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人間には心がある

先月入社したばかりの新人さん。

帰り際、同じエレベーターに乗ったので、久しぶりにお話してみたところ…。

「私、ここ辞めようと思うんだけど、誰に言えばいいの?」

「(辞めるのは)早い方がいいから!」

などと言われる始末…。

何だか、そんな予感はしていました。

ボスは、「経験豊富なベテラン従業員を雇うことができた!」と喜んでいました。

そして、雇ったらそれで終わり。

目標を達成した途端、新人さんに対する関心を喪失。

「後は、勝手に働いて、未熟な従業員達を指導してね!」的な態度。

ボスが至らなければ、チームリーダーが何とかしなければならないのですが…。

このリーダー、人心掌握の心得は皆無。

新人さんは、職場の事を何も知らされないまま働いていました。

これ、私も同じ。

幸い、私の場合は、目の前に座っている女性が話し相手となってくれているため、こっそり情報収集ができています(笑)。

新人さんが言います。

「私、賞与の時期も知らされていないんだけど…」

(あ~あ…)

新人さんと私は席が離れているため、頻繁にお話することができませんでした。

話し相手もいないまま、淡々と言われた事だけをやり続ける日々。

チームリーダーは、新人さんの隣に座っていながら、心理面のケアを全くしていませんでした。

もともと、雑談が嫌いなリーダー。

必要最低限の情報もお知らせせず、新人さんを孤立させていました。

仕事だけできれば、それで良いのか?

いい年をした大人として、どうかと思うのです。

最後に、新人さんが私に言いました。

「今日は、お話を聞いてくれて、ありがとう!」

(ベテランでも、孤独は感じるんだ!)

私が誰かを指導する立場になった時、きっとこの新人さんの言葉を思い出すことでしょう…。


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