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「普通の生活」の中で病院に通うということ

こんにちは。丸山芽生(めぶき)です。今日はクリニックに通っていて感じていたことを書きたいと思います。


通っていたのはレディースクリニック

私が通っていたのはレディースクリニックという分類?で、普通の産婦人科とは違い、不妊治療専門のところ。とくに高度不妊治療を見越して始めるひとはこういったところにお世話になる人が多いのではないかと思います。

クリニックの構えは至って普通。強いて言えば患者の95%ぐらいが女性ということぐらいでしょうか。(夫婦で受診する日もあるので、たまに男性もお見かけします)。


クリニックで良く見かけた光景

ただ、通っていると一つ普通の病院通いでは見られない光景に遭遇しました。それは『PCを持ち込んで仕事をしている人』が結構いたことです。特に、私が通っていたクリニックは待合室でよく見る長椅子の他に、窓際に面してカフェのようにテーブルがおいてあったので、そこでPCを開いている人をよく見かけました。しかもちらっと画面を見ると、メールやらパワーポイントやら、結構ガチでお仕事モードの方が多い。。

一般的にレディースクリニックの待ち時間は長く、1−2時間かかることが普通でした。しかも、週イチぐらいのペース、かつ昼間の時間(夜遅くやっているところもありますが、それでも最終受付18:30ぐらい)になることが多い。土曜日の診察もありますが、それこそ週末しか来られない人が殺到するので、待ち時間はウィークデー以上に長くなります。当時、すでにリモートワークが中心だったので、私は仕事をやりくりしてウィークデーに受診していました。


「普通の生活」の中で病院に通う

最初にその光景を目にした時に、私は不思議な感覚でした。なぜそんな感覚になるかと考えてみると、私は「病院に行く」というマインドでいたからです。確かに、他の病院では具合が悪くなって治療のために病院に来ているケースが多い。そうすると、病院で仕事をしている人に出会うことはとても少ない。でも、ここは違う。

そこで私は気づきました。「ああ、レディースクリニックに通うということは普通の生活の中にあるのだ」ということ。確かに保険証も持っていくし、治療は医療行為。でも、通っている人たちは「病人」ではない。ここをいぽ出れば、仕事をしたり、友達とショッピングに出かけたり、家事をしたり。日常の普通の生活を送る人々。その日常の中に、病院通いが入ってくる感覚を始めて感じました。


日常の中に病院通いを入れ込む設計できるか

それからは私も少し捉え方が変わり、クリニックでの過ごし方が変わりました。私はPCを持っていってもいまいち集中できなくて辞めてしまいましたが、携帯でメールやslackを返したり、目を通して置きたい資料を読む時間にしたりして活用していました。

仕事をしながら不妊治療を続けるのが大変で仕事を辞めてしまう人もいると聞きます。自分の場合はあまり時間や場所に縛られる働き方をそもそもしていなかったのもあるし、リモート中心生活に既になっていたところは大きな救いでした。でもそうでない環境の方も多いと思いますし、そういった方がこの不妊治療のスケジュールを両立するのは本当に大変だろうな、と思います。リモートを初め、環境の整備や配慮が整えばいいなと心から思います。

また、クリニック側もより待ち時間を短縮する工夫をするとか、長い待ち時間をより有効活用できる仕組みを入れる余地があるのではとも思いました。(例えば、人気飲食店で用いられるような呼び出しベルとか、メールで5人前になったら連絡くれる仕組みとか、入れられないのかな?とか。これが導入できれば、待ち時間にスーパーで買物したり、カフェでお茶したりできて時間も有効活用できるんじゃないかな)

勉強会の人気具合とかクリニックの混み具合とか見ていると、この分野はニーズが非常に高く、これからも拡大していきそうなエリア。でも、まだクリニックの数も含めて、周辺サービスの供給も発展の余地がありそう。。と、結局、ビジネスのことを考えながら待ち時間を潰しているのでした。笑


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