DTPerが動画作ってみる 第1話(全6話)
_人人人人人人人_
> 突然の挑戦 <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
「おにくさん、販促用のTikTok動画作りませんか?」
「動画は少し触っていつもすぐに挫折しています」
「大丈夫ですよ、俺も先生に教わって今なんとか作れてますから!」
「先生……?」
「こんにちは、先生です」
「ミジンコさんが多分うちのイラストレーターの中で一番動画くわしいっす」
「こんな……老いた熟成肉でも動画作れるようになりますか……?」
「大丈夫です、とりあえずやりましょう! 一緒に切磋琢磨する仲間を連れてきましたよ」
「どうも、仲間のマグロです」
「ライバルがいた方が盛り上がりますからね」
「仲間じゃなかったのか」
【謎の青い紙】
「まずはこれです」
「会社の備品のフセン(大)ですね。……えっ、パラパラ漫画にするの?」
「違います、こうです」
「メディックメディア発行書籍『病気がみえる』のインスタグラムに投稿した語呂合わせです」
「すごいアナログ」
「そうなんです、見た人が自分でもマネして参考書に描き込める、みたいなユルさがコンセプトです」
「基本的にはこれをラフとして、こんなTikTok動画にしていきます」
「おぉ〜動いてる! このイケボは誰? こんな声の社員いた?」
「合成音声ですよ」
「えっ?! ボカロのイメージで止まってた……すごい」
(ボカロ:YAMAHA製の合成音声ソフト『VOCALOID(ボーカロイド)』。みんなミックミクにされていた)
「まずはこのラフを描いてもらいます、来週までに」
「早いな」
【テーマを決めよう】
「この2つのゴロから自分がやるものを選んでください」
「はにわ」
「速い」
「会長よりラクそうだし……」
「ずるい先輩だ」
「お二人のラフができたら、動画ソフトの説明をしますね。よろしくお願いします!」
「ハーイ」
(次回、Aeとの邂逅)
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