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【登山】『丹沢 塔ノ岳』バカ尾根を舐めてはいけない

最近、あまり登山ができていないので、めっきり体力が落ちてしまっています。これではいけないと思い、丹沢の塔ノ岳に登ってきました。大倉バス停から大倉尾根を登るコースです。塔ノ岳の標高は1491メートルですが、大倉バス停の標高は290メートルということで、標高差1200メートルもあり、ひたすら登りが続きます。いつのまにか「バカ尾根」という渾名が付けられました。

「バカ尾根」の厳しさは充分承知していましたが、真夏の暑さとの戦いは想像以上でした。水分や行動食も気を使って用意をして行きましたが、頂上に着いた頃は、水分も食料も受け付けなくなってしまっていました。なんとかコンビニで買ったおにぎりを一つだけかじったのですが、下山中にもどしてしまいました。恐らく既に、熱中症若しくは脱水症状になっていたのだと思います。

下山はそんなに体力も使わないから大丈夫だろうと思っていましたが、一旦熱中症になってしまうと、簡単には体力は回復しません。ふらふらになりながら、なんとか下山をすることができました。

改めて、「バカ尾根」の恐ろしさと、夏山の低山の暑さを思い知らされました。登山というのはレジャー感覚になってしまうのですが、立派なスポーツです。自分の体力と山の環境を認識していないと、大変なことになります。

これまでも辛い山行はありましたが、今回が今まで、最も辛い山行となりました。自分の体力の限界に自信を無くしてしまう結果となりましたが、登山を舐めてはいけないという、教訓を改めて認識する事が出来ました。

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