🌸桜木町を歩いてみたら、びっくりするほどパワースポットでした✨

りんごりん

2023年6月24日 00:58

先日、久しぶりに桜木町へ行った。

横浜まで高速バスで出て、根岸線でひと駅で桜木町に着く。
みなとみらいの最寄り駅。
観覧車やビル群の向こう側に海が見える。

横浜近辺の方には馴染みだろうし、働いている人も多いかもしれない。

かなり早めに着いてしまったので、グーグルマップを開いてみた。

駅を挟んでみなとみらいの反対側に、何やらこんもりとした森がある。
そういえば、みなとみらいの反対側には行ったことがなかった。

こんもりした森は「伊勢山皇大神宮(いせやまこうたいじんぐう)」とのこと。
駅から徒歩で10分もかからないくらいの距離。

その日は、友人と待ち合わせをしていたのだが、待ち合わせの時間までまだ1時間ほどあるので、お参りすることにした。

駅の南口を出て、ガード沿いに大通りを北上していく。

最初の信号で大通りを渡ると、かなり傾斜のある坂が見えてきた。

「紅葉坂」と書いてある。

神奈川は、わりと坂の街が多いのを思い出す。
そして、房総半島海側の住人は、わりと坂道を上らないのを思い出す。

その結果。

オシャレなデザインのレジデンスを、何気なく眺める風を装いながら、
心臓バクバク、ヒイヒイ言いながら坂を上るハメになった。

幸い、坂を降りてくる人ばかりで、上りは私くらいしかいない。
近所の人は坂を上り慣れているだろうから、ヒイヒイ言っているところを見られなくてよかった、と思いながら坂の上まで来ると、左手に瀟洒な建物、右手に整然とした雰囲気の文化施設が見えてきた。

左手の建物は「伊勢山ヒルズ」

結婚式場やレストランなどが入った
お城みたいな建物。
奥には大きなチャペルの尖塔が見える。

もともとは、海外からの賓客を迎える「迎賓館」のあった場所とのこと。
建物はその当時のものではないけれど、雰囲気は抜群。

右手のシックな建物は、「神奈川県立青少年センター」だったみたい

神奈川県立青少年センターのHPより
https://www.pref.kanagawa.jp/docs/ch3/about.html

この建物、1962年（昭和37年）に、日本のモダニズム建築をリードした建築家、前川國男氏によって設計・竣工されたのだそう。
コンクリートの箱をくり抜いて造ったような設計が独特。
平成17年に大改修を行い、5階建てを3階建てにしたそうな。

