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幸せの科学的メカニズムを知れ!イェール大学の心理学授業

私の大好きな番組、ReHacQ-リハック。
先日、赤裸々キャリア相談室にてボストン大学の塩田さんが終盤で触れた幸福の心理学にふと気になった私。

本編は本編で面白いです。

けど何故か私は最後の最後の番組の感想の中で特に興味を惹かれることになった。

それは子育てと仕事の両立の苦悩を語る中で最後塩田さんが今日の感想にて。

「今日は子育てにおける苦悩とその結果について話しましたが、そこに至った過程(きっかけ)について話せなかったので次回話したいです」

と紹介したのが、塩田さん自身がイェール大学在学中に受けたローリー・サントス教授の幸せの心理学(The science of well-being)。

この講義で学んだことがとても役に立ったというのを聞いて興味深々になった。

幸せって主観的なものだと思っている私。しかしイェール大学のローリー・サントス教授は心理学の領域で科学的エビデンスに基づいた幸せになるためのメカニズムを説いている。

(あーなんだか面白そうだな)

と思いググってみると、色々コンテンツが紹介されている。
YouTubeはもちろん、TEDにもあってめっちゃ有名な先生なんだな、と思い知る。

そんな中、驚いたのがイェール大学ではオンライン授業を公開しており、この授業が無料で公開されているのを発見。いや驚き。しかもテキストは多言語に翻訳が可能で日本語訳にも対応しているとは、いやいやさすが世界の一流大学はすごい…

ということで早速昨日からこの「幸せの心理学」について読み始めたらまぁ面白い。

ただボリュームが結構あるので何回かに分けないと概要が掴めない。

今日の段階で4週目まで読み進めている中でめっちゃ勉強になったところ取り急ぎ紹介したいと思います!

まず幸せになるための具体的なアクションに入る前に、我々人間の認知のクセを知っておくことがとても大事である、と述べられている。

その厄介な特性というのは、

ものすごい強い直感でもはずれることがある

ということ。

ビビビっと来たら即行動

というように人は自分が感じた直感というのを重要視しがち。

でもこの行動、実は幸せになるためには戒める行動のようだ。

この特性を「4つの厄介な特性」として紹介している。

  1. ものすごい強い直感でもはずれることがある

  2. 人は絶対的な尺度ではなく、何かと比べることで物事を判断しがち

  3. たとえそのことがとても幸せなことでも人は慣れてしまう

  4. そして慣れてしまう、ということすら人は認知していない

特に2.の「絶対的な尺度ではなく何かと比べることで判断する」というセッションが分かりやすくて面白かった。そこで挙げられていた例はズバリ

銀メダリストの不幸

表彰台に立った時にどうも銀メダリストは銅メダリストよりも幸せな表情が少ないのだと。

その理由は、それぞれの選手が抱いている基準点が異なるから。

銀メダリストは表彰台に立つ時、基準にしているのは金メダルである。そうすると自分は金メダルを取れなかった悔しさが銀メダルを獲得した喜びよりも上回ってしまう。

一方、銅メダリストが基準にしているのは表彰台そのもの。3位決定戦で勝てたことで、表彰台に上がることができた、という喜びが湧き上がる傾向にある。

本来であれば、というか結果をシンプルに鑑みれば当然銀メダルの方が銅メダルよりも優れているので喜びも銀メダリストの方が多くなるのが理に叶うはず。

しかし人間の心理というのはその絶対基準ではなく比較することを好む傾向にあるため、こういった矛盾が生じてしまう。

この他にも心理学者が数々の実験を行い統計を取る中で見出した結論に頷きっぱなし。

そして今読み進めている中での幸せになるためのアンサーの一つが…

モノではなく経験に投資せよ

ということ。

モノの場合、2の「人は絶対的な尺度ではなく、何かと比べることで物事を判断しがち」が発動するし、加えて3の「たとえそのことがとても幸せなことでも人は慣れてしまう」という特性によりその幸せは長続きしないのだと。

例えば、新車を買ったとする。
そうすると最初の頃はその新車を手に入れた幸福感に満たされるがしばらくすれば車は車となり、その手にした時の幸福感は薄れていってしまう。

また近所の人が自分よりも高級な車を購入したのを目にした瞬間、自分の新車がみすぼらしく感じてしまうのだそう。

一方で体験、例えば旅行とかコンサートなどは人と比べられない。例え行き先が同じだったとしても、人それぞれで全く違う体験となる。天候だって違うし、感じ方も違う。

またなんといっても消えモノであるため、飽きることがない。

だからこそ、体験は思い出となり人の中で幸せが長続きするのだと。

あー、とっても説得力があるなぁなんて読み進めています。まだまだ途中なので、これから気になったところとかタメになったところなんかを紹介していきたいなと思います。

以上、幸福の心理学について紹介しました。

幸せは主観的なものですが、ローリー・サントス教授の心理学では科学的なメカニズムが説かれています。さらに、幸せになるためには物ではなく経験に投資することが重要です。他の人と比べず、自分自身の体験を大切にしましょう。今回の記事が皆さんの幸せ探しの一助になれば幸いです。

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