求愛瞳孔反射/穂村弘
2月の読書感想をほっぽらかしたまま気付けばもう3月も半ば。
何をしていたというこもないのですが、なんとなくインプットすることと積読家活動に勤しんでおりました。お陰で読書感想は溜まるし積読は増えるし。まぁ、そんな時もあります。
また少しずつアウトプットも再開していけたらと考えております。
積読本📚の中から、穂村弘さんの詩集
「求愛瞳孔反射」を拝読しました📖´-
(2024,2,24 読了)
本書も前回の「きっとあの人は眠っているんだよ/穂村弘」と同様に読書会すみれ内で開催された自分主催の紹介型読書会「穂村弘作品」の為に拝読しました。
本書との出会いはほんの少しだけ偶然の引き寄せのようなものがありました。
少し前に「あのとき売った本、売れた本/小出和代」という紀伊国屋本店の元書店員・小出和代さんのエッセイを拝読していました。(こちらはまだ読みかけ)
一旦本を閉じ古書店へ行くことになって、そこで出会ったのが「求愛瞳孔反射」。
古書店から帰宅してまた読みかけていた本を読み始めてみるとそこに購入したばかりの「求愛瞳孔反射」が紹介されていたのでびっくり。なんだこの偶然はと。
どんな風に紹介されていたのかは、「あのとき売った本、売れた本」を読了してからまた改めて。
とまぁ、こんな楽しい偶然の出会いがあった詩集なのですが…
この詩集は穂村さんが失恋した時に書かれたものなのだそうです。そんな詩集の中には危うさと切なさと情欲さがギュッと詰まっていました。
詩は音読するのですが、この詩集は音読には不向きです。放送禁止用語が多数含まれているので。
ふざけとんのかいっ!とつっこみたくもなるし、ちんぷんかんぷんな詩もあるけれど、穂村さんの危険かつ切ない言葉にならない言葉のようなものがズンズンと自分の中に入ってくるような感覚になりました。なんだか言葉を通してまぐわっているような。
そして絶頂を迎えようとしたときにあっさり裏切られます。(解説で)
この喩えが正しいのかはよく分からんけれど。
穂村さんお得意の裏切り方。穂村さんファンだったらもうお馴染みの裏切り。
変態さのなかに潜む繊細さ。
これが穂村さんの魅力です。ズルい。
穂村さんの著書を拝読する度に惹き付けられては裏切られを繰り返し気付いたらどハマりしている私です。
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