見出し画像

2022/02/13

 刑事コロンボを娘たちと見ている。「パイルD-3の壁」だったのだけど、最後までトリックがわからないパターンというコロンボの中ではちょっとだけ例外的な話。

 コロンボには小説版があるので読みたくなってきてしまい、古本でまとめて購入した。二見文庫で35冊。娘たちはコロンボのことをコロちゃんと呼び始めている。ちょっと脱力した感じが似合ってる。コロちゃん。

 でも今見ているシーズン1のコロちゃんは届いた小説内には無いっぽい。

 初期小説作品の再読から初期小説作品の再読から後期作品へ入り、いよいよ遺作の『恋する虜』を読了した。その前に読んだ『判決』は『恋する虜』のプロトタイプのようなもので、一部のシーンが元になっているのだけど、受ける印象が全く違うのが面白い。

 そして『恋する虜』は記録ではなく記憶に属しているような書物。そこが素晴らしい。ジュネ自身も回想だと言っている。思い出されている。思い出すことで生まれ直している記憶みたいなもの。

 ここまできたら『公然たる敵』も読むか、と思い注文した。少し出費が嵩んでいる、と反省したが仕方がない。

自分の好きなことを表明すると、気の合う仲間が集まってくるらしい。とりあえず、読んでくれた人に感謝、スキ押してくれた人に大感謝、あなたのスキが次を書くモチベーションです。サポートはいわゆる投げ銭。noteの会員じゃなくてもできるらしい。そんな奇特な人には超大感謝&幸せを祈ります。