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【書店】高円寺の本屋さんで本を買う。

前から気になっていた、高円寺にある『蟹ブックス』という本屋さんに、本を買いに行きました。
横浜から高円寺に向かう道すがら、電車の中で改めて『蟹ブックス』さんのホームページをチェックしていると、店主は、『出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと』という本の著者である、花田菜々子さんであることが、今更ながら知ってしまいました。この本、2年ほど前に読んだのですが、中々衝撃的な内容でした。その著者さんに会えるかもと思うと、少し緊張しながら電車に揺られました。

高円寺駅南口から約5分ほど歩いたところに、『蟹ブックス』さんの木の看板が地面に立てかけられたビルがありました。そのビルの2階に上がっていくと、鉄製の扉があります。独立系の書店によくある、とても入店し難いお店で、少しばかり勇気が必要です。そっと扉を開けると、中は普通の書店のように本が本棚に並んでおり、少し安心しました。チラッと奥のレジカウンターの奥を見ると、女性が座っていて、恐らく出会い系サイトで70人と実際にあってその人に合いそうな本をすすめまくった方だなと予想ができました。

玄関口から一通り本棚を目で追いながら、面白そうなタイトルの本を手に取って、帯に書かれている内容や、目次などを見ながら楽しみました。その中から何冊か買いたい本の場所の場所を、覚えておきます。
店の奥の方まで本棚を一通り眺め、折り返して、もう一度玄関側に向かって本棚を見ていきます。見落とした本がないかチェックをし、気になっていた本を、もう一度手に取ってページをめくってみたいりしながら、本屋さんの中にいることを楽しみました。

最終的に、大治朋子(著)『人を動かすナラティブ』と、アニー・マーフィー・ポール(著)『脳の外で考える』という2冊の本を購入することにしました。
本をレジに持っていって、代金を支払います。
人見知りのアラカンである私は、店主さんに話しかけるようなことは、とてもできません。普通に代金を支払って、お店を出ました。

独立系の本屋さんは、大型書店やチェーン店とは違って、店主さん自らが吟味して仕入れをしている筈です。その中の本が売れる時は、絶対に嬉しいと思うのです。私がもし店主なら、絶対嬉しいものです。仕入れる本を検討するとき、売れる本をよりも誰かに読んでほしい本を選んで仕入れると思うからです。

『蟹ブックス』さんの店内は、魅力的な本でいっぱいです。そしてとても居心地の良い本屋さんでした。横浜から行くには少し時間もかかるのですが、是非また訪れたい本屋さんでした。


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