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OKか、NGか、それが外観検査の問題だ。工場の一角で日々繰り広げられる悲劇。機械仕掛けの神の登場はいつ?

検査が行われない世界を想像して欲しい。

コンビニにジュースを買いに行った。
サイダー 500ml 110円
同じメーカー、同じラベル、同じ値段なのに量が違う。
目で見てハッキリわかる。
これは480mlぐらい、これは350mlくらい、
これは蓋ギリギリまで入ってる。

薬局に薬を買いに行った。
風邪薬 12錠 1500円
同じメーカー、同じラベル、同じ値段なのに箱が違う。
目で見てハッキリわかる。
角がつぶれた箱、日焼けしたような箱、虫の死骸が張り付いた箱

何だか騙されているような、安心とか安全とか公平さがない
色々と足りないと思いませんか?

有難いことに検査が行われている世界にいます。

製造メーカーは自分たちの作る製品に対して一定の基準を設けてそれに適合するかどうかを検査することで信頼や実績を積み重ねていく努力を日々しています。またこの基準が製品の競争力や付加価値になり、ブランドとしての地位を築くことになり利益を出すことができます。

この努力は1日でも怠ることができません。怠れば即転落です。
製品は信用を失い、ブランドは地に落ちます。

製造メーカーでここを担っているのが品質管理部や生産管理部です。
私には彼らが過去に起こった悲劇を追体験し、
未だ起こっていない悲劇を想像し、
今している検査も疑いの目で見ているように見えます。

こんな悲劇には機械仕掛けの神の登場を期待してしまいます。

近年だとAI外観検査とかだったように思いますが、
果たしてどのくらい彼らの悲劇を救ったのか