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ちょっと離人症ぽかった(?)ときの話


私は高校生の頃、離人症っぽい症状があったので、そのことを書いてみようと思う。(今は全くないのでご心配なく!)


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高校生の頃、街の風景がミニチュアに見えたり、自分と空中にいる自分の2視点がある感覚がした。初めてそれが起きたのは、友達と夏祭りの人混みを歩いている時。人が多すぎて嫌だ、抜け出したい、と強く思ったのがきっかけだった。

道を歩く自分と、その右上の空中にいる自分の2つの視点があった。例えるならYouTubeの画面を2つ同時に見ている感じ。どっちも自分の視点なんだけど、なぜか脳内で映像が分かれていた。人格が分かれるとかいうことではなく、私はしっかり1人の人間だった。それでも映像は2つ見えていた。

絵で表すとこんな感じ

そして街はミニチュアみたいだった。町全体が箱庭、という感じ。建物が自分より大きいのは分かるんだけど、まるで良くできたミニチュアがたくさん建っているように見えた。

そこまで生活に支障はなかった。私も変なことだと思わなかったから、友達に普通に話したりしていた。この辺に別の視点があるんだよね、って空中を指さしながら。
友達は「なにそれ〜」と笑いながら言っていた。

現実なのに夢の中にいるような感じもあった。
友達とご飯を食べているとき、現実だと分かっているのに、夢の中にいるような感覚がした。「現実感がない」とたまに言ったりしていたが、友達はあまり気にしていなかった。

そして、なぜか私も気にしていなかった。

身体は至って健康だったし、メンタルにも特に支障はなかった。視点が分かれていることや、夢の中にいる感覚がつらいとも感じなかった。

寝れない日も食べれない日もなく、肩こりや頭痛も感じたことはなかった。フル出席で学業も好調、部活に入りながらバイトをこなし、毎日忙しく動き回った。

結局、その症状(?)は放置して半年で消えた。今は完全にない。

あれは何だったのだろう。
多分、離人症の軽いバージョンが自然治癒したんだと思う。
10代っていろんなことが起こるから不思議だ。




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