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【読書】今村翔吾(著)『塞王の楯』「第一章 石工の都」〜軍事基地に特化した建設会社の物語り〜

今村翔吾(著)『塞王の楯』を読みはじめています。
今村翔吾さんの『じんかん』があまりにも面白かったので、続けて読んでいるのです。

各地の城跡に行くと、必ず目につくのが石垣です。
コンクリートもアスファルトもなかった時代、石は貴重な建設資材でした。小学生のとき、遠足で大坂城に行った時に見た、馬鹿でかい石にはびっくりしたのを覚えています。

そういえば私の実家の近くのみかん畑にも、石垣が積まれています。
あの石垣が、いつ誰が積んだものなのかと、改めて考えてしまいます。
お城でなくても田舎行けば、住宅地や田畑など、至るところに石垣が積まれています。
トラックもクレーンもユンボもない時代に、人間が運んで人間が積んだものなのです。
そう考えると昔は、全国各地に石垣を積む職人がいたんだと思われます。

『塞王の楯』は、戦国時代の石積みにスポットライトが当てられた物語りです。
今で言うと、建設会社の物語りということになります。
軍事基地に特化した、建設会社の物語りです。


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