見出し画像

子供の成長を感じた習い事


①2歳で始めた習い事とは


お子様をお持ちのみなさん、
お子様はどんな習い事をしていますか?

もしくは、どんな習い事を
これから始めたいと考えていますか?

「子供の習い事」について
考え始めたのは
息子が2歳の時でした。

0歳2カ月から保育園に通っていて
言葉が増えてくるにつれ
先生や他の園児とコミュニケーションを
取ることができるようになって

お友達と過ごす楽しさを
知り始めてきたころ引越しが決まり、

保育園を退園して新しい土地での
生活が始まりました。

まだ友達もいないので、
同年齢の子たちと集団で
触れ合う機会を作ってあげたいなと
思っていました。

引っ越す前に参観した生活発表会では
歌に合わせて楽しそうに楽器を
たたいたり、踊ったりする姿があり
先生から練習の時もノリノリだった
ことを聞いていたので

音楽に関する習い事で
同年齢の子と楽しめるものが
見つかるといいなと考えていました。

「〇〇市(住んでいる地域)」×「2歳」×「音楽」

「〇〇市(住んでいる地域)」×「2歳」×「ダンス」

で検索したところ、

「ヤマハ音楽教室」が出てきました。

②ヤマハ音楽教室との出会い


ヤマハといえば「エレクトーンかピアノ」
というイメージをもっていましたが
2歳向けのコースだと
それらに触れることはなく、

曲に合わせて手拍子したり、
歌ったり踊ったり
跳ねたりと体でリズムを感じながら
親子で「音楽」に親しむ
という内容のようでした。

「ピアノを専門的に習わせたい」という
よりは

保育園生活で楽しんでいた歌やダンスを
これからもやらせてあげたい気持ちが大きく

ヤマハ音楽教室の2歳コースは
その思いが叶えられそうだと
感じました。

③入会は親の意向強めで決めた

体験レッスンに参加し
本人が楽しんでいたこと、

担当の先生にも
男の子がいらして、(同じく3月生まれ、1人っこ)男の子の心理を
理解されているので頼もしく感じたこと、
などを夫に話したところ

「本人がやりたいんだったら、いいんじゃない?」と言われました。

本人に
「こないだ歌と踊りをしたところ、
また行きたい?」というような
質問をしたところ「行きたい」と答えたので、

本人がやりたがっているものと認識しました。

中には「ピアノを習いたい!」「スイミングに通いたい」と2歳でも主張できる子がいるかもしれません。

お友達や上のきょうだいが習っていて
「私もやりたい」
という意志が出てくるのだと思いますが

息子は一人っ子で、しかも
2歳になったばかりでしたので、
習い事に対する本人の意思、というものが
育っていなく

このような質問で確認するしか
なかったのです。

「音楽に関するものを習わせてあげたい」
という私の感情や思いのほうが、
正直なところ勝っていたと思います。

それは夫も分かっていて
ヤマハ音楽教室に入会後、
ことあるごとに
「レッスンに行くのを嫌がっていないか」
「本当にやりたがっているか」
気にしてよく私に聞いていました。

本人がやりたくないものを、
親の希望で無理にやらせることは
良くない。本人がやりたいことを
するべきだと強く思っているためです。

わたしもそれには同感で
「本人がやりたいこと」を
やらせてあげたいです。

しかし本人から「やりたい」という言葉が 
出てくるのを待っていたら、
時期を逃してしまうのではないかという思いが
あって、

ことさら音楽などの習い事は
早くスタートするほうが後に
大きく伸びるのではないかと考えて
2歳という年齢でのスタートとなりました。

今後、本人が嫌がり始めたら
無理して続けさせるようなことは
絶対にしないようにしようと
夫婦で決めています。

④【2歳】親子でヤマハのレッスンを楽しむ


夫の心配をよそに息子は
ヤマハ音楽教室のレッスンに
毎回たのしく参加していました。

親もレッスンにつきそうので
わたしは近くでその様子を
見ていました。

体を動かすのが好きな子なので
広い教室に輪になって座り、
音楽に合わせて

フラフープの中にリズミカルに出入り
したり

親子でフラフープの前後をつかんで
音が鳴っている時は走りまわり、
音が止んだら急停止したり。

じっと座っているレッスンでなく
歩く、走る、止まる、ジャンプする
といった動きがたっぷりあることが
良かったのだと思います。

一緒にレッスンに参加して
終わる頃にはわたしまで汗をかいていることも
ありました。

先生は乗せ上手で5人の2歳児を惹きつけて
くださり、毎回盛り上がって
大笑いして、レッスン後は爽快感がありました。

逆にこういったレッスンなので
ピアノがやりたい!という思いで
入会してきた生徒さんにとっては
すこし期待と違ったようで、
ほかのピアノ教室に移っていくことが
ありました。

