見出し画像

インハウスイラストレーターの魅力!!

こんにちは、メディカルイラストレーター(MI)のロボです。

メディックメディアでは社内にメディカルイラストレーターが常駐していて、DTP業務や販促物作成、動画や3DCG作成など会社のビジュアル面全般を担当しています。
一般的に言う「(メディカル)イラストレーター」よりもかなり幅広い仕事をしているイメージです。

メディックメディアのメディカルイラストレーターが何をやっているかは、漫画でまとまっているので、ぜひ見てくださいね。

今回は一般的なフリーランスのイラストレーターとメディックメディアの様なインハウスのイラストレーターの強みや弱みを各視点でまとめてみました。
メディカルイラストレーターを目指す方、インハウスのイラストレーターになりたい方の参考になれば幸いです。

それではどうぞ!


①仕事内容、量の調整はどうだろう?

一般的なイラストレーター(フリーランス)は、受けたくない仕事は自分の裁量で調整できますが、インハウスの場合は苦手な仕事でもやらないといけないこともあります。
特にメディックメディアで本作りをする場合、イラストレーターの仕事はページ単位でもつため、担当した紙面のレイアウト、イラスト全てを一人で作る必要があります。レイアウトが苦手だからといってイラストだけ描く、みたいなことはできませんし、全体的に効率良く仕事をしていかないとページが組み上がっていきません。

私は機械系を描くのが苦手なんですが、
苦手だから描かないでは仕事にならないので頑張って描いてます!

②イラストレーター個人としての知名度は上げられる?

フリーランスでは、いい仕事をすればその分だけ自分の知名度をあげることができます。また、自分の絵柄を求めて依頼されるわけですし、得意なテイストもある程度出していけます。
しかし、メディックメディアの場合は基本的に個人名は書籍に載りません。また、『病気がみえる』の組版に関わる場合は、書籍内のイラストのテイストを揃えて作ることになりますので、自分の絵柄や得意なテイストを全面的に出す機会は少ないです。

とはいえ、持っている個性は隠しきれないもの。
発行された『病みえ』をよく見ると、この章とこの章は同じ人が描いているな〜、とわかるかもしれません。

同じようなドクターイラストでも絵のタッチに個性が見えるでしょう?
(ちなみにロボは入社直後、誰がどのイラストを描いたかを細かく分析していたMIオタクでした)
『メディックメディアのメディカルイラストレーター』というチームとして知ってもらう目的で
このnoteを立ち上げました。各々のイラストのテイストはnote記事で出すようにしています!

③時間の自由度で見ると?

当然ですがフリーランスは自分で仕事のスケジュールを組めますし、自分の仕事がしやすい環境は自分で作れます。
メディックメディアの場合、会社があるので基本的には出社します(リモートワーク可能な会社もあるとは思いますが、メディックメディアでは読者であり協力者である学生さんたちとの綿密な話し合いを大切にしているため、出社が基本です)。裁量労働制で働いているため、ある程度の時間の自由さは許容されていますが、一緒に仕事をする編集者との兼ね合いもあるので、そこまで自分の自由に働けるというわけではないです。

たとえば編集者がデータを出力して欲しい時間にイラストレーターが会社にいないと仕事にならないことがあるので、基本的には周りにあわせて10〜18時には会社にいる必要があります。

④金銭面は?

フリーランスの方はお仕事が順調な時は問題ありませんが、安定しないこともありますし、体調不良などで業務ができないことがあるとその分収入が減る可能性もあります。
その点、メディックメディアのようなインハウスの場合は、毎月のお仕事の増減はありますが常に安定したお給料がもらえます。
また、機材や資料の調達面でもフリーランスの方は自分で全て揃えなければなりませんが、インハウスの場合は基本的に会社が用意してくれます。

絵を描く時に必要な解剖学の本であったり、
デザイン系の参考書などは会社に揃っているので必要になったらすぐ確認できます。
人体模型やシリコン製の心臓のモデルなど、マニアックな物も揃っています。

⑤成長効率を考えてみよう。

フリーランスの方は何か新しい技術を習得する際は、書籍や動画、勉強会などで自主的に知識を得ていく必要があります。
また、特定の仕事だけでは視野が広がりづらいですし、特にメディカルイラストレーターの場合、元々知り合いなどでないとなかなか医療関係者との繋がりは持ちにくいです。

メディックメディアの場合、個人的な勉強をしていく機会ももちろんありますが、会社として今まで培った育成ノウハウがあるため、効率的に成長ができます。またすぐそばに他のメディカルイラストレーターがおり、表現方法を増やしたり疑問点をすぐ聞けるので知識や技術の共有がスムーズに行えます。
イラスト以外の仕事をたくさん行えることで視野が広がる可能性も多いですし、常に会社に医師・医学生などの医療関係者がいるため相談などもしやすいです。

成長効率が一番のメリットかなと個人的には思いますね。

結論!

上記の項目を一覧にまとめてみました。

どうでしょうか。

フリーランスは、「自分で成長する意志が強い人(できる人)」「自分を出していきたい人」がむいているかなと思います。逆に「効率的に成長したい人」「安定が欲しい人」にとっては会社勤めはすごくあっているのではないでしょうか。

メディックメディアの場合、
依頼されたイラストを納品するだけではなく、レイアウトから変えていくのはどうだろう?とか、そもそもイラストじゃなくて漫画や動画的な表現の方がよりわかりやすく伝えられるんじゃないか、などをイラストレーター側からも提案していけます。

社内の編集者とイラストレーターがお互いの個性や得意なことを持ち寄って
一緒にコンテンツをつくっていける
ことが、一番の強みかなと思っています。

この記事が参加している募集

仕事について話そう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?