青少年の健全な育成のため、手工芸から各種公演まで、様々な体験を提供し、ひきこもりや不登校などへの相談業務も行う施設だそう。

ここで房州民のつぶやき。

✨文化度、たっけえなァ～✨

そのまま、伊勢山ヒルズを通り過ぎてすぐ左手に、伊勢山皇大神宮の一の鳥居がある、はず、だったけれど…

ここでﾜﾀｸｼ、思いもよらぬ回り道をすることに。。。

青少年センターのすぐ向こう側に、開放感のある大きな窓の建物を見つける。写真とりそびれたのでｳｨｷから拝借↓

入口のタワーサインに、「神奈川県立図書館」と書いてある。

図書館と聞いて(見て)、入らないわけにいかないでしょう！！

・・・ということで、ちょうどトイレ休憩もしたかったし、堂々とお手洗いをお借りすることに。

https://www.klnet.pref.kanagawa.jp/yokohama/teasersite/

👆図書館の特設サイト。くわしい雰囲気はこちらでゼヒ✨

中に入ると、海を思わせるような濃紺のじゅうたん。
あたたかい色調の木製の書架に並ぶ本たち。

…もう、ここに住みたい。。。

お手洗いを求めて1階の中央にある階段を上っていくと、「リフレッシュエリア」の文字が。

なんと、持ち込みで飲食できるのだそう。

しかも、大きな窓に面して1階から2階へ吹き抜けの空間になっていて、開放感抜群。

サンドイッチや軽食をつまんでいる方が、ちらほらいらっしゃる。
リラックスしつつも、落ち着いた空間。

そして1階には、かの「猿田彦珈琲」が入っている。テイクアウトして、リフレッシュエリアで美味しいコーヒーと軽食を楽しめる。

もう一度言う。

もう、ここに住みたい。。。

いいところだな～✨
ステキな図書館のある都市は、どこでもいいところだ。

房総の空気を神奈川の文化の香りに入れ換えたところで、図書館を出て。

神宮の方向と思われる小道へ向かって歩き出す。

ところがどっこい（👈言い回しが昭和）

行けども、見えてくるはずの鳥居が見えてこない。
見えてきたのは、神社と言うよりお寺の雰囲気を感じさせる建物。

「横浜能楽堂」でござんした。。。

https://yokohama-nohgakudou.org/about/

重々しくも、どこかにモダンな空気感がある建物は、さすが横浜。

この能楽堂の本舞台はもともと、旧加賀藩の根岸屋敷に造られていたものだそうで、当時の当主、前田斉泰は「能楽」を一般人に広めた第一人者だったそう。

その後、駒込にあった「染井能楽堂」で長らく使われてきたものの、戦争や老朽化で解体。

当時、横浜で能楽を広めていた田邉竹生氏が中心となり、解体後に保管されていた本舞台を再構築し、能楽堂を横浜へつくろうと市に働きかけ、5万人を超える署名と、1億円を超える募金を集めて完成したのが、この「横浜能楽堂」ということで。

👀横浜人のバイタリティ、すっげーわ！！👀

何と言うか、江戸や東京は「お上」がつくった街なんだろうけど、

横浜って「市民」がつくった街なんだな、と改めて感じる。

東京より、「人」や「文化」の存在を強く感じるのは、そのためなんだろうな。

能楽堂わきの斜面には、紫陽花が一面に花を咲かせて。

おっそろしく文化度高いけど、緑の匂いもして、人と自然の放つエネルギーに、パワーがみなぎる感じがする✨

😮桜木町って、「みなとみらいダケでしょ？」と思っていた自分、とんでもない😮

歴史もバッチリ感じるやん！？

…そんなことを思いつつ、能楽堂沿いの道を下っていくも、神社は見当たらず。
ここでようやく、反対方向へ歩いてきたことに気づくﾜﾀｸｼ。。。

とりあえず、紅葉坂へ戻るべく坂を上がっていくと、右手にこれまた文化の香り高き建物が。

「神奈川県立音楽堂」

名前がイイ！！

「○○堂」（👈エッ、そこ？！）

由緒正しい感じ！（👈ただのミーハー🤣）

でも、こちらの音楽堂、ほんとに由緒正しくて、1954年に日本で初めて、音楽専用の公立ホールとして開館したんだそう。

しかも、ホールの壁面は全て木製で、開館当時は「東洋一の響き」とまで言われていたとか。

2021年には、神奈川県の指定重要文化財になっている。

いつか、コンサートで来てみたい🎵

そんな回り道をすること30分、ようやく伊勢山ヒルズへ戻ってきて、建物脇の小道を覗くと…

👀あった！！👀

…イヤ、なんで見つけなかったん！？

て思うほど、伊勢山ヒルズのすぐ脇にあったのに🤣

まあだって、図書館見つけちゃったから、しょーがない😗

そんなわけで、改めて気を取り直して、ご参拝🙏

階段をこれまたエッチラオッチラ上ってゆきます。

すると、上り疲れてちょうどいい位置に、お庭を発見。

普段は入れないようなのですが、紫陽花の見学のため開放されていました。

趣ある、誰もいないお庭を散策し、魚好きな息子からうつったクセで、池の生き物を確認してしまう。。

緑はあれどもそこは都会、池の中にはアメンボ、小魚の類まったくおらず。
（まあ、そりゃそうだよね）

庭を出て、二の鳥居をくぐると、そこは本殿。ひろびろ。

こちらの「伊勢山皇大神宮」

横浜の総鎮守（横浜の守り神）
神奈川県宗社（格が高い。パワーのある神社）
「関東のお伊勢さま」として親しまれている

かつて、伊勢神宮から天照大御神をお招きし、この地に神社を建てると決めたときに

5日間に渡り、盛大なお祭りが開かれ

そのお祭りがきっかけで、世の中に広まったのが「アイスクリーム」なのだとか。

神社がアイスクリームを広めるって、いかにも横浜らしいエピソードだな〜🚢

ちなみに境内では、アイスクリーム売ってなかった気がする…🍦

お参りを済ませ、社務所で友人へお守りを購入。

御朱印いただこうか迷って、一旦集めだすととことん集めたくなってしまうのでひとまず辞めておく。

本殿正面には、立派な鳥居があったけれど、七五三やお宮参りの家族が写真待ちの行列をなしていたので、そそくさと退社（平日昼間でも人気がスゴい✨）

最後は桜木町の駅まで、地元の人しか知らないような階段の道を通ってショートカット。

思いがけず、楽しい旅になりました。

いやー、こんなに人と文化と緑のパワーに溢れているとは思わなかった、桜木町🌸

とてもいい発見でした。

ご興味のある方、ぜひ桜木町さんぽ、楽しんでみてください🌸💓🌸

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