なぜあなたは「過去に縛られたまま」なのか?
文化庁の「国語に関する世論調査」によると、
月に7冊読めば、日本人上位3%になれるらしい。
・・・なら3%に入ってみようじゃないの。
という、至極安易な考えのもと、スタートしたプロジェクトです。
【目標】
1年で84冊以上読むこと(7冊×12ヶ月)
★2024年3月: 18冊(←まとめリンク)
★2024年4月:7冊(←まとめリンク)
【ルール】
❶本を読んだら、その本から学んだことをまとめ、誰かに話せる状態にする
❷本を受けてどんな行動を起こすのかというアクションプランを3つ立てる
【期間】
2024年3月1日〜12月31日まで。
【ライタープロフィール】
1992年生まれ。現在エリアマネージャー職。
2015年、某大手自動車メーカー新卒入社後、直販営業部を経験するも、2018年、「適応障害」となり、休職。今後の働き方を本気で考えざるを得なくなり、休職中の1年間、自己分析に明け暮れ、自分自身の取り扱い方法を身につける。2019年、適職とも言える職業に就くことに成功し、転職から半年後、エリアマネージャー職へ。
【裏テーマ】
読書量と年収に相関が出てくるのか検証する。
5月1冊目
㉖幸せになる勇気
著者:岸見 一郎 、古賀 史健
まとめ:
幸せになる勇気の続編です。
この本から抜き取った要点は2つ。
①「過去は存在しない」
②「自立援助が親・教育者・リーダーの務めである」
《過去は存在しない》
アドラー心理学では、過去は存在しません。「解釈」があるだけ。今の自分を正当化するために過去を使うのです。
例えば、過去に起こった悲劇を、「あのときの経験があるから、今の自分があるんだ」と前向きに語る人もいれば、「あのときこうなったせいで・・・」と、その出来事に縛られ、トラウマとなっている人がいるのはなぜでしょうか?
それは、その不幸をその人が必要としているから。
過去は時に、今の自分への言い訳に使われるのです。
もっと言うと、今の自分の目的に合致する出来事を過去から選択し、意味づけを施して自らの記憶としているのです。逆に、目的に合わない出来事は消去されている。
つまり、自分の「今」が、過去を決めているということ。
そういう意味で、過去は存在しない。あるのは、解釈だけ。ということです。
《自立援助が親・教育者・リーダーの務めである》
親を含め、教育する立場にある人間、組織の運営を任されたリーダーは、常に「自立」という目標を掲げよ、とアドラーは主張します。
また、潜在的に、親や教育者は自立されるのを恐れている、とも。
なぜなら、縦の関係(上下関係)を築いてしまっており、もし子どもや部下たちが自立して対等な立場になってしまったら、自分の権威が崩れてしまうから。それを恐れているというわけです。
そういった中でも、「決断を尊重し、決断を援助すること」が役目であり、「自立援助という貢献感の中に幸せを見出すしかない」というのが、アドラー心理学のスタンスです。
自立援助のためには、「それは自分で決めていいんだよ」と教えることが必要で、「自分の人生は、すべて自分で決めるものなのだ」と伝えること、「決断にあたって必要な知識や経験があれば、それを提供する(援助する)」ことが、教育者のあるべき姿である、というわけです。
アクションプラン:
❶過去を引き合いに出してしまった時、自分は何を正当化しようとしているか、何を諦めようとしているのか考えてみる
❷究極的には、自分がいなくても問題ないような状態の組織にする
❸部下には「自分で決めさせる」機会を増やす、その決断を支援する
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