あかね

ドイツ・ベルリンで公園や遊具のデザイナー、こどもミュージアムでのファシリテーターをして…

あかね

ドイツ・ベルリンで公園や遊具のデザイナー、こどもミュージアムでのファシリテーターをしています。現在は育休中。 遊び|こども|絵本|教育|デザイン|プレイフルライフ|ドイツ|ベルリン|に関して私が日頃考えていることを書いています。 よろしくお願いします。

最近の記事

ドイツには珍しく(!?)痒いところに手が届いているもの、発見👀✨

先日、家族で車でベルリン郊外に向かっていたときのこと。 交差点でこんなものを発見しました。 ん?何これ? 旦那さんとふたりでしばらく考え込んでしまいました。 ベンチにしては座りにくそうだし、自転車道のすぐ側で座れないし。。。 ????? 私の旦那さんはドイツ人なのですが、今まで見たことがないみたい。 しばらくして、ふたりそろって、 「あ、自転車に乗ってるときの手すりと足置き!」 そうなんです。 ドイツ人はサドルを高めにして自転車に乗ることもあってか、信号待ちのと

    • ドイツの街のあちこちで返せる再利用可能カップ&ボウル✨

      最近、カフェやパン屋さんで、こんなカップをよく目にするようになりました。 その名も、「RECUP」。 2016年にドイツのミュンヘンで設立された有限会社reCup GmbHによるもので、ドイツ全土で再利用可能なデポジットシステムによって、使い捨ての紙コップに代わる持続可能な代替品。 つまり、コーヒーなどの飲み物を持ち帰るときにデポジットとして1€払い、返却するときにそのお金がまた戻ってくるというシンプルな仕組みです。 しかも、この会社のホームページでも見られるように、ド

      • 電車でのほっこりな出会い ✾ ドイツ生まれのゲーム「おばけキャッチ」

        もう10年ほど前、ドイツの小さな町ハレで学生だった頃のお話。 ドイツの特急列車ICEで移動中。節約生活をしていたので、席の予約もしていなくて、通路にも人がぎゅうぎゅうに立っている満席の電車のデッキに立っていました。 長い移動時間、イライラしている人たちの間でため息が出そうになっていると、お母さんらしい女の人と男の子が隣の車両から歩いてきました。 男の子は乗り口の段になっているところを見ると、 「ママ、ここすわれるね!ここにいよう!」 と、嬉しそう。 お母さんも、 「いいね、

        • 遊び場づくりの達人・子どもたちの友達!プレイドリーマー🇨🇭Toni Anderfuhren

          私はドイツで遊具と公園のデザイナーとして、またこどもミュージアムでファシリテーターとして働いています。現在は、育休中。 遊び場づくりに関わる上で、また人としても尊敬しているひとりが、スイスのToni Anderfuhren。 “Spielträumer“(プレイドリーマー)、遊び場づくりの達人、子どもたちの友達です。彼は、子どもたちに本当に必要なものは何なのかを大人たちが理解する手助けもたくさんしてきました。 1970年代に熱意のある親たちと共に「Holzwurm」とい

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          「保育園のお迎えの後、何してる?」問題🇩🇪

          おととしの秋に生まれた息子が、早いものでもう1歳4ヶ月。 うちは1歳半から保育園に通う予定なので、ベビースイミングやプレイグループに行ったり公園やお友達の家で遊んだりして過ごしています。 プレイグループで仲良しになった同じくらいの月齢の子たちはだいたいもう保育園に通っているのですが、先日、ママたちとのWhatsAppのグループに、 「寒くなってきたし日も短いし、保育園の後に毎日公園で遊べなくなってきてどう過したらいいか悩んでるんだけど、みんなどうしてる?」 とひとりのマ

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          ドイツの習慣:年末大掃除ならぬ春の大掃除🌿

          突然ですが、ドイツには、年末大掃除の習慣がありません。 早いもので、ドイツに来てからもうすぐ17年。 それでも私は日本人なので、年末には隅々までキレイにして、すっきりとした気持ちで新年を迎えたいのです。 が、今月1歳4ヶ月になる息子がいて、まだ保育園にも通っていないので、なかなか掃除が進みません。 キレイにすっきりと新年を迎えたい!という私の気持ちに賛同してくれた夫も、ドイツ人なのでやはり年末大掃除の必要性を感じず、なかなか掃除に優先して時間を取ってくれません。 というわけ

          ドイツの習慣:年末大掃除ならぬ春の大掃除🌿

          「食べごろで売る、古パン屋という新商売」の、その後のその後。

          以前、ベルリンのいろいろなBioのパン屋さんの前日の売れ残りを売る、私のお気に入りのパン屋さんについて投稿しました。 こちらの記事でも書きましたが、Bioとは、材料が、 ・有機栽培によって生産されている ・遺伝子組み換えでない ・農薬や化学肥料が使われていない ・規定外の添加物が使用されていない ことが条件。 廃棄物が減って、環境に優しい! 廃棄物を出すお金を払わなくてよくなって、パン屋さんたちにも優しい! 良い物を手軽なお値段で買えて、お客さんたちにも優しい! Win

          「食べごろで売る、古パン屋という新商売」の、その後のその後。

          湖のほとりで過ごした大晦日と元旦🎍🇩🇪

          お正月ももう終わってしまいましたが、今年はベルリンを離れて北ドイツの湖のほとりでゆったりと年末年始を過ごせたので、その様子を書こうと思います。 大晦日とお正月は、私が一年で一番日本が恋しくなる時期。  除夜の鐘付きや初詣、お節料理、お雑煮など、全部が恋しくて、毎年ホームシックになります。 去年は息子が生まれて間もなかったので、ベルリンの自宅で友達と過ごしましたが、今年は息子ももう1歳になったので、日本に帰らないなら、どこか別の場所で年越しを過ごしてホームシックを紛らわせた

