花甘露

安住の地を求めてさまよう、しがないサラリーマンです。人生には、馬鹿馬鹿しいことも時には…

花甘露

安住の地を求めてさまよう、しがないサラリーマンです。人生には、馬鹿馬鹿しいことも時には必要なんだと思う今日この頃。ちょっと滑稽で笑えるお話を中心に書いてみようと思います。

最近の記事

人間には心がある

先月入社したばかりの新人さん。 帰り際、同じエレベーターに乗ったので、久しぶりにお話してみたところ…。 「私、ここ辞めようと思うんだけど、誰に言えばいいの?」 「(辞めるのは)早い方がいいから!」 などと言われる始末…。 何だか、そんな予感はしていました。 ボスは、「経験豊富なベテラン従業員を雇うことができた!」と喜んでいました。 そして、雇ったらそれで終わり。 目標を達成した途端、新人さんに対する関心を喪失。 「後は、勝手に働いて、未熟な従業員達を指導して

    • やる気だけではどうにもならない…

      ゴールデンウィーク明けの労働。 体調不良気味の従業員達が多い模様…。 我々の職業は、ストレスが溜まりやすい部類に入ります。 休みだからといって、急に緊張の糸を切ると、後が大変です…。 この職場で1番厄介なお客さんを担当している先輩従業員。 連休明けから、深夜労働が続いている様です。 パート従業員にも関わらず、仕事ができ過ぎた悲劇で、正社員以上の労働。 いつも、「早く帰りたい!」とこぼしています。 ゴールデンウィーク明け早々、体調不良で休んでいた女性。 昨日、

      • 仕事の価値

        私の仕事。 大きく、実務畑を歩く人とコンサル畑を歩く人に別れます。 本当は、コンサル畑を歩きたかったのですが、1度実務畑を歩き始めると、なかなか抜け出せません。 なにしろ、実務の方が、圧倒的に人手不足。 1日中机に張り付いて、細かい事務作業に追われます。 この仕事、かなりストレスフル。 正確な仕事をしても、それが当然で、全く評価されません。 一方、コンサルタントはお客さんに滅茶苦茶感謝されて、報酬も高め。 お中元やお歳暮もジャンジャンやって来ます。 実務は、

        • けだるい休み明け

          ゴールデンウィーク明けの出勤。 職場の皆は、冴えない表情。 そして、体調不良のため、お休みする人も。 私の目の前に座っている女性が言います。 「こういう日は、人身事故が増えるんだよ~」 (あ~あ…) ちなみに、体調不良で休んだ女性は、かなりの仕事量を抱えています。 毎日、雪だるま式に増えていく仕事量。 今日休んだだけでも、大変なことに…。 ボスは、「こんな遅い時間に(お休みの)連絡をして来るなんて、きっと、寝坊だな!」などと言っているのですが…。 そんな呑

        人間には心がある

          順番がおかしいかもね

          ゴールデンウィークも今日で最後。 ほとんど家で過ごしていました。 (節約するのだ!) 物価高なのに薄給のまま。 「老後資金を用意しなければ!」という恐怖。 今の職場に居続けても、収入アップは期待できないため、転職サイトを閲覧するも、改めて、自分の居る業界の貧しさを実感(笑)。 ちなみに、私の居る業界は人手不足。 それなのに、何処も低賃金。 最初のうちは、修行だと思って我慢できるのですが、段々仕事を覚えてくると、「責任の重い仕事の割に、給与額が釣り合っていない!

          順番がおかしいかもね

          人材の自転車操業

          ゴールデンウィークも後半。 今回、お出かけはせず、家で鋭気を養います。 思ったより、疲れが蓄積していました。 私の職種は、ストレスが溜まりやすい部類に入ります。 しかも、未熟な組織で働いている人がほとんどで、大概の人が、力を付けたら、サッサと条件の良い一般企業へ移るか、独立するかのどちらか。 最悪の場合、メンタルを殺られて、働けなくなる人も…。 私の前任者の男性。 変なお客さんに激しく叱責されて、家から1歩も出られなくなってしまったのだとか…。 病院にも行けず

          人材の自転車操業

          それが、何か?

          私の母。 極貧状態で育ったため、結婚してからは超節約生活を送ります。 美容院には、行きません。 お化粧もしません。 着ている服は、ボロボロ。 珍しく、父の実家に行くことになった母。 着て行く服が…。 しかし、本人は全く気にしていません(笑)。 時は、夏。 膝が擦り切れたズボンを自分でカットして、短パンにしたものを履いて父の実家に登場。 (なんか、左右の長さが違うかも…) 元々、黒かったズボンですが、洗濯し過ぎて変な色合いに。 上は、ブラウス。 これも

          それが、何か?

