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【企画参加】大事にしていたから大切なものに変化する話/基礎や地道な練習で培われるもの♡

松下友香さんの企画に参加します。
よろしくお願いします。


#大事にしていたから大切なものに変化する話

ヴァイオリンのレッスンに関するお話が中心ですので、サラッとお読み頂ければ幸いです。

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私が現在ヴァイオリンを楽しめているのは、手前味噌ですが、ある程度基礎をしっかり学んだ事が大きかったと思っています。(だからといって、難曲が弾けるとかいう事では全くありません。)

固定記事にも書きましたが、
ヴァイオリンとの出会いは、長男が中2の時の文化祭でした。その時にたまたま聴いた生のヴァイオリン の音色に魅了され、老後にやりたい!と思った3年後位に、グループレッスンから始めていました。

グループレッスンに1年8ヶ月通い、もっとしっかりやりたいと別の教室の個人レッスンに変わったものの、そこの先生は、いい歳したおばさん(私の事です。当時40代)がそんな真剣にやってどうするの?適当にやってりゃいいじゃない?という主義の方。初級の教本1冊を1度の授業で終わりにされたり(あり得ん〜)適当に猛烈なスピードでレッスンは進んで行きました。

違う!私はもっとちゃんとやりたいんだ。1曲をもっと丁寧にじっくりやりたい。音階や練習曲など基礎練習もしたいのだと直訴。
そしたら先生、「ふぅん。」と不思議そうなお顔をされてましたが、これ以降ようやく音階教本など使って教えて頂けるようになりました。
しかし相変わらず指導は適当で
モヤモヤしながら、でも辞めるには至らず数年通いました。

母の死を言い訳にその教室を辞め、新たに街の音楽教室(大手ではないところ)の個人レッスンに通い始めた私。
そこで出会った先生が、お人柄も教え方も最高に良く、その先生のつてで今のオケに入れてもらえる事になりました。(11年前当時全然弾けなかったのに。)

先生は私より3歳上。
可愛らしくて笑顔が素敵で、人の悪口を絶対に言わない方でした。私の事も全て肯定してくださる方で、だけど指導は大人だからと馬鹿にせず、妥協せず、何度も何度も同じ事を指摘してくださりとても丁寧にご指導頂きました。
やがて慣れてくると雑談も増え、それがまた楽しくて。レッスンを終えるとヴァイオリン背負ったままスキップしながら家路につく日々でした(嘘ですよw)

その大好きだった先生は、3年ほど前にご病気で他界されてしまいました(T . T)

その先生の教え方を簡単にご紹介します。
レッスン時間45分を効率的に使い、
セブシック→音階→練習曲→発表会の曲 という順番。

【セブシック】
基本技術を習得するための教材。
1回1小節ずつ。音符1個ごとに弓を返す→スラー2個、4個、12個と増やしていきます。

【小野アンナ音階教本】
その時やっている曲の音階を練習します。これも音符1個ずつ→2個スラー→4個スラー→12個、24個と増やしていきます。

【練習曲集】
これまで3冊学習しました。
「カイザー」=ポジション移動なしの曲集。カイザー終了後、
「ドント」「クロイツェル」へと進み、クロイツェル27番を練習している時にコロナ禍となり、正直ここから上を目指すのもしんどくなって来たのと経済的な事も考え教室を辞めました。
教室では、ずっと中級だったのが上級に無理やり?進級となりレッスン代が跳ね上がった事も原因のひとつでした。

最後に取り組んでいた練習曲

【曲】
発表会で弾く曲などを練習します。

最後に練習していた
バッハ ドッペルコンチェルト3楽章の最初のページ
難しかった💦
終わらなかった💦


今はのんびり、オケの曲だけ練習する日々ですが、それもいいかな。

繰り返しになりますが、
私にとってヴァイオリン 生活がなくてはならないものになったのは、
やはり基礎をしっかり学んだ事が大きかったかなと思います。
もちろん、先生のご指導、家族の理解、仲間の存在などがあってこそここまで来れた訳ですが。
自分がどんな風に取り組みたいのかがわりと速い段階で明確になっていたかもしれません。
真剣に学びたいという姿勢があったからこそ継続でき、その結果、ヴァイオリン がかけがえのない大切な宝物になったように思います。

本来は、何より、音楽を楽しむことが目的なわけだけれど、楽しめるようになるためには、ある程度負荷をかけて地道な努力を重ねる事が不可欠であり、漫然と弾いているだけでは楽しめる域まで達する事はないのではないかと思っていました、ウクレレを始めるまでは(え、、)

ウクレレは、全く違うスタンスで取り組んでおります。^^;
基礎練などいっさいしてなくて、ひたすら好きな曲を弾くのみ^^;
だから、人前で弾けるような腕前には全く到達出来ていないしこれからもできないけどそれでいいやと思っています。まぁ、それも時と場合により真剣に取り組む事があるのかないのか予定は未定ですが今のところはそんな感じで、でも充分楽しめています。面白いものです。

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友香さんのお陰で、深く振り返ることができました。いつも本当にありがとうございます❤︎

最後にオマケ

小野アンナ音階教本の小野アンナさんはソ連のヴァイオリニストなんですが、あの オノ・ヨーさんと血の繋がっていない元親戚。
ヨーコさんは、アンナさんの別れたご主人の姪御さんなんですって。
へぇ〜🔘

小野アンナ様


本日も、長文にお付き合い頂き
ありがとうございました❤︎