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芸術論what’sArt?

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読書メモ【脳は美をどう感じるか】著者 川畑秀明氏

読書メモ【脳は美をどう感じるか】著者 川畑秀明氏

脳は美をどう感じるかーアートの脳科学
著者 川端秀明氏

p8より一部抜粋
「優れた芸術家は作品を通して、鑑賞者に時代を超えて何らかのメッセージを、そして彼ら自身のん心(脳)の中にある美を伝えようとしてきた。あたかも、最先端技術で解き明かされつつある脳の仕組みや働きを、何十年、何百年も前に生きた彼れが知っていたかのように。その直感は優れた芸術家ほど確かで見事だ。」

p17〜18
【知覚心理学「ト

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読書メモ【脳は美をどう感じるか ーアートの脳科学 】川畑秀明氏

読書メモ【脳は美をどう感じるか ーアートの脳科学 】川畑秀明氏

静止した世界である絵画に動きを感じるのは何故なのだろうか。美術を鑑賞する時、人の脳はどのような変化が起きるのか。アートによって生じる対話とは何か。
今回は脳科学からアートを分析について調べてみました。

p54
「絵画に描き出されたのは静止した世界のはずだが、その中に動きを感じるのは、脳の中にものの動きの処理に関わる部分があり、その部分を働かせようとする画家の意図がもたらしたものなのだ。

では美

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【アートはなぜ人類にとって必要か?】多様な意見を覗いてみませんか。

【アートはなぜ人類にとって必要か?】多様な意見を覗いてみませんか。

【アートはなぜ人類に必要か?】問いに対して多様な意見をいただきました。

蛯原侑子さん
デザインが課題の解決を目的とするのに対して、アートには目的などなく表現だと思います。心に思ったこと、感じたことなどを、言葉や音楽、絵画などの方法で表すことは、ありのまま生きることに繋がるのではと思っています。制作中無心になりゾーンに入る感覚は、マインドフルネスでは得難いです。私自身時折制作にこもる時期があります

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アーティストの役割とは、思いやりや愛などを形にすることだ。

アーティストの役割とは、思いやりや愛などを形にすることだ。

アーティストの役割とは、みんなが思っているけど形にできないもの(思いやり、愛、相手に寄り添う思い、真心)を具現化すること。心を形にすることがアーティストの役割。普通人はそれができない。口でいうことはできるが、形にすることができていない。

今はアーティストがその役割を担いきれていないから、日本人的感性(真心、愛、思いやり)を理解できてない人が増えている。
芸術は社会の写し絵だと思う。アートとものづ

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読書メモ【孤独がきみを強くする】著者 岡本太郎氏③

読書メモ【孤独がきみを強くする】著者 岡本太郎氏③

読書メモ、印象に残った言葉

純粋な心をごまかさない
「この世の中には、いい加減なことがいっぱいある。不純なものと純粋なもののふたつの対立で成り立っているんだ。世の中の不潔なもの、不純なものと、よほどの精神力をもって対応しないと、自分の純粋さは保てない。不純のなかでどう自分の純粋さをコントロールしていくか。純粋な心をごまかさないこと。自分自身の、ユニークなつらぬき方を見つけ出してほしい。」

読書メモ【孤独がきみを強くする】岡本太郎氏②

読書メモ【孤独がきみを強くする】岡本太郎氏②

読書メモ 特に印象に残った言葉

p127
【計算を超えた無目的の闘いが生きがいだ。】

「人間がほんとうに生きるというのは、環境に迎合したり、安易に受け入れられたり、好かれたりすることではない。

世の中でいう成功とは、むしろ絶望とおなじだ。

計算を超えた、無目的の闘い、あらゆる対象への無条件な挑戦を続けることが、人間的であり、生きがいだ。

そこに芸術がある、

しかし、いまんは芸術までが政

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読書メモ【孤独がきみを強くする】著者 岡本太郎氏①

読書メモ【孤独がきみを強くする】著者 岡本太郎氏①

読書メモ 特に印象に残った言葉

p195 【死ぬのもよし、生きるのもよし、すべて無目的、無条件】
この世の中で自分を純粋につらぬこうとしたら、生きがいに賭けようとすれば、かならず絶望的な危険を伴う。

