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同性友情パートナーとの内見ツアー

こんにちは、まずみです。

夏の暑さがまだ続く某日、
同性の友情パートナーとの同居に向け、内見ツアーをしてまいりました。

今回は内見ツアーでどんなことをしてきたのか、
そこでわかった同性の友情パートナーと一緒に住むことへのハードルについて
書いていこうと思います。


簡単に私(まずみ)のプロフィールを置いておきます。

まずみ・・・
一人暮らし歴10年以上、数年前、アロマンティック?と自認。
恋愛は無理だけど家族はほしい、けど子どもはほしくない。
男性との友情結婚も検討したが、子どもなしなら性別はどちらでも良いと気づき、
同居できる人生のパートナーを探していたところ、今のパートナー(同性)と出会う。

パートナーは現在地方に住んでいるので、遠距離関係です。
2023年年明けから連絡を取り始め、数ヶ月後経った後、
初めて会った日に同居を前提として、人生のパートナー関係を結びました。

今は約1年半後の同居に向け、定期的に電話して互いを知ったり、
同性パートナーの同居についての情報交換を行っています。

★パートナーと出会う経緯はこちら↓

★人と暮らしたいと考える経緯はこちら↓
人と暮らしたい・・・シェアハウス?(その1)|まずみ (note.com)
人と暮らしたい・・・シェアハウス?(その2)|まずみ (note.com)

★アロマンティック?自認まではこちら↓

パートナーと会うのは前回の初対面以来、2回目。
今回は2日間予定をもらって、東京にプチ旅行しに来てくれました。

内見ツアーの目的

1.内見の練習

私は二人以上で暮らすのが初めてですし、
どんなところを見ないといけないのか、同居予定日が近づいたときに困らないよう、
事前に内見の練習をしておきたいと考えていました。

2.不動産屋のLGBTQ+への理解度の確認

LGBTQ+へのヘイトクライムは以前よりは少なくなっていますが、
まだまだ同性パートナーにはまだまだ理解を得られないことが多いので、
実際はどうなのかを体感してみたかったのです。

3.部屋への許容度確認

サイトで物件の写真を見るだけでは感じきれない匂いや明るさなど、
言語化しきれない感覚を実際に同じ部屋を見て共有したいと思います。

4.住む街の雰囲気をつかむ

歩いてみて初めて住みやすい街なのか、雰囲気を一緒に感じるためです。
わたしの職場中心に考えられる分選択肢が多いので、
住む地域を絞り込められればと考えていました。

5.親睦を深める!!!

これが一番です。遠距離だとなかなか直接会うのも大変なので、
長い時間一緒に過ごしてたくさん話して今より仲良くなりたい!
内見もできて一石二鳥!

それでは早速本題に入ろうと思います。

1日目:大手不動産屋で内見

以前の引っ越しで利用したことのある大手不動産屋を予約し伺いました。
事前に条件にあう物件を12件メールでお送りし、
募集中かつ当日内見できる物件を確認してもらっていました。
当日に内見できるとご返信いただけたのは4件でした。

いよいよ予約当日。
店舗に到着すると女性2人であることに驚かれました。

よくよく考えるとメールでお伝えしていたのは「2人」であることだけで、
性別までは伝えておりませんでした・・・。

メールでは内見可能と聞いていましたが、
その場で不動産会社さんからオーナーさんに電話し、

(不動産屋)「ルームシェアだけど大丈夫ですか?」

との確認をされました。

その結果、4件あった物件は2件になりました。涙

ひーん;;涙

一人暮らしの内見でも、当日になった他の方からの申し込みが入ってしまったりすると、すぐに物件は見れなくなってしまうので、内見直前にオーナーさんに電話確認することは一般的だと思うのですが、ルームシェアであることで内見すら許されないのかと悲しくなりました・・・。

道中、不動産会社さんと色々お話する中で、
同性でのルームシェアが避けられやすい理由も聞いてみました。

友人同士だと声が大きくなりやすい、友達を呼んでパーティされるのでは、
けんか別れのリスク、とのこと。

「それって男女のカップルでも同じじゃないーーーー!?!?」

正直、納得いく回答ではなかったです。

恋愛関係のある男女だって、けんかして別れて退去となる可能性もあるし、
友達呼んで大騒ぎすることもあるでしょうよ・・・。

そもそもの母数が少ないから信頼度も少ないというのはまあ分かります・・・。
多様な家族の形がもっと認められる世の中になってほしいですね・・・。

とはいえ、拒否されたのはオーナーさんなので、
不動産会社さんに文句を言っても仕方ない・・・。

諦めて残った2件を見に行きました。

今回見ることができたのは、どちらも築年数がかなり経つところで、
どうしても水回りに古さを感じてしまい、
2人とも住むのは厳しそうという結論でした。

けれど、
各自の個室の音の確認をしたり、エアコンがつけられるか確認したり、
家具の置き方のイメージを共有してみたり。互いの水回り等の許容範囲を確認したり。
2人で一緒に物件を見るのは楽しかったです。

内見を終えた後は、居住候補地の駅周辺を散策し、
スーパーなどの生活圏の確認を行いました。

最寄り駅が地下鉄ということもあり、
駅がある通りは車通りの激しい大きい道路。
道の反対側に行くにも、長めの横断歩道または歩道橋を渡らないといけません。
スーパーも小さく、自炊へのハードルが高くなりそうで、
住むには少し苦労しそう・・・という結論になりました。

