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書いては消して、書いては消して

 今日の昼、麻雀研究に関する記事を書こうとしていた。
 ところが、文章がまとまらない。
 そのため、「書いては消して」ということを2回繰り返した


 この点、私は文章を書く習慣を身に着けるためにNOTEを書いている。
 そして、このNOTEを書く上での制限は、

1、毎日更新すること
2、1記事500文字以上にすること

だけである。
 しかし、この条件では「良い文章」は書けないようである。
 文字数を増やす等、NOTEに関するルールを改訂したほうがいいかも。

 もっとも、私自身NOTEにこれ以上リソースを投入したくない。
 とすれば、条件を厳しくするのは遠慮したいのだが。


 さて、閑話休題。

 麻雀配信者として有名な人に志倉うに丸さんという人がいる。

 うに丸さんはニコニコ大百科に掲載されているくらいすごい人である。

 その志倉うに丸さが次の動画を配信した。

 ちなみに、この動画の背景を知るには次の動画が有用である。
(なので、URLを貼っておく)

 さて、この動画(上の動画)でうに丸さんは

フーロ聴牌VSリーチという状況における押し引き判断表を作成した

と発表した。
 具体的な表はこちらのNOTEで販売されている。

 個人的には「980円くらいで売った方が良くね?」と思わなくもない。
 それはさておき、この試み自体は原則として素晴らしいものと思われる。
 よって、是非、この面での実践研究を進めてほしいものである。
 もう、私にはもう麻雀界で貢献しようという意欲は原則としてないので。


 さて、うに丸さんの表(動画)のキモは要求打点である。
 この要求打点とは次の通り定義される。

 ベタオリしたときと押したときの局収支が一緒になる場合の和了収入点

 つまり、要求打点は押すか降りるか決めるためのボーダーラインである。
 ちなみに、要求打点を求めるための公式はある(当然である)。
 しかし、その公式、必要なパラメータが

押したときの和了率
押したときの放銃率
押したときの放銃時失点
押したときの被ツモ率
押したときの被ツモ時失点
押したときの横移動率
押したときの横移動時失点
押したときの流局率
押したときの流局時収支
降りたときの被ツモ率
降りたときの被ツモ時失点
降りたときの横移動率
降りたときの流局率
降りたときの流局時失点

という感じで14個もある。
 よって、式の詳細は省略する。
 ガチで知りたい人はコメント欄に希望を書いてほしい。
 というか、数学の問題として考えれば、それほど難しい問題でもない。
 よって、自分で式を導出することを勧める。
 そういうことをすることこそ脱量産型デジタルの第一歩なのだから。


 さて、要求打点がわかると何がわかるか。
 先ほど、要求打点とはボーダーラインであると書いた。
 つまり、要求打点がわかれば、押すか降りるかの分岐点がわかる。

 よって、うに丸さんが作った表によってわかるものは、

押しても降りてもトントンになる和了収入点(打点)の一覧表

である。
 要求打点を一覧できるようにして、ボーダーラインを見やすくしたことにこの表の価値があるということなのだろう。


 ところで、要求打点という概念自体は昔からあった。
 私の場合は「要求されるアガリ点」という言葉を用いていた。
 具体的には、8年以上前に次のサイトで用いた記憶がある。

 そして、『データで勝つ三人麻雀』では要求打点として公開している。

 他方、『「統計学」のマージャン戦術』では要求打点に触れていない。
 この本で触れているのは局収支までである。

 さすがに、要求打点だと細かすぎるかな、と思って公開しなかった。
 また、「要求打点を使わせてください」といっても、「難しすぎる、使うのは妥当ではない」と言われ、使えるとは思わなかったので、やめた。
 もっとも、実際に話をしたらどう転んだかは分からないが。


 ただ、要求打点に基づく考え方、これから普及するのだろうか?
 その辺に関しては意見があるのだが、その理由を書くと長くなる。
 というか、それが文章がまとまらなかった原因である。
 よって、今回のお話はこの辺としたい。

 では。

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