わたしたち親子は週一回のヤマハのレッスンや、
レッスン前後に先生やコースのお友達と話す時間が待ち遠しかったです。

そしてコースに入会して迎えた
息子の3歳誕生日当日は
偶然レッスンがある日でした。

その日のレッスンの中で先生が
グランドピアノでハッピーバースデートゥーユーの曲を弾いてくださり、みんなが歌ってくれるのを息子を膝にのせて聞き入りました。
とても嬉しくて感動して、涙が出そうでした。

ピアノが弾けるとこんなふうに人を感動させられるのだと思いました。

⑤【3歳】入会して一年。人前で歌ったりエレクトーンに触れたり。


そして入会から一年がたち進級すると
親子でエレクトーンの前に座って前を向いて
レッスンを受けるスタイルになりました。

ちなみに進級の前に、続けたいか本人に
聞いてみました。

迷いなく「続ける!」と答えるので

「ほんと?」と何度も聞いたり

「直ぐ決めなくていいからね」と言い
二、三日後にまた聞いたりしました。

やっぱり続けるとのことでした。

進級するとタンバリンやカスタネット
などの楽器に触れる時間が少し増えて

その年の終わりにやっと
エレクトーンに触れるようになりました。

それでもまだ本格的なエレクトーン演奏の
指使いは習うことなく、

鍵盤を触る時も手をグーにして
エレクトーンの音色を動物の鳴き声に設定して
遊んだりするくらいでした。

楽器演奏より、まずは歌をしっかり歌えるようになることや

音を聞く耳を育てることを大切に考えているから、そのようなレッスンにしているとのことでした。

そして3ヶ月に一度、教室で
歌の発表会があり、
1人ずつ前に出てみんなの前で
一曲歌う機会がありました。

恥ずかしそうにしながらも
歌い終わると満足そうにニコニコして
他の子が歌うのを楽しそうに聞いて
拍手をおくったりしていました。

⑥【4歳】エレクトーンのレッスンで学んだこと 


一年がたち、いよいよエレクトーンを使ったレッスンが本格的に始まりました。

進級時に
これからは楽器を演奏する時間が増えてくること、楽器を演奏するということは、習ったことを家で復習しなくてはいけないことも伝えました。

その上で本人が続けたい
と決めたので継続することにしました。

最初は「ド・レ・ミ」の音符だけを
使った曲をゆっくり習っていきます。

エレクトーンにはたくさんのボタンやスイッチ、
液晶画面がついているので息子は触るのが楽しくてしかたないようで

「まだ触らないでね」という先生の指示にも
うずうずしています。

先生がお話をしているのにエレクトーンのほうを見ていて、よく注意されていました。

私からも「やめなさい」と言っているのに
エレクトーンを触り続けたり
お気に入りの曲があると、他の曲の説明の時に
それを弾いてしまうこともありました。

他の子の迷惑になるので注意しましたが、
内心では、まだ4歳だし、
エレクトーンが好きだからこそ弾きたくて体が動いてしまうのは仕方ないかな、と甘く考えていました。

何度も注意することによって
エレクトーンが好きという気持ちを
失わせてしまうのは可哀想だとも思っていたのです。

⑦個人面談で知った楽器演奏のきびしさ

その年の夏休みに面談があり、先生から

「ヤマハのグループレッスンでは
音楽を学ぶことと同じくらい
社会性と協調性を身につけることを
大切に考えている」

「今のうちに人のお話をしっかり聞いたり、
やりたくても、気持ちを抑えて待つというルールをしっかり守れるようにならないといけない」

「自分が音を出すのを楽しむだけではいけない。
周りのお友達の音をしっかり聞くことが大切」

ということを本人に繰り返し伝えてください、
とのご指導がありました。

2歳の時からお世話になっている先生ですが

エレクトーン演奏が始まって、子供に対する目が急に厳しくなったように感じ、驚いたのを覚えています。

歌ったり踊ったりする子供たちをみて
「あら可愛い」「すごいわ〜」と何をしても
ニコニコ褒めてくれていた先生と同じ人物と思えないほどでした。

楽器を習得するということは
気楽なことではないのだと
面談を通じて痛感しました。

先生の厳しさも楽器演奏の
上達を願ってのことですので
ありがたく受け止めました。

入会当初は
「みんなで楽しく音楽を習えればよい」
と思っていたのですが、

気づけば二年経ち、
エレクトーンなどの楽器をやるには
親が半端な気持ちではダメだと気付かされました。

それからというもの、本人の楽しんでいる
気持ちを壊さないように注意しながら

「楽しんでいるのはいいけれど
先生のお話や友達の音をしっかり聞くことが
大切だ」ということを、

レッスンに向かう前に毎回、
伝えるようにしました。

すると、聞くべき時に話を聞くことができるようになってきて

先生からの問いかけへの
リアクションも良くなるなど、

レッスンに対する積極性が出てきました、

発表日の順番決めでは
「僕が1番目に弾きたい」と言い出したのには
驚きました。

⑧初めてのミニステージ

その年の10月、通っている楽器店のホールで
ハロウィンコンサートがあり、参加することに
したのですが

参加申し込みにあたり、曲目を決める必要がありました。

本人に何を弾きたいか聞くと曲名でなく

なんと「10曲弾きたい!」と答えました。

まだ10曲もレパートリーがなかったので、
習った曲のうち、
例えば「だいすきなパン」という
曲なら、黒焦げパンをイメージして黒鍵だけで弾いたり、ふわふわの軽いバンをイメージして、高いところで弾いたり、

