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【読書】『マティス展 完全ガイドブック』〜図録よりも解りやすい〜

先週、『マティス展』を見に行った時に、図録を買おうかどうしようかと、散々悩みました。
結果、図録を買うのはやめて、代わりに『マティス展 完全ガイドブック』という本を買いました。
図録は確かに記念にはなるのですが、後で読み返す事は殆どありません。
内容が専門的すぎて、理解するには中々苦労するのです。

その点、『マティス展 完全ガイドブック』は、図録に比べると、非常に読みやすい内容になっています。
私の様な初心者には、丁度良いのです。

私が言うのもおこがましいことなのですが、マティスの絵は何処か子供っぽさがある様に感じます。
なので、初心者でも非常に解りやすいと思うのです。
マティスの絵に比べると、ピカソの絵は少し難しく感じます。
マティスの絵をしっかりと知ってから、ピカソの絵を見るという順番が良いのではないかと、個人的には思います。

『マティス展 完全ガイドブック』には、展覧会の作品の出品元である、ポンピドゥー・センターについても、解説が書かれています。
ポンピドゥー・センターの建築を設計されたのは、イタリアのレンゾ・ピアノとイギリスのリチャード・ロジャースです。
レンゾ・ピアノ・・・何処かで聞いた事があると思いました。
そう、関西国際空港の旅客ターミナルビルの設計者です。
この旅客ターミナルビルの設計が発表された時には、少し話題になった記憶があります。
この旅客ターミナルビルについて、関西国際空港はもっとPRをしても良いと思います。
最近はあまり飛行機に乗ることがないの、空港に行く機会がないのですが、久しぶりに関西国際空港に行きたくなりました。

ロザリオ礼拝堂についても、解説が書かれています。
『マティス展』では、ロザリオ礼拝堂の映像が、4Kの大画面で写し出されていました。
中々、見応えのある映像で、見入ってしまいました。

これまで幾つかの美術展を観てきましたが、『マティス展』は最も印象に残る美術展でした。
美術展は、実際に見に行った後も、こうやってガイドブックなんかを見て楽しめます。
また、原田マハさんの小説も、何倍も楽しむことができるのです。
次はどの美術展に行こうかと、パンフレットを眺めながらニヤついている、土曜日の少し寝坊をした朝です。

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