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かもめ食堂/群ようこ






積読本📚の中から、群ようこさんの
「かもめ食堂」を拝読📖しました。
(2022,3,25 読了)







先に映画を視聴して、とても素敵なお話だったので原作も拝読しようと購入しました。

「華やかな盛りつけじゃなくてもいい。素朴でいいから、ちゃんとした食事を食べてもらえるような店を作りたい」



という夢を叶えるためにフィンランドのヘルシンキで「かもめ食堂」を始めた主人公のサチエと、その周りに集まってくるユニークな人々のなにげない日常を描いた物語です。



主人公のサチエは父の影響もあり、一本筋の通った性格。
決して言葉数が多い訳では無いけれど言動に説得力がある女性です。
かといって堅苦しい雰囲気なのではなく、柔軟性もあるので周りに人が集まるしとても好感の持てる人。



「かもめ食堂」もサチエの人柄が現れているような素敵なお店だということは、原作からも映画からも伝わってきます。
こんなお店が近所にあったら私は迷わずお気に入りの行きつけにすることでしょう。
心がチクチクしたらすぐに駆け込みたくなるお店ですし、飲食業に携わる者としてサチエのお客様や食に対する姿勢を見習っていきたいものです。



そして、原作を拝読して改めて映画のキャスティングはとてもマッチしていたと思います。
先に映画を視聴していたので、原作を拝読する際は頭で映像化しやすかったな。



ところで、物語の舞台になったヘルシンキはロシアから160㌔という場所にあるため今危機感高まる状態なのだそうです。
「かもめ食堂」はそこに実在してはいませんが、優しく温かい物語の舞台になった場所が、平和を乱されるような日々となってしまっていることがとても悲しい。
平穏な日々が早く戻ることを祈りたい🕊  ͗ ͗〰︎︎








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