「すてきなくつやさん」という曲を
きつい靴、大きい靴をイメージして高さを
変えて弾くことにしてなんとか10種類の曲を
用意しました。

制限時間は5分でしたので
何分かかるか試したところ、10曲弾いても
制限時間に収まりましたので
10曲の予定でエントリーしました。

ちょうど数字に興味がでてきたころで
「10」という数字が好きだったので
「10曲ひく」ということが本番に向けて 
楽しみなようでした。

本番では無事に10曲弾くことができたのですが、
1曲終わる度に会場のみなさんが温かい拍手をしてくださり、そのことが嬉しかったようです。

先生も見にきてくれていて、
「すごいね!10曲弾けたね!!」と思い切り
褒めてくださいました。

この日、初めてのミニステージで
10曲弾いたことが
ピアノを弾くことの自信につながったようです。

⑨初めてのスランプ。そこからの脱出方法。

しかしせっかくピアノを弾く楽しさが分かってきたのに、
片手弾きから両手弾きに進んだ時に
スランプに陥りました。 

左手と右手で違う動きをするのが難しいようで
失敗すると、悔しさから泣いてしまうこともありました。

自宅での練習でも、両手の練習は避けていました。

そこでなんとか前向きな気持ちに変えられないか考え、ある日息子を誘って、前に行ったことのある高輪ゲートウェイ駅に出かけることにしました。

そこは新しくできた山手線の駅で
たくさんの電車を見ることのできるデッキがあり、素敵なストリートピアノがあるのです。

まずはベンチに座り、息子の大好きな電車を
窓から一緒にぼーっと眺めて時間を過ごし

すこし経ってから

「ピアノのことだけど、、、

片手の曲も初めは弾けなかったけど、
練習してハロウィンステージでは
10曲も弾けたよね!かっこよかったよ!

だから練習すれば両手で弾く曲だって
10曲弾けるようになるってママは信じてるよ」と
伝えました。

それを聞いて息子はなにか考えているようでしたが、

少しすると、

「じゃあ、弾いてみるよ」と言いました。

そして2人でストリートピアノに向かうと、
息子は自分からピアノの前に座って、
苦手な両手で弾く曲を弾き始めました。

すると少しつっかかったものの、
ちゃんと両手の指を動かして最後まで弾くことができたのです。

勇気を出しておそるおそるピアノに
その小さな両手を置いたとき、
大きな壁を本人が乗り越えた瞬間を
感じることができました。

その日の夜は、「よし100回練習するぞ」
と宣言して両手の曲をたくさん弾きました。

この日の経験から、わたしはピアノという習い事によって、

ピアノが上手くなること、ではなくて
「出来ないことも、何度も練習すれば必ずできるようになる」ということを息子が感じてくれたらいいと思うようになりました。

そして、これから成長し新しいことにチャレンジするときに失敗をおそれない心で立ち向かってくれたら嬉しいです。

⑩【5歳】習い事の今後について考える


現在、ヤマハの幼児科2年目になる息子ですが、
来年4月にはヤマハ音楽教室の幼児科が
修了します。

2歳から入会し、素敵な先生や
グループレッスンの仲間と出会いこれまで
楽しく通い続けることができました。

これからもヤマハ音楽教室に通いたいと
本人は言っています。

ヤマハ音楽教室の入会を
決めた時は、まだ2歳だったので
当時の本人の意志は半分くらい。

でも、今は
本人の中にもピアノに対する想いが
芽生えてきているように思います。

どんな風にピアノを続けいきたいか、
あと半年のあいだに一緒に考えて
決めていきたいと思います。

ピアノを弾いている姿が
可愛くて、、私は息子の弾く音が
好きです。

正直なところ、これからももっと聞いていたいです。

けれど、もし今後ピアノ以外のことを
始めたくなった時には息子の選んだもの
を応援したい気持ちがあります。

何をやりたいと言い出すか、楽しみに
待っていようと思います。
(あまり口出ししないように、自戒をこめて
宣言しました)

最後に。
習い事との向き合いかたについて
興味があります。

楽器でもスポーツでも、
スランプを乗り越えた
経験談などありましたら、ぜひ
教えてください。




この記事が参加している募集

子どもの成長記録

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?