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フランスの大学院システム、授業内容、インターンについて

今日の記事は私の大学院のシステムや、私がそこで何学んでいるか?の話。

私の行っている領域はÉcologie et développement durable という持続可能な発展、環境マネジメントに関して学んでいます。

フランスの大学院は2年間で、私は一年目は一般的なフランス人が行くフランス語でのコース、2年目はインターナショナルの英語で受けられるコースで学んでいます。

一年目は、私以外は全員フランス人なので、めちゃめちゃ大変でした。。。
今年のインターナショナルコースは7人しかいないのですが、私以外にもネパール人とカメルーン人がいて、あと4人はフランス人という構成です。


さて、私は大学院で主に以下のことを学びました。

  • 環境毒生態学

  • 生物生態学

  • 生物多様性リスク

  • 環境マネジメント

  • サーキュラーエコノミー

  • 環境法

  • 持続可能社会発展(SDGsや環境問題の歴史)

  • 地質、水文学

  • QGIS

  • 英語

一年目は統計学等もありました。授業はチームワークで課題に取り組み、プレゼン発表することが多い。討論することがめちゃくちゃ多い。

これらの科目に加えてインターン(stage)かAlternance が必須です。alternanceは一年もしくは2年契約。stageは、一年目は最低1ヶ月、2年は4ヶ月〜6ヶ月インターンしなければなりません。

去年のインターンでは温室効果ガス排出量の計算、今年は企業のCSR評価であるEcovadisでメダルを取ることを目標に会社でのESG推進活動に携わっています。
去年は1ヶ月で良かったところ、大学院が始まる前の夏にインターン先が見つかったので、alternance 的な働き方で、10月から3月までは約2週間おき、4月から7月上旬まではずっとインターンで働きました。今年も大体同じ感じ期間は10ヶ月くらいあるけど、実質働くのは約120日ほど。

インターンはフランスの企業で行うので、去年も今年も全てフランス語で行なっています。だた、去年は論文と口頭試問もフランス語でしたが、今年は、それらは英語です。
日本でも、大学院で行なっていた研究の論文を日本語で書いているので、今年の英語で論文書いたら、3つの言語で論文書いたことになります😂


私は日本の大学院でも環境問題について多少はやっていたのですが、専門は分子生物学って感じだったので、環境マネジメントに特化した科目は興味深かったし、EUレベルで環境問題、sustainable developmentに関する法律や取り組みが進んでいるので、それらを学べて面白かったです。
あとはディスカッションをする機会がいやでも多かったので、色々考えさせられました😂

ちなみに私のフランス語力も英語力ですが、めちゃくちゃ高いわけではない。

フランス語に関してはネイティブと会話してて分からない表現は常にあるから、その度にそれどういう意味なん、って都度聞いてる。
フランス語レベルはC1くらいなのかと思います(一応フランス語で大学院一年修了しているので)。
修士が終わって時間できたらDALF C1挑戦したい!



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