見出し画像

zoom講演会「自己肯定感を温め、自分らしく生きていくために大切なこと」2023.9.8.

「夢中教室」辻田さんのzoom講演会

「ミモザの花~子どもの不登校を考える会」主催のzoom講演会を開催しました。

「自己肯定感を温め、自分らしく生きていくために大切なこと」
講演 : 不登校児向けのオンライン家庭教師『夢中教室』
  代表 辻田寛明さん
日時 : 2023年9月8日(金)19時~20時30分

オンライン家庭教師 夢中教室

「夢中教室」の辻田さんは、もともとインドネシアの貧困研究をしていたそうです。
インドネシアの子どもたちが、貧困の中でも生き生きしているのに対して、日本の子どもたちの元気がないことに気づき、問題を感じたのだそうです。

確かにユニセフの調査でも、日本の子どもの「幸福度」は、
先進国38か国中、37位という結果が出ています。https://www.unicef.or.jp/library/pdf/labo_rc16j.pdf

世界の中でも環境的には比較的恵まれているはずの日本で
この状況は、本当に悲しいことだと思います。

子どもが幸せに生きることがゴール

夢中教室では、教科学習にこだわらず子どもの「好き」に注目して
それを深めることを中心に子どもと関わっているそうです。

学校へ行くことがゴールなのではなく、
子どもが幸せに生きることがゴールという考え方です。

こういう考えを持って、実際に子どもに接してくれる大人がいるのが
とてもありがたいと思います。

・大人と子どもでは視点が違う
・幸せは本当は身近なところにある
・自分らしく生きるにはどうしたらいいのか
・観察力と傾聴力を持って子どもと接する

……など、聞いていて納得する話ばかりでした。

まずは、子どもが安心感を得られること。
それから、楽しい→できる→達成感
を経て、自信を持って物事に取り組めるようになる、というステップで関わってくれるのだそうです。

うまくつながれると子どもにとって、とてもプラスになると感じました。

周囲の人や保護者ができること

ミモザの花に協力してくださっている方々は、
みなさん、そのようなステップで子どもたちに関わってくれています。

保護者自身もこういう姿勢で子どもに関われるとよいな、と思います。

そして、保護者のできることは、こういった大人のいる場所へ
子どもを導くことなのかな、と思います。

もちろん、それが教育サービスに限らなくてもよいし
友達だったり近所の人だったりバイト先だったりしてもよいと思います。

ただ、そこへ行くまでに何年かかるかわからず、
うまく出会えるかもわからないのが難しいところなのだと思います。

それまで待ってあげることや、
その期間をできるだけ楽しい気持ちで過ごしてもらうことが
親のできることなのだろうなと思います。

自己肯定感「高める」ではなくて「温める」

自己肯定感を「高める」ではなくて
「温める」というお話も、素敵だなと思いました。

寒いときには温まればよい、それ以上はいらない、と考えているとのこと。

保護者は、ついつい「それ以上」を求めてしまいがちなのかもしれません。

そんな風に、子どもを見守っていけるといいな、と思える、
温かいお話でした。



よろしければサポートをお願いします。NPO設立に向けて使わせていただきます!