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息子が通信制高校を休学したいと言ってきた!


さあどうする私よ!!

という事で、先日無事に休学許可が出ましたので、今回は息子の事について書きます。


そもそも私の息子は小6の夏休み明け、13歳で不登校になりました。

その後も中学は3年間ほぼ学校には行かず、ゴリゴリのガチ目の不登校生活でしたが、中3の11月から急展開!進路を考え始め、校舎があるタイプの通信制高校に進みました。


高校1年生となり久しぶりの勉強や学校の雰囲気に試行錯誤しながらも、自分のペースで1年間がんばりました。


そして昨年は高校2年生となり、前期の試験にも合格し、なんと理科は95点!
先生を信頼できると勉強も嫌な事ではないと思えたようです。


が、秋に転機が訪れます。


昨年の10月、息子が『強迫性障害をちゃんと治す!』と言ってきました。


コロナ禍になって1年が経った頃から息子は強迫観念が強くなりました。

強迫性障害の症状ではないかと思いながらも、病院には行きたくないという息子にどう対応すればいいかと悩んだ時期もありました。


今思えば、喧嘩しても殴られてでも病院に行くという選択をするべきだったかもしれないと考えたりもしますし、

強迫観念が出るほど不安だった事に気付いてやれなかった悔いもあります。


でもタラレバは現実逃避です。

出来なかった自分を受け入れなければ前には進めないと、息子の不登校を通して私も学んできました。


当時は、家で自分たちで強迫観念に対応するという道を選びました。

強迫性障害の本を読んだり暴露療法を試してみたり、少しずつ強迫観念とはどんなものなのか息子も私も掴めてきていました。


そんな中で昨年の秋になり、息子が病院に行きたいと言ってきた…っていう流れになります。


病院に行き薬を処方してもらい行動療法も取り入れる等、私たち家族の意識も暮らし方も大きく変化していきました。

慣れない薬や行動療法は大変でしたが治療は順調に進んでいて、強迫観念はかなり和らいでいます。


そして、とうとう息子にやりたい事が出来ました。

将来の話題すら嫌がっていた時代もあったので、『オレやりたいこと見つかったわ』と話してくれた時はめちゃめちゃ嬉しかったです。


2024年に入り、息子から『やりたい事を優先するために来年度は学校を休みたい』と話がありました。


強迫の治療に取り組む中で、

自分の事を大切にする事がどれだけ大事なことなのかわかった。
自分の事っていうのは、体と心と時間。
オレは今までずっと惰性で生きてきたと思う。
1日は有限で、その時間をどんな風に過ごすのかをこれからは大事にしたい。


そんな風に話してくれました。


そして何度か話し合いをし、先日、休学許可証が無事に届き、来年度(この4月から)は学校をお休みする事になりました。


昨年やりたい事が見つかったと聞いた時から、私はすぐにやったらいいのでは?と思っていました。

もちろん学校も大事ですが、私の考えとしては『やるべきこと』よりも『やりたいこと』が出来たなら後者を優先してほしいというのがありました。

ただ強迫観念のことや私の反省(強迫性障害への対応)もあったので、息子の言うように体と心と時間どれも大切にできるように、話し合いは慎重に重ねました。


息子がやりたい事は何なのかっていうのは、言わないでくれというので(自分で言いたいんだそうです)

\ウオォォ~言いたいぃぃ~/という気持ちを抑えてナイショにしておきます。


が、ヒントは、

①ノートに何やら書きためています
②自分のパソコンを買うため計画を立てています
③発信活動もしていくそうです


HSPで生きづらく不登校になり通信制高校に通い
休学してやりたい事を始める…

私の息子はどうやっても多数派の道には進まないのだと、話を聞きながら少し笑ってしまいました。


息子も『とうとう普通を経験しないのかオレは…』と淋しそうな顔をして、

でもその憧れをオレは捨てないし、その事に気付けたからやりたい事も見つかった。
だから不登校と通信制高校は経験して良かった。

と話していました。


息子が自分で考えて決めたというのが私はとても嬉しく、応援していきたいと思っています。

そして密かに喜んでいるのが、私が自分の望みを含めた提案をしなかったという点です。


息子を信じ尊重するという事は(ちゃんと出来ていたかは別として)これまで意識はしていましたが、今回の息子の思いに対して迷いが無かったわけではありません。

多数派ではなくなるという道に不安や心配はもちろんあります。


でも息子が不登校になるまで私がやってきた子育ては、私の価値観を押し付けるものでした。

私の望みを託すような感覚が心のどこかに残っていたんです。

息子の人生なのに、そこに私の色を塗ってしまっていました。


今回は息子が自分で決めた道です。
私の望みはそこにはありません。

その道は、とてもキラキラしているなと思います。


これから息子の人生の道で、色んな感情を味わってほしいなと思っています。


強迫観念の治療は順調とはいえ完全復活まではまだ時間がかかるので、主治医の先生とも話しながらゆっくりペースで進めていけるように見ていこうと思います。


不登校から普通に学校に戻るという道…

“じゃない方のパターン” として

何か参考になる事例になればと思いますので、よかったらこれからもお付き合いいただけたら嬉しいです。


めげないやつ子


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