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ドローンカメラマンが語る!空撮写真・動画の賢いクリエイティブへの活用方法。

ドローンで撮影した写真や動画を見る機会が多くなりました。その活用方法はテレビ・映画などメディア。企業プロモーション分野ではプロモーション映像・WEBサイト・パンフレット。ドローンの撮影データを活用したクリエイティブ制作が当たり前になっています。

私は、日ごろはクリエイティブディレクターとして、DTP・WEB・映像の制作進行を行うことが多いのですが、残り業務の半分はドローンカメラマンとして日本全国を飛び回っています。

ここでは、ドローンカメラマンが教える、「映像」「WEB」「グラフィック」ごとのドローン空撮写真・動画の活用例をご紹介したいと思います。

映像でのドローンの活用例

私たちがドローン撮影するケースで最も多いのが「動画」の撮影です。テレビ番組であったり、映画の撮影はもちろんのこと、いまでは顧客企業がドローン映像を活用したプロモーション映像を作成する機会が増えています。

映像制作の場合、大きく分け「ドローンのみで構成された映像」「地上カメラ・ドローンなど複数機材を活用した映像」に別れます。私たちが担当した2つの事例をご紹介しながら説明してみましょう。

■ドローン動画のみを活用した事例

下記の2つの事例は、ドローン撮影した動画のみを活用し編集。1本の映像に仕上げたものになります。日常では体験できない鳥の目線からの映像は、見る人の心を動かすほどのインパクトがあります。

反面、ドローン動画のみで構成された映像では、伝えたいことが伝わりづらかったり、被写体が「ドローン映え」しなければ、なかなか厳しい面があります。

■地上カメラ+ドローン動画を活用した事例

私たちが制作する映像の大半は、ドローン動画をアクセントに用い、地上カメラの動画と併せて、見る人にストーリーを伝えることを意識しています。

下記の2つの事例は「ドローンをアクセント」「伝えるべきことは地上カメラ併用」で撮影、構成された映像となります。

※映画「グレイテスト・ショーマン」PVはドローン撮影のみMediact担当

WEBサイトでのドローン活用例

WEBサイトを構築する場合、ドローンで撮影した動画や写真を存分に活用することが可能です。活用例として「WEBサイトTOPページでのループ映像」「キービジュアルとしての写真利用」の2つのパターンとなります。

■TOPページでのビジュアルループ映像の事例

下記WEBサイトは西部タンカー様という国内タンカーを運行する海運会社さんのWEBサイトです。ダイナミックな船舶の海上での航行の様子をWEBサイトTOPページでループ映像で表現しています。

西部タンカー株式会社WEBサイト

■サイト内でのキービジュアルとしての事例

TOPページや下層ページのキービジュアルとしてドローン撮影した写真を活用するケースも増えています。建築業界のWEBサイトや、物流倉庫・大型施設など。ドローンならではの鳥の目線でインパクトのある被写体の写真撮影ができる場合はドローン撮影を実施する場合が多くなります。

スーパートップ協会事務局WEBサイト

グラフィックでのドローン活用例

グラフィック(パンフレット・カタログetc)でのドローン写真の活用も多くなってきています。

下記のように表紙をめくった次のページ(見開きページ)で、大きく活用されるような例が多く、ドローン写真のみの大きな配置が、見る人に強い感動を与えます。

パンフレットでのドローン写真活用例

また、作り手であるグラフィックデザイナーにとっても、画ヂカラの強いドローン写真を配置することで、デザインに悩まず写真の訴求力を活かしたデザインが可能です。

また、学校や企業の周年イベント・周年史・記録としてもドローン写真が多く活用されます。下記は2023年7月撮影した福井県の小学校の150周年記念の様子です。

ドローン撮影を外部依頼する場合の注意点

ドローンの撮影データをクリエイティブに活用する場合、ドローン撮影可能なカメラマンに外部委託するケースがほとんどかと思います。

ドローンを飛行させるには「航空法」と呼ばれる国土交通省が定める法律に準拠した撮影が必要であったり、特に動画撮影の場合は高度なドローン操縦スキルも必要になってきます。

依頼する側にも最低限の知識が必要で、現場経験と知識が豊富なドローンカメラマンに業務を委託する必要があります。

ドローンの法律や、外部委託する場合の注意点を下記にまとめました。ドローン撮影の依頼時に参考にご活用ください。

※「ソラカメラ(R)」はMediactが運営するドローン空撮サービスの商標。

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