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🌹「母の日のイオン」で見つけたもの🌹

今日は「母の日」だったけれど。

息子のメガネを受け取りに、地元のイオンへ行かなければならなかった。
夫と娘は留守番すると言うので珍しく、義母と私と息子、というメンバーでイオンへ向かう。

ちなみに、田舎で言う「地元」は、車での移動1時間程度。移動距離は40kmに及ぶ。都内だったらふつうに県境をまたげる。そして、だだっ広い土地によく建てられがちな「イオンモール」は、「地元」の範囲に2つある。
ついでに言えば、食料品や日用品メイン、小売店の入った商店街もついている「イオンタウン」に至っては、生活圏内に3つ4つはある。そこで、次の式が成り立つ。

イオンモール×イオンタウン=田舎

理屈っぽモード発動。メガネなだけに👓️


母の日のイオンモールは、当たり前だけどいつもより混んでいた。
ちょうどお昼時だったので、義母にラーメンをご馳走する🍜「魁力屋」の味噌ラーメン。野菜たっぷり。

そして、息子のメガネを受け取り、実母へ贈りそびれていたお茶のギフトを選んで送り、ぐんぐんサイズの変わる息子のTシャツを買って、100均に寄って、さあ帰ろう、というところで。

飲み物を買うために、義母と息子を先に車へ送り出した私はふと、雑貨屋で義母へプレゼントを買いたくなった。


義母とは、実は先先週もイオンに来ていて、早めにプレゼントを渡していた。でも。

やっぱり、当日何もないのは寂しいな、と思ったのと

私が買いたくなったのと

あまり一度に飲み物を飲みきれない義母がいつも、飲みかけのコップをテーブルに置きっぱなしにしているのを思い出して

フタつきの小さめなマグカップを、贈りたいと思いついてしまった。
そして、運良くオトナ可愛い小花柄の、木製のフタがついたマグを見つけ、レジへ並ぶと

私の前と後ろに、普段の雑貨店では見たことのないお客様が並んでいた。

どう見ても、中学生か高校生と思われる男の子たち。

手には、自分ではまず使うことのなさそうな、可愛らしいハンカチや小さなポーチなどを持っている。
そして、レジのお姉さんへぎこちなく、プレゼント用の包装をお願いしている。


今日は「母の日」


彼らが渡す相手は、おそらくお母さんだろう。

そして、周りに親の姿がないことを考えると、当のお母さんには内緒で買い物に来たに違いない。

どのタイミングで渡すのか、渡すまできっと、ドキドキするんだろうな。

そして、「これ」とか言いながら、そっと渡すんだろうな。

渡されたときの、お母さんたちの反応を、そっと隅から見てみたいくらいだ。きっとそれぞれ、いろんな反応があるだろう。

でも、彼らからプレゼントをもらった時の、お母さんたちの気持ちはすぐわかる。


いつもと同じ地元のイオン。

でも、「母の日のイオン」は、とっても温かい気持ちになれる場所だった。


🌕️🌕️🌕️


マグカップ、義母にとても喜んでもらえた。よかった。

帰ってから、息子が挽いてくれたコーヒー豆で新しいマグにコーヒーを淹れてもらい、ミスドのドーナツをお茶請けに家族で一服した。

特別だけど、なにも特別じゃない最高の「母の日」を、また来年も見つけられますように。

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