          湖のほとりで過ごした大晦日と元旦🎍🇩🇪

          1月6日。クリスマスシーズンの終わり🎄

          日本はお正月も終わった頃ですが、ドイツは、1月6日までクリスマスシーズン。 この日はHeilige Drei Könige(東方の三博士の日)と言って、キリスト教では、東方の三博士(又は東方の三賢者、東方の三賢人)がキリスト誕生から13日目の1月6日に祝福に来たとされているためだそうです。 ドイツでは12月24日にクリスマスツリーを飾るのが伝統的。 この日から1月6日まで、おうちの中も街の中も、クリスマスのデコレーションがされています。 そして、クリスマスシーズンが終わ

          1月6日。クリスマスシーズンの終わり🎄

          ドイツで書き初め🎍

          2007年にドイツ来てから早いものでもう16年。 いつの間にか、元旦に書き初めをするのが習慣になりました。 ドイツでは大晦日は友達と過ごすので、友達が泊まっていくことも多く、元旦にうちにいる友達はみんな書き初めをしていきます。 3年前の元旦にもうちで書き初めをした様子をnoteに書いていました。なつかしい!! 今年は、私たちの息子より4ヶ月後に産まれた赤ちゃんがいる友達家族と一緒に湖の辺りのバンガローで新年を迎えたのですが、夫と友達のリクエストで、筆・墨・半紙を持参。 1

          ドイツで書き初め🎍

          楽しくて幸せであっっっという間だった一年の振り返り ー ドイツでの子育て

          早いもので、2023年もあと一日! 2022年の9月に息子が生まれてきてくれて、来年の4月まで一年半育休を取っているので、今年はまるまる子育ての一年でした。 初めての子育て。 田舎育ちの私がベルリンという大きな街での子育て。 ドキドキしながら始まった子育て。 去年の大晦日のことはほとんど覚えていないくらい、初めの数カ月はあたふたと過ぎていきましたが、今年一年はとっても楽しくて本当に本当に幸せな毎日でした。 それも全部、毎日にこにこの笑顔と成長を見せてくれるかわいい息子と

          楽しくて幸せであっっっという間だった一年の振り返り ー ドイツでの子育て

          わらしべ長者ならぬチューインガム長者!?

          息子が生まれてあっっっという間にもうすぐ10ヶ月。 毎日子育て支援センターや赤ちゃんコースや公園に通い楽しく過ごす日々です。 今日も赤ちゃんコースで出会ったお母さんたち&赤ちゃんたちと近くの公園の砂場で遊んだ帰り道。 「すみません。」 と10歳くらいの女の子ふたりに声をかけられました。 「このハンドクリームと何か交換してくれませんか?お金と食べ物以外なら何でもいいので。いろんな人に物々交換してもらってるんです。」 「えぇーおもしろいね!ちょっと探してみるね。」 と私。

          わらしべ長者ならぬチューインガム長者!?

          「まだ時間あるね、じゃあ公園行こう!」

          先日、息子が寝ているベビーカーを押しながら歩道を散歩をしていると、 「ねぇー、今何時か分かる?」 と、路駐してあった車の向こうから男の人の声。 「えぇーと(スマートフォンをカバンから取り出して)、14時10分!」 (私の住んでいるドイツでは、午後2時ではなく14時というのが一般的。) 「まだ時間あるね、じゃあ公園行こう!ありがとう!」 「わぁーい!」 さっきは車に隠れて見えなかったのですが、自転車の前に小さな子どもがふたり乗っていました。 お父さんの提案にふたりの子どもは大

          「まだ時間あるね、じゃあ公園行こう!」

          ベビーカーで映画館へ

          きのう、来週生後7ヶ月になる息子と家族3人で映画館に行ってきました。 パンデミック、妊娠、そして出産と乳児の子育てで、映画館に行くのは本当に久しぶり! ベルリンのこの映画館では、毎週水曜日の11時から、ベビーカー持ち込みで映画鑑賞ができるのです。 普段水曜日は赤ちゃんコースに通っているのですが、今週と来週はイースターでお休みなので、この機会に!と思い、フリーランスで働いている主人にも時間を作ってもらい、せっかくなので3人で。 息子との初めての映画館の記念にと、映画館の前

          ベビーカーで映画館へ

          「輪になって踊る」本屋さんでオムツの寄付🇺🇦

          ときどき通り過ぎる度に気になっていた本屋さんがあります。 ベルリンのプレンツラウワーベルク地区にある、BuchReigenというこのお店。 "Buch"は、本。 "Reigen"は、輪になって踊る。 読み終わった本を持って行くと元値の半額で買い取ってもらえて、新しい本を半額で買える。本を持って行かなくても、オレンジの棚に並んでいる中古の本は全て半額。もちろん通常の本屋さんのように新しい本を買ったり注文したりもできる、というお店。 本のサイクルがコンセプトになっているから、

          「輪になって踊る」本屋さんでオムツの寄付🇺🇦

          7歳の遊びのプロに出会えた日♫♪トライ&エラー

          こどもミュージアムで働いていた日のこと。 7歳の女の子との嬉しい楽しい出会いがありました。 友達のお誕生日パーティでミュージアムに遊びに来ていたその女の子は、軽い足取りでミュージアム内をラララララ〜♫♪と飛び回り、 「いっしょにあそぼうよー!」 と誘ってくれました。 もちろん🤩!! 「何して遊ぶ?」 と聞くと、 「よすみのゲーム!」 「初めて聞いた!どうやって遊ぶの?」 と聞くと、 「今おもいついたんだもん。ためしてみようよ!」 その女の子と、その子の妹と、

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