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【勝手にレビュー】恋をしたのは

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めがねのもり

-切ねぇが渋滞中-
聲の形放送記念
aiko-恋をしたのは

最近話した人が好きなアニメ映画の1つが聲の形って言ってて7月31日に金曜ロードショーで映画聲の形を放送するということで今回は主題歌であるaikoの"恋をしたのは"を

映画は見たけど正直aikoが主題歌だった事は記憶になかったりして
ダウンロードしていつも如くリピートリピートして歌詞を眺め
勝手にレビューしてみやす


2人の今に"願う"想い

"今降るこの雨 遠くは晴れている
だからすぐに逢えるね
止めば乾いてそして星が降るから お願い"

ちなみに歌詞には載ってないけどこの曲は
"恋をしたのは"って歌い出しから始まってる
その出だしがもう切ねぇ切ねぇよ切ないじゃなくて切ねぇ
そして綺麗で一見明るく聴こえるけど
切ねぇを含むイントロが流れ上記の歌詞の登場

今降るこの雨 遠くは晴れている だからすぐに逢えるねっていうのは
現状を表しているのかなって関係というか距離感
今は雨(良くない状態)な2人
でも遠く(未来)は晴れ(良くなっている状態)
だからすぐに(良い状態の2人に)逢えるね
って事なのかなと思うんだけど
その後に止めば〜の後はお願いで終わってる
お願いって事は確定してるんじゃなくて願望
星降る(雨の止んでる)夜にしてと願ってる
この時点で晴れが来る可能性ってのは決して高くないのでは?

"一枚一枚増える色の違う写真めくる様に"

色の違う写真は思い出の事ってのは言わずもがなで
色の違う写真ってので色々な場所や風景だったり
そしてこの後に出てくる歌詞を読むとそれだけじゃなくて
四季の移り変わり的な事を表しているのかなと
春夏秋冬を色の違う写真で表してる

つまり出会ってから時が流れているって事を言うための表現
つまりは"あなた"と過ごした日々を思い返すように願ってる
という風に読んでとれる
おいおいやっぱ切ねぇ

"伝えたかった事は今も昔もずっと同じままだよ
Darling
迷わぬよう歩いていけるたったひとつの道標"

今も昔も伝えたかった事ってので
さっきの写真のくだり出会ってから時が流れているに繋がってくる
そしてどれだけの時の流れかはわからないけど
ずっと変わらず思っている事がある
それは何かというとこの一言に集約されてる

"たったひとつの道標"

私の手引きをしてくれるのはあなただけって事でしょ
好きとか愛してるとかそういう言葉を使わずして愛を表現してる
しかも「結構デカいよ人生においてあなたの存在」ってのがわかる形で

迷わよう歩いていけるって言いきってるのが
その絶対的存在感を増長させてる

"願い"の先に見えてる未来

"ねぇ前向いて あたしはここにいるでしょ?
だからもう泣かないで
心が割れた時も特別な日々をくれた"

ん?これは確実に晴れになってない
だって"あなた"は泣いてる訳でしょ
むしろ小雨から土砂降りに変わりつつあるんじゃなかろうか
もしくは"あたし"と"あなた"にはリミットがあった
でもそのリミットを乗り越えて晴れる日々が
戻ってくると信じていた
いや願っている感じがあるから
信じたかった信じていたかったの方が合うかも

でもその願いは届かず恐らくそのリミットがきたら2人は離れてしまう
それがわかってしまっているから"あなた"は泣いてて
"あたし"は「あたしは(まだ)ここにいるでしょ?」って言ってる
としたら切ねぇ

"あたし"だって本当は泣きたいはずだよ
でも「だからもう泣かないで」なんて言葉をかけてる
その行動ってのは"たった一つの道標"の"あなた"に対する
感謝やお返しなのかも
健気か!健気か!!

"些細に掛け違えた赤色 あの日の廊下の白色"

まずこのフレーズでは色が2つでてくる"赤"と"白"
赤色=赤い糸/白色=白紙
なのかなと
掛け違えたって事は2人は結ばれていない赤い糸で
結ばれていたかもしれないけど"あの日"掛け違えてしまった
その瞬間2人が描いていた未来が白紙になった
1番で描かれていた願いはやっぱり報われず白紙のまま
いやいやいやいや切ねぇ以外の言葉が見つからないよ

"初めても最後も今も舞う花びらに刻み送るよ
Darling
落ちる雨に映る二人 世界は誰も知らない"

初めても最後も今も舞うって事は年は違えどすべて同じ季節に起こっている
そうだとすると写真のくだりの色の違うが季節ってのもあてはまりそう
落ちる雨に映る二人でやっぱり雨は止んでないんだよ
冒頭から状況はよくなってない星降る夜がきてという
願いはやっぱり叶ってない
切ねぇそしてサビのメロディとaikoの声が
その切ねぇを100倍ぐらいにするんよ

恋をしたのは

"恋をしたのはいつからか泣いたのは何度目か
数えると夜が明けるわ 困るな..."

困るのは何故か
1つの読み方は夜が明ける=時が進む
別れの時が近づいちゃうから
というかもう別れなくちゃいけない前夜なのかも

2つ目の読み方は数えると夜が明けてしまうぐらい
たくさんあって泣いてるのそんなにあるのは困るよ
っていう意味での困るよ
はたまたその両方かな

どっちにしろ切ねぇ

"伝えたかった事は今も昔もずっと同じままだよ
Darling
迷わぬよう歩いていけるたったひとつの道標"

1番のサビと同じ内容
サビの内容が変わってないってのが
やっぱりその気持ちは変わらない
というかその気持ちが一番強い
伝えたかった事は今も昔もずっと同じままだよ
って歌詞がこの1番と最後のサビが同じ事で強調されているのでは

もう晴れる事はないってわかっていてもそれでもそう言えるぐらい
この気持ちは変わらない揺らがない
恋をしたのはそんな風に思える"あなた"でした
だとしたら...やっぱり切ねぇ

aikoの"恋をしたのは"はとってもとっても多くの"切ねぇ"が詰まっていて
でもそれだけ思える強さも感じる
むしろそれぐらい強く思うから余計に切ねぇを感じてしまうのだろうけど
切なさだけじゃなく曲の中に爽やかな感じ(aikoの声質もあるんだろうけど)
がちゃんと入ってて変にジメジメしてない
やっぱすごいなaiko

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