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日本の公立小とマレーシアインターの違い~ママから見た子供の様子~

2023年8月に移住をしてくる前は、日本の公立小学校に通っていた子供たち。この記事では、日本の公立小とマレーシアインターの日常生活にフォーカスをあてて、組織への貢献を学んでいる瞬間を記録したいと思います。

組織への貢献を「役割」で学ぶ日本と自分の「存在」で学ぶインター

マレーシアに来る直前に上履きカウント係とダジャレ係を担当していた長男

上履きカウント係とは、クラス全員が帰った後、下駄箱の中に残る上履きのかかとがきれいにそろっているかチェックをして、何人がきれいにできて、何人ができなかったと先生に放課後報告する係(そんな係あるんだ!とびっくり)みんなが帰るのを待ってから数えて、先生に報告するため、帰りはほかの子より少~しだけ遅くなり習い事に遅刻しそうになる日もあったけれど、係だから帰りが遅くなるのは仕方ないと納得して係を担当。

そしてもうひとつのダジャレ係。これは毎日ダジャレをひとつ、朝の会で発表するという係。この係のためにダジャレの本から好きなものを抜き出して自由帳に書いたり、自分でダジャレを考えて「ねぇねぇ、これおもしろい?」と聞いてきたり。真面目。
担任の先生には、「みんなの前でダジャレを発表します!と言ってから言えるなんてなかなかのメンタルですよ」と言われたけれど、たぶんその気持ちはなくてただみんなに伝えたいという気持ちだけだったと思う(笑)

ひとりひとりに役割が与えられて、「個人の役割」から「責任」を学び、自分が組織への貢献していることを学んでいるなと感じていました。

一方、マレーシアのインターナショナルスクールでは、日本の「係」みたいなものはありません。個人が組織に貢献をするのは係ではなく校内生活での自分の評価が組織への貢献となります。それがハウス制度です。

ハウス制度

いわゆるハリーポッターの寮のポイント制度と同じです。(個人的にはさすがイギリス系!ハリーポッターと同じだ!と聞いたときにテンションがあがりました笑)

我が子たちは幼いのでまだ寮には入っておりませんが、すでに各寮が割り振られています。ちなみに兄弟は同じ寮生になります。そしてこの寮は生涯変わることがなく、もしイギリスの本校に行ったとしても寮は同じです。

学校では、サッカーなどのスポーツ、掛け算テスト、テーマが与えられて絵を描くといった様々なコンペティションが常に行われており、その成績優秀者にポイントが与えられます。自分たちのハウスが今何点か・・と子供たち同士で話をしている様子を見ると気になっているのだと思います。(ハリーポッターの映画のように大きな点数をドーンともらったり引かれたりすることはなく、もらえるのは1人1ポイントずつのようです)

コンペティションで成績優秀者は、表彰状がもらえ、全校生徒の前に表彰されます。そして、その表彰者のハウスに1ポイントが与えられ、現時点でのハウスのポイントが発表されます。

これをコンペティション毎に行うため、「自分の学校生活が評価される」とハウスポイントがもらえ、「ハウス(寮)に貢献できる」ことを体感している様子です。

まとめ

子供たちの学校、日本の公立とマレーシアインターの違いをまとめてみました。
日本の運動会などは個人の成績がチームのポイントになるので、一概に係だけで組織への貢献を学んでいるとは言い切れません。今回は日常生活においてのお話をまとめてみました。違いがある、違いに気づくのって楽しいですね。


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