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【悪用厳禁!?心理学 × MBTIで実践!】

今回は心理学的な視点からMBTIについて見ていきます。


1│ 見た目が9割!メラビアンの法則とは

「メラビアンの法則」- 1971年
アメリカ・カリフォルニア大学ロサンゼルス校にて
心理学名誉教授 アルバート・メラビアンが提唱したコミュニケーションの概念です。

これにはそれぞれ占める割合があり
 ⑴ 視覚情報: 55%…表情やジェスチャー
 ⑵ 聴覚情報: 38%…耳で拾う情報全般
 ⑶ 言語情報:   7%…話す内容や中身
 
このように「人は見た目が9割」というのはある意味正しいとも言えます。

ただしこれは「ルッキズム」を推奨する内容ではなく、あくまでどの情報を優先的に判断材料としてみなしているかを統計的に取ったデータに過ぎません。
これには多くの人が誤解しているので注意して下さい。


「メラビアンの法則」の罠…実はあなたも無意識的に騙されてます

「かき氷の味はシロップが違っても全て同じ味」

これは目を閉じて鼻をつまんで食べることで簡単に実験が出来ます。
嗅覚も影響しますが、視覚の情報に頼っているのも事実です。

もしあなたがMBTIの性格分析を始めようとして、キャラクターにも当てはめようとしているなら注意して下さい。

基本的に好意を寄せているキャラクターを中心に扱うので
その内容に関する判断は7%しかないわけです。


どんなに中立的、客観的な判断を努めたとしても
文化圏における思想の違いや偏見によって違う解釈が生まれます

そもそも客観とはなんでしょうか。

量子物理学で「ウィグナーの友人」という思考実験を実証実験したところ
実験の客観的事実に合意することは不可能であり、ウィグナーは正しかったという結論に至ったという実験結果が報告されています。
( 引用元: MIT Tech Review: 客観的実在は存在せず?量子力学の逆説「ウィグナーの友人」を初実験 (technologyreview.jp) )

MIT Tech Review: 客観的実在は存在せず?量子力学の逆説「ウィグナーの友人」を初実験 (technologyreview.jp)

つまり客観的な判断は存在しないため、MBTIで分析をする際に個人の判断を信用出来るか7%という数字を見る限りでは限界を感じるのが正直な話です。


2│ 誰もが陥るハロー効果とは

ハロー効果を分かりやすく言うと
第一印象でその人が持つイメージのすべてを決めつけてしまう、イメージ操作のようなものです。
ここでは誤差や悪影響を出来る限り無くすために押さえるべき2つのポイントを紹介します。

同じ内容を与えて同じ結果を何度も得られるか
明確な基準を元に誰が見ても同じ結果を出せるか

2つのポイントを押さえて改善を重ねることが
MBTI Archive Projectが取り組んでいる分析の一環です。


こんな「ハロー効果」も!?無意識的に使ってないですか?

MBTIでのハロー効果は以下にまとめてみました。

・好感を持っているので他よりも魅力的に感じる (対比誤差)
・偏見を通して良い評価をする (論理誤差)
・分析に対して自信があり誰よりも詳しいと自負する (分散化傾向)
・自分の性格に合わせて意図的に改変を試みる (逆算化傾向)
・創意工夫よりも保守的なルールに従うように強要する (厳格化傾向)
・分析の難しい内容をあたかもそれであるかのように評価する (観察不足による中央化傾向・寛大化傾向)

AIを用いて基準や内容のデータが明らかであれば、このような心理的誤差を避けることが出来ます


3│Z世代は危険!カクテル・パーティ効果とは

コスパ・タイパを重視する人間はIQが低いとも言われてますが
実はそのような傾向は脳の特徴だということを知ってましたか?

カクテル・パーティ効果というのは
「自分が興味のある話題や都合のいい情報のみを選んで他の情報はシャットダウンする、という脳の情報処理の効率化のためにおきる現象」です。

これはMBTIの相性にも言えることですが
自分にとって都合のいい情報を押し付けて他の意見を受け付けない行為もこういった心理的な現象です。


カラーバス効果を試してみよう!

「カクテル・パーティ効果」の名前が有名なのであまり知られてないですが
これは聴覚の分野で、視覚の分野では「カラーバス効果」と言われています。

試しに10秒間、周囲を見渡してから目を片手で覆ってください。
質問をするので指の隙間から頑張って見て下さい(笑)


いいですか?下にスクロールして質問を確認してみて下さい。






「今の時間は何時何分でしたか?」




すぐには答えられない方が多かったのではないでしょうか。
では時刻を確認してみて下さい。

これが脳科学でも証明されている「選択的注意」の一種です。
見えているものが全てではありませんし、見たいものを見るように出来ているのが人間の特徴です。

4│MBTI Archive Projectの取り組みについて

このような背景から
私は心理学的なフィルターを通さない方法で性格分析をしようと決めたきっかけです。

・7%しかない判断内容を最大化することで、MBTIの基準に最も忠実な診断を出力することに努めています
・好き嫌いに囚われず、AIに判断を任せることで統計的な判断ができます
・主観の限界を技術を用いて超えることが、視野を広げ相互理解に繋がると信じています

見学だけでも構いません。もちろん参加も歓迎します。
興味がある方は参加を通じて新しい視野で楽しんでもらえると幸いです。

▽▽▽ 参加はこちらから(画像をクリックで招待されます) ▽▽▽

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