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いつもありがとう🌼

中学3年生の夏

塾から夜おそく帰ってきて
玄関のとびらを開けると、
そこにはとても小さな子犬が
とことこと歩いていた。

その光景が目にとびこんできた瞬間、
わたしはこれは夢なのではないかと思い、
思わず開けたとびらを閉めてしまった。

なんで、家の中に子犬がいるんだろう。

恐る恐るもう一度とびらを開けてみると、
そこにはやっぱりかわいいかわいい子犬がいて、
わたしのことを玄関で待っていた。

お母さんとお姉ちゃんの一目惚れによる、
とんでもないサプライズだった。

生後2ヶ月半でわたしの家にきた
その子犬の名前は“みるきー“になった。

見た目が黒と白の牛もようだったため、
うし→みるく→みるきー
という流れでこの名前に決定した。

そんなみるきーは、わが家に来た時は
とっても小さかったにもかかわらず、
たった2、3週間で
みるみると大きくなっていった。

何かがおかしい。

こんなにすぐ大きくなるなんて。

そして、わたしたちは
大変なことに気がついてしまった。

なんと、1日分のごはんを間違えて
1回分であげてしまっていたのだ。

つまりみるきーは、1日に3日分のごはんを
食べていたということになる。

それはこんなにすぐ大きくなるはずだわ。。笑

このことは家族のだれも
気がついていなかったため、
早めに気づくことができて
ほんとうによかった。

しかし、それからというものの
みるきーの食欲はどんどん増すばかりで、
止まることを知らなかった。

そりゃあいままで1日に3日分の
ごはんを食べていたのに、
いきなりその3分の1の量になったら
お腹だって空くよね、と思い、
わたしの家族はみんな、ついつい
みるきーにおやつをあげたりしてしまう。笑

そんなみるきーは今日8歳の誕生日を迎え、
ということはわが家にやってきてから、
もう約8年の月日が経ってしまった
ということになる。

ほんとうにはやい。はやすぎる。

それでもあいかわらず、わたしの家族はみんな

「みるき〜〜!!♡」

と外出先から家に帰ってくるたびにさけぶのだ。

そしてみるきーはいつも玄関まで走ってきて、
そんなわたしたちを迎えてくれる。

ほんとうにみんな、
親バカならぬ、犬バカなのだ。。笑

でもわたしはそんな様子を見て、
あ〜〜平和だなあと、いつも心がほっとなごむ。

みるきーにはこれからも、
ずっと元気でいてほしい。

これからもずっと、
家族のアイドルなんだろうなあ🐶♡

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