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京都ライター塾最終回 新規仕事を得るために 

先日、京都ライター塾6回目の講義を受けた。
京都ライター塾とは、フリーライター歴17年の江角悠子さんが主宰されている、「ライターになって幸せになる」ことをゴールにつくられているライター塾だ。
今まではオンラインだった講義だが、最後である6回目は受講生が京都に集結し、対面での講義だった。
最後のテーマは「新規仕事を得るために」。実際にライターとして活動していくために、とても大切なテーマだ。




フリーライターのメリット、デメリット

どんなに憧れた仕事でも、必ずメリット、デメリットはある。
フリーライターのメリットは、仕事の環境や、時間管理、仕事の内容など自分で選べることにある。また江角さんは会社に依存しないこともメリットの1つだと言われていた。会社はクビになったら終わりだ。なので会社員はクビにならないように、渋々残業をしたり、上司に気を遣う場面は多い。しかし、フリーライターになると、今の仕事がなくなると終わりではない。行動次第では次があると思えるため、必ずしも今の仕事に依存する必要はなくなる。もちろん次の仕事を見つけるために、行動することは必要だが、自分の頑張り次第で、自分の希望する仕事ができる可能性もある。「フリーランスになり、生きる力がついた」とも江角さんは言われていた。

しかしもちろんデメリットもある。
会社員は、固定の収入があるが、フリーライターは収入が不安定で保証がない。江角さんはフリーライターになった後、会社員に戻ったこともあると言われていた。またフリーライターは1人で作業する孤独感もある。そのため、SNSなどでライター仲間を見つけることで、孤独感を軽減するなど工夫も必要だ。

以上がフリーライターのメリット、デメリットだ。それらを踏まえて、自分に合った働き方を見つけることが必要だ。

仕事を依頼してもらうために

仕事をただ待っていても、依頼されることは少ないだろう。仕事を依頼してもらうために自分で行動する必要がある。
今回の講義で教わった、仕事を依頼してもらうためにできることは以下のことだ。
・公式サイト(ブログ)を持つ
・誰かに紹介してもらう
・企画提案(営業)する

公式サイトを持ち、ブログ記事を書くと文章を書く練習になるのはもちろん、どのくらい文章が書けるか、どんな記事が書けるのか見ている人にわかるため、仕事を依頼したい人が頼みやすい。
さらに、公式サイトがあれば、誰かが自分を紹介する場合にサイトのURLだけ送れば実績を伝えられるため、紹介してもらいやすい。自分を紹介してもらうために、紹介しやすい人になっておくことが大切と江角さんは言われていた。
また一緒に仕事をしたいと思う人になることも紹介してもらうために必要だ。
文章力だけではなく、締切を守ったり、返事が早かったりと基本的なことはもちろん、一緒に仕事をして楽しい人になると、相手からまた一緒に働きたいと思ってもらえることが多い。
仕事の内容や質はもちろん、人間力も大切である。

そして自分が好きな仕事をするために、自分がしたいことを先に発信することも必要と言われていた。江角さんは、「暮らし」についての記事を書きたいと思っていたが、全然依頼がないと悩んでいた時期があったそうだ。周囲に相談をすると、江角さんの公式サイトに「暮らし」についての記事が全くないと指摘され、そこから「暮らし」についての記事を発信するようにしたら依頼が来るようになったそう。
自分の公式サイトやSNSの発信などが、周囲からどのように見えるのか、客観的な認識を考える必要があると言われていた。


いざ、仕事となったときに気をつけること

仕事の依頼が来た時、お互いに気持ち良く働けるよう、条件を先に確認する必要があると言われていた。特にお金に関しては、とても聞きづらいと思う。江角さんがフリーライターになりたての頃は、お金について聞くのはタブーである雰囲気があり、振り込まれてから金額を知ることもあったそうだ。しかしそれでは、先行きが見えないまま仕事をしなければならず、心が疲弊してしまう。なので、どのくらいお金が入ってくるのか、いつ振り込まれるのか、取材にかかるお金は出るのかなど、詳しく確認することで自分の安心につながる。
自分が金銭面で疲弊しないために、自分の基準を持っておくことも大切と言われていた。
原稿料は何文字でいくらなのか、取材はいくらなのかなど、自分で基準を作る。それをあらかじめ公式サイトで提示しておくと、見ている人が仕事を依頼する時の参考にもなる。またやりたい仕事なのに、金銭が自分の基準に達しない時、基準があると交渉しやすい。
江角さんはそれまで興味があっても単価が低く断っていた仕事も、交渉することで単価を上げてもらえ、気持ち良く仕事ができるようになったと言われていた。


感想

会社員として、今まで受け身で仕事をしていたが、フリーライターとして生計を立てるためには能動的に動く必要があることがわかった。これらの説明を聞き、大変だなと感じたが、見方を変えると、働き方や内容、金額などを自分で選べるということだ。これが自由なのだと思う。

また今回は初めての対面での講義であった。オンラインでももちろんたくさん学べるし、交流する時間もあるのだけど、対面となると相手の空気感が直接伝わって、気軽に声をかけられるので、より楽しく学べる時間を過ごすことができた。

今回で京都ライター塾の学びは終わりだが、江角さんや同じ講座生など、今後もお互いに応援しながら活動できたらと思う。3ヶ月ありがとうございました。

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