          いつの間にか、怠け者に…

          最近、JRの駅ナカでお買い物をする機会が増えたため、SuicaとJRE ポイントを連携。 駅の大きなディスプレイには、Suicaのペンギンが出てきて、盛んにJREポイントをアピール。 なんでもかんでも、Suicaで決済を始めたところ…。 Suicaでお支払いができないお店に行くと、つい、「面倒だな!」などと思う様に…。 飲食店でも、お客さんが、「え~、Suicaで支払いできないの~?」と騒いでいたりします。 便利になると、つい、怠け者に…。 お財布からお金を取り出

          いつの間にか、怠け者に…

          雰囲気だけで勝負した男

          私の父。 その体から、変な物質でも出ているのでしょうか? 「一緒に居ると、幸せになれそうな気がする!」 皆に、そう、言われたりしています(笑)。 どうやら、写真からもその様な気配を漂わせているらしく…。 母のいとこが、父の写真を見て言いました。 「もし、○○ちゃん(母のこと)の結婚が破談になったら、次は、私!」 「この人と結婚する~」 一体、どうした事か…。 この写真、相当、貧乏臭が漂っているのですが…。 なにしろ、ボロボロの掘っ立て小屋の前で、ガリガリに

          雰囲気だけで勝負した男

          本当に欲しかったのは…

          ゴールデンウィーク途中での出勤。 なんだか、労働意欲が減退(笑)。 皆の表情も冴えません。 お客さんからの電話も極端に少なく、職場自体は平和。 ボスが皆に、「明日は、柏餅をご馳走してあげるからね!」とアナウンス。 私の目の前に座っている女性は、あんこが苦手。 他にも、「ボス、つぶ餡は止めて下さい!」とか、「味噌餡がいい~」との声が…。 残念ながら、柏餅のプレゼントは、イマイチ。 従業員のモチベーションアップにはつながらない模様(笑)。 柏餅よりも、休みが欲し

          本当に欲しかったのは…

          不可思議な雰囲気の職場

          うちの職場は、カレンダー通り出勤。 私の前の席の女性が、酷い表情をして座っていました…。 「休み中、実家の階段から転落して、両足が変色したんですよ…」 「休みだからと言って、気を抜いたんです…」 「甥っ子達に、突き飛ばされたんです…」 (あ~あ…) 私も、気持ちは冴えません(笑)。 我々の仕事は、常に緊張状態を強いられます。 連休を前にすると、つい、脱力してしまいます。 毎日、金曜日目指してひたすら走り続けるのみ。 今月入社したばかりの新人さんは、何やら、

          不可思議な雰囲気の職場

          愛されている証拠?

          昨日は気分転換と称して、久しぶりに新宿にお出かけ。 ところが…。 何故か、疲れただけ(笑)。 (日々の労働のストレスが…) たまたま見つけた古風(?)なお店で、コーヒーとホットドックをいただきます。 なかなか美味しかったのですが、もはやそれでも取れない日頃の疲れ。 結局、あまり歩き回る気分にもなれず…。 ドラえもんが食べていると噂されている、あるお店のどら焼を買って帰宅。 そして、今日は、ほとんど寝たきり状態。 (遊ぶのも、エネルギーがいるのだ!) うつら

          愛されている証拠?

          滑稽ながらも…

          私の父。 言葉少なに、微妙に人を導きます(笑)。 導かれている本人は、その事に、ちっとも気が付いていません。 目の前の相手に、多くを喋らせる父。 一見、たわいもない様な相づちを入れて、相手を乗せて行きます。 そして、いつの間にか、自分のペースに巻き込んでしまう父。 理不尽な事を言って騒いでいる人がいると、父が呼ばれます。 どこで身に付けたかは謎の実力を行使して、変人を平和な世界へ連れて行きます。 ある日、変人のうちの1人が、父に言いました。 「ウソつき!」

          滑稽ながらも…

          謎にモテる男の有り様

          私の母。 一緒に暮らすには、なかなか大変な部類に入ると思うのです(笑)。 母の実母(祖母)は、母が小学校2年生の頃から一緒に暮らし始めたのですが…。 とても、手を焼いていた模様。 まあ、一旦は母を捨ててしまったのですから、上手く行く訳もないのですが…。 誰からも守ってもらわずに幼少期を過ごした母は、幼くして強烈な自我を確立。 実母を見て思いました。 「こんなアホな考えでおるから、不幸から抜け出せへんのやわ!」 そして、実母に説教。 「しょうもない男(祖父)に

          謎にモテる男の有り様

          新人さんに訪れた試練

          今日は、やっとこさ金曜日。 この日を切望していたハズの女性従業員。 私の目の前の席に座っています。 「本物の金曜日がやってきたよ!」 そう、声をかけてみたところ…。 冴えない表情で、「私、金曜日は死んでるんで…」と答える彼女。 彼女の担当しているお客さんは、かなり厄介。 時には怒鳴られたりして、メンタルはボロボロ。 それにしても、ボスはどうしてお客さんを選ばないのか? 私の前任者も、ヘンテコなお客さんにメンタルを壊されたというのに…。 ちなみに、このお客さ

          新人さんに訪れた試練

          戦う勇気は無かった

          私の前の席に座っている、職場の戯れ相手。 「花甘露さん、今日は金曜日だと思ったら、まだ後1日あるんですね…」 「あ~あ…」 毎週、同じことを言っては、ため息をつきます(笑)。 労働意欲は、ゼロどころか、マイナス。 彼女、家賃の高い所に住んでいるらしく、生活はギリギリなのだとか…。 おからパウダーで、お手製のおやつを作って持参。 「チョコレートが高くて、買えないよ~」 「こんな貧乏で、子供なんか育てられませんよ!」 「結婚なんて、ムリムリ!」 (なんか、身に

          戦う勇気は無かった