強したニュージーランドは何度行っても心が休まる場所でした。

でもね・・・
添乗員って見た目より楽じゃないんですよ。
いろんな国行ったけど、ホント忙しすぎて・・・。
お客様のカメラ越しの景色や、お客様の数しか見てなかったことも。
また名物料理も、誰よりも後に食べ始めて先に食べ終わらないとだからいつも急いで食べてました。やっと座って、さぁ食べようとすると「ビール頼んで~」と呼ばれたり・・・。
人間不信に陥るくらいの暴言を言われたりもありました。
食事が口に合わないのも、ホテルが気に入らないのも、雨が降るのも私のせいなのねと投げやりになる事も多々ありました。

それでも続けていたのは、やはり旅がすきだったから。きっと人とのふれあいがすきだったから。
人に傷つけられても、人がまた暖かい言葉をかけてくれて救われました。
そんなこんなで20年以上・・・
その頃のお客様との交流が残っているのも、ありがたい限りです。

長すぎる飛行時間も、メディキュットが痛くて履けないむくみすぎた脚も、時差ボケでおかしくなった自律神経も今では楽しかった思い出。
なんで辞めたのってことも、よく聞かれますが、この話はまた機会があったらお話しします。

今はコロナで海外に行ける状況ではないけれど、また海外旅行ができる時が来たら、もしかして何かのお役にたてるかもしれません。
その時にはご遠慮なく質問してくださいね♪

最期まで読んでいただき、ありがとうございました。


#私の仕事

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