見出し画像

パターソン/ジム・ジャームッシュ監督




益田ミリさんの著書で紹介されていた
「パターソン」を視聴しました。






✄---------あらすじ----------‐✄

ニュージャージー州パターソン市で暮らすバス運転手のパターソン。
朝起きると妻ローラにキスをしてからバスを走らせ、帰宅後には愛犬マービンと散歩へ行ってバーで1杯だけビールを飲む。
単調な毎日に見えるが、詩人でもある彼の目にはありふれた日常のすべてが美しく見え、周囲の人々との交流はかけがえのない時間だ。
そんな彼が過ごす7日間を描いた作品。

✄-------------------‐✄



益田ミリさんは著書の中で本作をラブストーリーと感じたと書かれていました。
自由奔放に自分のやりたいことをどんどん挑戦していく妻と、やりたいことを密かに続けながら変わらぬ日常を送る夫。
真逆な夫婦なんだけれど、お互いを尊重し合う姿はとても美しく、お互いの足りない部分を補い合える関係は確かに理想的。




パターソンの大切なものは自分の中に留めておきたいという気持ちと、本当は誰かに認めてもらいたいけど自信がないという複雑な想いは、私も共感できるなと。
パターソンの妻のようにアクティブに挑戦したいのは山々ですが、その一歩がなかなか踏み出せない。



そんな時はパターソンのように何かを手放すことで、やっと新たな一歩が踏み出せるようになるのかもしれません。
私が手放すもの。。。
と、またここでグジグジ考えてしまうのですよね。
薄ら気づいているのにも関わらず。
本作は詩人パターソンの語りで物語が進み、詩的で淡々と流れるような感じなので、パターソンと自分を重ねながら物思いにふけりつつ視聴しました。



じんわり心に残る作品でした。











プロフィールと他の記事はこちらからご覧になれます。



他愛ない雑談はこちらから🤗



よろしければサポートお願いします🙈 いただいたサポートはより良い読書エッセイを書いていくために積読家活動に活用させていただきます😳