流産は治療できる?
流産の治療は難しい流産の約80%は受精卵に偶発的に生じた染色体異常が原因で、その受精卵の染色体異常を治療することは不可能です(文献1)。ヒトはもともと受精卵の染色体異常が多く、どうしても避けられない流産があります。
ただ、受精卵以外の問題で流産率を上げるリスク因子を、少しでも減らすことはできます。つまり流産の治療の基本は、流産や不育症のリスク因子をひとつでも減らすことです。
ただ、不育症の多くはリスク因子がない原因不明不育症です。
これまでにたくさんの原因不明不育症に対する試