【お題:デジタルバレンタイン】究極の推し活
ある大企業が喋れるフィギュアを作った。
生成AIに既存のアニメキャラのセリフや趣味、行動パターンなどを全て学習させ、自立型のAIとフィギュアを組み合わせて『完全なアニメキャラ』を作り上げた。
これにより、大人気アニメのキャラと本当にコミュニケーションが取れるようになった。
誰かが作ったセリフではなく、そのキャラ自身が考えて話したり感情を表現したりする事ができるのだ。
もちろん動くこともできる。
そのフィギュアの発売日がバレンタインデー前日だった事もあり、お店の前ではオタク達が列を成していた。
無事に手に入れたオタク達は自分の推しキャラがどんな風にチョコを渡してくれるのか胸を踊らせながら当日を迎えた。
すると、アニメキャラ達は一斉にこんなチョコをオタク達に渡してきた。
『私はお前らのペットじゃない』
こうして、AIが搭載されたアニメキャラに人権はあるかないかの議論が幕を開けたのである。
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