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シッダルタ/ヘルマン・ヘッセ、訳:手塚富雄



LINEのオープンチャットで教えていただき、図書館で借りてきた #ヘルマンヘッセ の著書、
#シッダルタ  を拝読しました。
本書は、翻訳されたものが3冊あるのですが、今回は、 #岩波文庫 から出ている  #手塚富雄 さんの翻訳のものにしました。


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小難しいイメージだった岩波文庫。
恐る恐る初めて手を出しましたが。。。
案の定小難しかったです。
とりあえず、最後まで読み切った自分を褒めたいと思います(笑)
とはいえ、本書は岩波文庫の中でも読みやすい方だったようですが。



ヘルマン・ヘッセの著書自体も、今回初めて拝読しました。
さすが詩人のヘルマン・ヘッセ。
文章がとても美しかったです。


そして、本書はブッタのことを描いたというよりも、ヘルマン・ヘッセがブッタから浮かんだイマジネーションで描いた物語でした。


因みに、「シッダルタ」は幼名、「ゴータマ」は部族名、「ブッタ」は目覚めた人。


本書には、本来は同一人物であるシッダルタとゴータマが別人として描かれています。
ゴータマは、僧侶となり悟りを拓いてブッタになった人として、主人公のシッダルタは人としての欲や苦悩と葛藤しながら乗り越えて悟りを拓いた人として。


私は、ヘルマン・ヘッセが伝えたかったことは、多分3分の1も理解出来てはいないと思いますが。。。

悟りを拓くということは、何も特別なことではないのではないかと感じました。
欲にまみれて、苦悩して、何も気づかないままでいたらそれまでですが、自分の身に起こることは必然と考えれば、全て学びになるのではないでしょうか。


そして、結局行き着くところは愛ですし、自分なのだと感じました。


「オームは弓、矢は心。
梵(ブラフマン)こそその的となれ。
必ずこれを貫くべし。」
(本文より一部抜粋。)
※オーム→宇宙を表す音。
※梵→宇宙全体の根源(全ての原因)。

いかなることが起こっても、自身の心の奥底にある声を聴き、しっかり原因を理解することを常に心掛けたいものです。


さて、次に図書館に予約した本を取りに行ってきたのですが。。。
精神世界に関する書物が続いているので、箸休めに積読本を挟もうかな。
積読本も減らさないといけないし。

とか考えていたのに、TSUTAYAの”中古文庫本50%OFF”という悪魔の囁きに負け、また積読本が増えました。
もうすぐBOOK・OFFに注文した本も届くのに。


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ご覧の通り、 #パウロコエーリョ さんにどハマりしている私です。






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