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【レビュー】相手にダメージを与える可変 - 2021 J1 第26節 浦和レッズ vs サンフレッチェ広島

この記事でわかること

・浦和の2つの可変システム
・広島を分断させる3バック
・広島の攻撃を封じるタスク割
・現実的な逃げ切り策

中断期間のコロナウイルス、怪我人、連戦と、厳しい条件の中で迎えたホーム広島戦。

天候もかなり蒸し暑く、時間の経過とともに運動量が落ちてしまうのは仕方ない試合でもあったと思います。

その中でも浦和は広島の特徴を捉えたうえで「可変システム」を採用。最後はしっかり逃げ切って大きな勝ち点3を獲得しました。

常日頃からリカルドが発信している、「相手にダメージを与える」ためのサッカーを攻守ともに展開できていたのではと思います。

この試合に向けて準備した浦和の戦術と、逃げ切りのために施した手当てを中心に振り返っていきます。

弱点を突く可変システム

リカルドのサッカーを見るうえで、フォーメーションの数字ありきで認識することはあまり現実に即さないと思いますが、便宜上記載すると、4-4-2でショルツが左SBに入るような布陣でした。

これまでの試合ではここから移動して立ち位置を取っていた浦和ですが、この試合においては少し違うシステムでした。

攻撃の時は岩波・槙野・ショルツが3バック気味となり、守備の時は関根がSHとWB的な役割を兼任することが特徴的でした。

なぜこの形だったのかというのは、相手を見る必要があります。

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