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講演会「定時制高校の子どもたち~荻窪高校の取り組みから」2023.8.27.

「誰も置き去りにしない教育を考える会」主催の講演会

この夏、「誰も置き去りにしない教育を考える会」主催の講演会に行ってきました。

日時 : 2023年8月27日(日) 14時~16時
場所 : 武蔵野市西久保コミュニティセンター
講師 : 瓦田尚先生(都立荻窪高校教員)

「ミモザの花~子どもの不登校を考える会」も共催させていただきました。(宣伝・告知しただけで、ほぼ、何もしていない……)
当日ちょっと、椅子を運んだくらい^^;

東京都立荻窪高校の取り組み 不登校・外国ルーツの子ども・発達障害

講演は、瓦田先生が荻窪高校で取り組んでいる
「不登校」「外国ルーツの子ども」「発達障害」
についての内容となりました。

荻窪高校は、昼夜間定時制高校として
上記の内容を中心にさまざなことに取り組んでいます。

・ユニバーサルデザイン指定校
・別室指導推進授業の指定校
・校内カフェ
・フードパントリー(食品の無料配布)
・子ども食堂との連携……

などなど、本当にいろいろな活動をされています。

小学校・中学校を管轄する区や市よりも、都立高校を管轄する東京都の方が進んでいるのかもしれません。。。

過酷な環境にいる高校生たち

荻窪高校に通っていた生徒さんの実例もいくつかお話いただきました。

定時制高校では、就学支援金を利用している家庭も多く、
親が外国人のため、困りごとを抱えている子どもも多いそうです。

かなり過酷な環境にある子どもたちもいて、
聞いているだけで涙が出そうになり、本当に考えさせられました。

恵まれた環境でも社会とつながれないのはつらい……

過酷な家庭環境にある子どもたちの事例からすると
「ミモザの花」に相談にくるご家庭は
ある意味、恵まれているのかもしれません。

一方で、厳しい家庭環境でも「外に出て働く」という
パワーがあるのはやっぱりすごいことだと思うし強い生命力も感じます。

恵まれた家庭環境にいても、外に出るパワーがないのは
やっぱりつらいことだと思います。

「生きる力」は社会とつながることで湧いてくると思うと、
どうしても社会とつながれない状況で生きているのは
本当に苦しいことだと思うのです。

大人ができることをしなければいけない

いずれにしても、子どもがつらい思いをするのは
理解のない大人のせいだと思います。

つらい思いをしている子どもがいることを知っている私たちは、
大人として、できることをしていかないといけないと改めて思いました。

大変な状況を、ユーモアたっぷりにお話される瓦田先生のお話に
癒された人も多いと思います

先生たちの中にも、第二第三の瓦田先生が
たくさん出てくるといいなあ、と思いました。

そして、評判がよかったみたいで、今後、継続してイベントを行うようです^^


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