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教育・育児のこと

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たくさんの子どもに関わる日常から、これからの子育てや教育に必要ではないかと思うことを、お届けします。
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2020年9月の記事一覧

「子育て」をする意味

「子育て」をする意味

皆さん、考えたことあります?子育てをする意味について。

結構考えるんですよ、私。どんな時に考えてるかというと、そう、体調の悪い時です笑

体調の悪い時って、何もしたくないし、何も出来ないじゃないですか。せめて子どもの為に何か…と思っても、何も出来ない。

そんな時、「あ、もしかして、こういう時のために子育てしてるんじゃない?」って思ったわけですよ。

いやいや、違いますよ。親が倒れた時助けてもら

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子どもに関わる仕事とファッション

子どもに関わる仕事とファッション

教育、保育業界では、ファッションについてはあまり語られていないと思います。むしろ、教育に携わる側は、暗黙の了解でフラットな感覚が求められており、無難で清潔感がある装いや、子どもと一緒に直ぐ動けるような服装が一般的になっているのではないでしょうか。

実際、教員時代に学校の教育現場でわっと思うような個性的で目立つファッションの先生はいませんでした。若い先生でこそ今風なスポーツブランドのジャージなどを

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性善説では語れない

性善説では語れない

Twitterにすごくキツイことを書いた

これって、こうはっきり言語化するしないは置いといて、子どもにかかわる仕事をしている者にとっては実は暗黙の了解であったりする。というのも、学級崩壊してしまったり、子どもに馬鹿にされて無視されたりする…と悩む同業者について、本人に言わないものの、「やっぱり…そんな感じする…」感は否めない。大人であるからこそ、やってはいけないことだから無視もしないし馬鹿にもし

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子どもの主体性をなんたらかんたらの話

子どもの主体性をなんたらかんたらの話

子どもの主体性を伸ばそう育もう等、声高らかに謳われるようになって久しい。

なので、子どもの主体性を伸ばそうとあれやこれやとやってあげている、やらせている親御さんや先生もたくさんいらっしゃるだろう。

しかしながら、この「やってあげている」「やらせている」が大変クセ者なのだ。

まず、「やってあげている」はもう違うよ、だいぶ。

子どものやりたいことを、全て出来るようにやってあげている。例えば、祭

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誰かのために作るということ

誰かのために作るということ

子どもたちに、モノづくりを教えることがよくある。

自分のための作品作りにおいても大切だけど、特に誰かのために作る作品には必要不可欠な心掛けについて、語りたいと思う。

私は元々美術の教師なので、「子どもに作品をつくらせる」まではよくやるし、割といい物を作らせるんじゃないかと自負している。

が、今回の話は、その作品作りを少し超えたところの話。

「誰かを思って作る」作品には、例えば、皿や時計等の

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「美しい」とは

「美しい」とは

「美しい」というのは、絵画などの芸術作品だけではなく、所作やビジネスにも形容される。

いわゆる「美意識」というものがビジネス界隈で取り沙汰されて記憶に新しい。美意識って、この文章を読んでくれているあなたも持っているだろうか?

この美意識。教育にも大切なものだと考えて、この文章を書くことにした。

直接的に「美に対する意識」だけでなく、仕事するにおいて、ここだけは気をつけている…とか、片付けはこ

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仕事ってなんだろ。

仕事ってなんだろ。

ある日、ある少年と仕事について話をする機会があった。

私は、どんな仕事をしている人に対しても、「それが仕事でしょ?」とか、「好きでやってる仕事でしょ?だったら我慢しなよ。」と言う人が好きじゃない。

そんなことを私が少年に対して言うと、「違うよ、あの人たちは好きで選んでその仕事をやってるんだから良いんだよ。」というニュアンスの言葉を返してきた。

確かに職業選択の自由はある。だから、好きでやって

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