「死」が現前する。惰性的に過ごせば、死の危機感は遠ざかるだろう。だが虚しい。

死を畏れて引っ込んでしまっては、生きがいはいなくなる。

今日ほとんどの人が純粋な生と死の問題を回避している。

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読書メモ【愛する言葉】岡本太郎氏 岡本敏子氏

読書メモ【愛する言葉】岡本太郎氏 岡本敏子氏

読書メモ【愛する言葉】印象的な言葉
岡本太郎氏 岡本敏子氏

「恋愛だって芸術だって、おなじだ。一体なんだ。全身をぶつけること。そこに素晴らしさがある。」

「美談でもないし、恋でもなかったかもしれない。ただ、本当に、好きで、好きで、好きで、好きで、なんでもやってあげたい。」

「みんな生まれたときは芸術家なんですよ。人間同士としての誠実さの中で、すくすくと育った子どもたちは、人生においても、恋愛

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芸術は人の心に火をつけるもの/池永寛明さんのお話を聞いて学んだこと

芸術は人の心に火をつけるもの/池永寛明さんのお話を聞いて学んだこと

過去未来現在、本質は変わらない。変わるのは道具だけ。

過去・未来・現在ではテクノロジーの変化が大きく、時代が大きく変化していると思います。道具の発展は目覚ましく、私達人間までもが変わっているかのように感じます。

でも実は、人間の本質って本当は変わっていないのです。

芸術とは人間の本質を捉えるものであり、人の心に火をつけるもの。今はVRやARなど様々なテクノロジーによる芸術が生まれていますね。

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目に見えないものを目に見えるようにしてきた日本人

目に見えないものを目に見えるようにしてきた日本人

あなたにとって芸術とは何ですか?

私の恩師の方はこう言いました。
「芸術とは目に見えないものを目に見えるするようにするものである。心に火をつけるのが芸術だ」と。

目に見えないものを目に見えるものにするのは、日本人の特性でもあるのです、全部描かなくていい。そもそも全部など描けるわけではない。
ミニマリズムで大切なのは、目に見えないものを見えるようにすること。
本質をいかに伝えられるか。そこに尽き

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私の宣言‼️アート業界に感じた強い違和感と私の使命!

私の宣言‼️アート業界に感じた強い違和感と私の使命!

今のアート業界って、プロセスが軽視されていると思うのです。

絵画を人が購入するまでに、作家の生き方を知る事や生い立ちを知るというプロセスが大事だと思うのです。

今は、絵画は売れない。絵画を買ってくれ。という場面はよくありますが。その中間の「絵画ができるまでのストーリー」が伝わっていないと思うのです。

購入の意思決定をするまでに人は「何故この絵画を買いたいのか。何故この作家でないといけないのか

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「藝術は、無意識に対して働きかける」

「藝術は、無意識に対して働きかける」

思考とは、既存の言葉により可能となる。言葉があり、思考が成立する。

だが、私は今「言葉」「概念」として成立しているものは、実は世界のごく僅かであり、言語化できているものは氷山の一角だと思う。

意識できているものより、無意識が私たちの世界に強く影響を及ぼしている、私はそう思っている。

私は藝術とは、無意識にアプローチするものだと思う。

既存の言葉では説明し得ない、言葉が足らない。そんな世界を

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再分配としてのアート

再分配としてのアート

そもそも、「世界のわずか1%の超富裕層の資産は、残り99%の資産より多くなっている現実がある」って時点で現在の経済システム明らかに、富の再分配に失敗していないだろうか?おかしいと思いませんか…?

そんな状況、いやその前提においてさ、
何が正しいって言うんだよ、と正直思ってしまう。

前提条件が狂っている中で、闇雲に頑張るの?


全体像、構造を把握した上で、いかに再分配の仕組みをつくるかじゃな

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【私は1000人に向かって問いかけた。 何故アートは世の中に必要だと思いますか?】前編

【私は1000人に向かって問いかけた。 何故アートは世の中に必要だと思いますか?】前編

私は1000人に向かって、問いかけた。

「何故あなたは、アートは世の中に必要だと思いますか?」

アートが世の中に必要な理由は人それぞれだと思う。

だが、様々な方が考えるアートの存在意義を知ることにより、アートに関心を持つ人が増えるのではないか、そう思い1000人に問いかけた。

今回は前編として、一部紹介させていただきます。

ハリントン クリスさん

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