現代はグーグルマップもあり、家に居ながらも街の写真を見ることはできますが、
交通量や、街の音、スーパーの充実度など、実際に行かないと分からない雰囲気もあると実感しました。

・・・そうです。1日目は失敗に終わりました。

散歩して見つけて良い感じのお店で、
おいしい夜ご飯を食べて、気を取り直しつつ、
2日目の作戦会議をし、1日目は終了です。

2日目:OHEYAGOで内見

1日目で事前にパートナーと話していた居住候補地を歩いてみて、
私が今住んでいる環境の生活しやすさに改めて気づき、
一度パートナーにも来てもらうことにしました。

2日目は事前の内見予約をしていなかったので、
シェアハウス経験のある友人に教えてもらった「OHEYAGO」というサービスを利用することにしました。

OHEYAGOというのは、不動産屋に赴かずとも、
スマホひとつで最短30分後に内見を申し込めるサービスです。

物件間の移動は自分たちでになるので、(不動産屋ならば車送迎有)
距離の離れた物件を同日に見るには体力が必要になりますが、
不動産会社を通さないため、内見前にオーナーさんに確認されて、
同性同士のルームシェアであることを断られることはありませんでした。

1日目の夜ご飯中に予約しておいた2件をまわり、
どちらもお風呂に古さは感じつつも、間取りや各自室の音の聞こえ方、
キッチン等には満足し、ここなら住めそう!と思える2部屋で、
昨日のがっかり感とはうらはらに、新生活へのわくわく感を取り戻せました!

内見後、街を散策し、スーパーやご飯どころを見て回り、
街はパートナーにも気に入ってもらえました。

私が好きな街をパートナーにも褒めてもらえて嬉しかったです^ ^
居住地としては、私が今住んでいる街が最有力候補となりました。

パートナーの帰り時間が迫り、
アイスを食べながら互いの繁忙期を確認したり、
仕事に影響出ず引っ越せるタイミングの確認をしたり。
次回の電話予定も決めて、2日目も終了です。

内見その後・・・

帰宅し、メールを確認するとOHEYAGOからの連絡が。

「今回ご内見いただいた物件ですが、ルームシェアは不可とのことでございました。」

ひーーーーーーん;;;;;涙

世知辛い!!!!!

今回内見した時期は、物件の動きがおとなしいので、
そもそもの物件数が少ないというのもあるのかもしれませんが、
全滅となってしまったことにはかなりショックを受けました。。。

今回の敗因としては、「友人関係」での同居、というのが大きかったと思います。

「二人入居可」と「ルームシェア可」の罠

お部屋を調べるにあたり、「二人入居可」という条件で調べていましたが、
こちらは親族や夫婦(場合によってはカップルも)での同居が想定された条件のようです。

友人関係でとなると、条件としては「ルームシェア可」にあたり、
「二人入居可」よりも間柄の自由度が高まるようです。

OHEYAGOさんには、ルームシェアが不可とされる主な理由として、
パートナーができた場合や何らかの理由で一人になってしまった場合、
早期解約や滞納などのリスクがあると教えていただきました。

「「「パートナーができた場合」」」

私と彼女の関係は、恋愛関係ではなく友情関係なので、
不動産屋さんたちには「友人」と称しましたが、
私はアロマ?自認のため、外での恋愛もしないだろうし、
可能ならば老後まで一緒に戦い抜きたいと思っている。

同居に向けての真剣度をきちんと伝えて
友人同士の軽いノリでのルームシェアではないことを理解してもらえれば、
「二人入居」の壁を乗り越えられるのでは?と思えてきました。

とはいえ、入居希望者の想いまで、
丁寧にオーナーさん・管理会社さんに説明してくれる不動産会社さんは
かなり少ないと思います。

今回は、不動産業界のLGBTQ+への理解度を確認するために、
大手を利用してみましたが、難しさも感じたので、
今後本格的に物件探しをするときには、
LGBTQ+フレンドリーな不動産会社さんの利用も検討しようと思います。

定期異動の多い4月や9月にあわせて物件の動きも増えるようなので、
引き続き物件探しは続けていこうと思います。

何事も経験してみないと分からないですね・・・。

内見は残念な結果となりましたが、
住みたいエリアは決まったし、パートナーと東京観光したり、
長く一緒に過ごせてたくさんお話しできたし、
とても有意義な時間だったので良しとします!!!!!

ほんとうに引っ越したいタイミングでこの結果だったら、
どうにもならなかっただろうと思うので、
まだ時間がある「今」、同性同士での同居の難しさを知ることができたのは
良かったのかもしれません。

難しさは充分理解したので、これからはもっと調べて勉強して、
パートナーと力を合わせて対策していこうと思います!!!

すでに同性同士で生活されている先輩方、ぜひお知恵をお貸しください!

また進捗があったらnoteで書こうと思います。
(いつかこのnoteが誰かの役に立つ日が来たらいいな)

最後まで読んでいただきありがとうございました!

あまいおやつを買ってしまいそうですが、サポートいただけたらとても嬉しいです!🍰🍭🍫🍪🍮