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富士登山の途中で引き返した話⑤エピローグ

そんなわけで、撤退して富士宮口に戻り、そこからタクシーでホテルに帰ったのでした。
ちなみに、上の朝日に染まるきれいな富士山の写真は、翌朝にホテルから父が撮ったもの。父は、最後の(後述しますが)富士山に登れなくて、そんな時に限ってこんな素敵な天気で、とても悔しがっていた。私も、悔しいし、悲しい。


1.反省点

やっぱり体力不足・準備不足だったのかなと。行く前の睡眠はしっかり取れていたけれど、何せ普段の運動量が、日本最高峰に登ろうという人のそれではなかった。

それと、撤退するかどうか、という判断が自分からできなかった(撤退するという選択肢を考えていなかった)のも、ちょっと反省ではあるかなと。

登山口で協力金に対して戴いた木札。
撤退記念になってしまった

2.よかったこと

でも、撤退してきたからこそ、途中で動けなくなったりとか転んで怪我をしたりとかはなかったんだな、と思います。
実は、登山前に父が「体力的に富士登山は今回を最後にする」と言っていたので、何としても一緒に登りきりたかったのですが、結果としてそれは双方に難があって果たせずでした。
でも、父も、「もう最後だから」と言って無理に登山を続けたりしなかったのは、登山家の父らしいところかなと思ったりもします。
山で無理をしたって、いいことはない。

3.来年に向けて。っていうか、これからどうする?

ここまで体力が落ちていたのは自分ではかなりショックでした。来年までに対策してまた登れるのか?と今から不安だったりもするし、もう来年は(というか富士山は、いや、山は)登らなくていいかなと思ったりも。
麓の草花を愛でるぐらいのハイキングが、自分の体力にはちょうどいいのかもしれません。考えよう……。

ホタルブクロかな?
小ぶりで、濃い青がきれいでした

4.余談

今回、結果として行動食が大量に余ったので、一部は非常食に突っ込みました。そして、山リュックは非常持ち出し袋として部屋に鎮座しています。

これを背負って走って逃げる日は
来てほしくない

そんなこんなで、富士登山の途中で引き返した話は、これにて終了します。
有難うございました!

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