松ぼっくり工藤

'02(21)/仙台/大学生/お笑い

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大学生の僕が、R-1グランプリに人生を捧げた話

 僕は宮城県に暮らす、お笑い好きの大学生だ。元はただお笑いが好きというだけだったが、最近はそんな気持ちが行き過ぎた結果、2ヶ月に1回くらい東京でお笑いライブに出演している。今日は、そんな僕が先日R-1グランプリの1回戦に出場したときの話をしたい。 R-1に向けて過ごした1年間  僕がR-1グランプリに出場したのは、昨年に続いて今年で2回目だった。昨年の結果は、1回戦敗退。そもそも人前でネタをするのが人生で3回目で、取捨選択できるほどのネタ数もなく、当日は全くと言っていいほ

    • 僕がなりたかった大人とは

       21歳、大学3年の冬、僕はこれからつまらない大人になっていくのかもしれないと思った。 普通になりたくなかった僕は、  12月、R-1グランプリの1回戦に出場した。  周りの友達が夏ごろから就職活動に時間を注ぎ始めるなか、僕はその時間を1回戦突破に向けてネタを磨く時間として費やした。  1月、思いを募らせて挑んだR-1の敗退を機に、就職活動を始めた。周りとの遅れを取り戻そうと過ごした日々は、R-1敗退の悔しさを忘れるほど早く感じた。  2月、とりあえず受けてみようの気

      • 恋人ができて1ヶ月で別れた話

         昨日、数年ぶりにできた彼女と別れた。  同じバイト先の子で、付き合い始めて1ヶ月も経っていなかったが、僕は別れを切り出してしまった。  なぜそれしか経っていないにもかかわらず、別れたいと思ってしまったのか、自分でもよく分からない。  だから、文章に起こすことで自分の気持ちに気付けるのではないかと思って、今の思いをnoteに記そうと思う。 「嬉しい」と「好き」は似て非なるもの  彼女はバイト先の1個下の子で、ずっと業務上の会話しかしたことがなかったし、当然バイト先以外で

        • 冴えなかった高校時代の話

           高校の頃、毎日手帳のカレンダーに正の字を書いていた時期がある。  「今日は何人の人と話したか……」と。 充実した中学時代がもたらした弊害  僕は中学時代、部活ではバスケ部で部長を務め、学年でも学年委員長を務めるような、いわゆる"目立つタイプ"だった。そのせいか、集団の中心には常に自分がいると思い込んで、高校でもそれが続くと思っていた。  しかし実際に入学してみると、当然周りは自分のことを知らないため、いきなり自分が集団の中心になることはなかった。今思えば当たり前のこと

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          大人の恋愛って怖い

           僕は恋愛とは無縁のしがない大学生だ。  勉強漬けの高校3年間を過ごし、最後に彼女がいたのは中学時代まで遡る。純粋な恋愛しか知らない僕にとって大学生の恋愛はまさにハードだった。 大学生になれば自然と彼女ができるものだと思っていた  新型コロナウイルスの影響でほとんどの講義がオンラインで実施されたこともあり、大学には彼女どころか、まともに話したことのある女の子すら1人いるかいないかだ。サークルには属していないし、飲み会なんて行ったことがない。彼女ができないのは環境のせいで

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          初めてお笑いライブに出演した話

           僕は宮城県に暮らす、お笑い好きの大学生だ。最近は、お笑いが好きすぎて、とうとう出る側になってしまった。  今日は、初めてお笑いの舞台に立った時の話をしたい。  僕が初めて出たお笑いライブは、今年(2022年)の7月、東京の下北沢で行われた「下北GRIP」というフリーライブだった。  このライブは毎週末開催され、素人でも簡単に出れるが、サツマカワRPGさんやYes!アキトさん、金の国さんなど、有名な芸人さんも出演している。特に怪奇!YesどんぐりRPGさんの基地として有名で

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